バイクと自転車と本と
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手術後初のモトクロスとブランク

3/1に鎖骨のプレート抜釘手術をしてから初のモトクロス。

完璧にボルト穴が塞がるのが3か月くらいとされているらしいが、もうよしとした。

 

その間もオンロードバイクは頻繁に乗って、

ロードバイクもやって、

縄跳びでトレーニングしてたから、運動はけっこうしてた。

 

特にガレージで夜やってる縄跳びは、

二重飛びが安定して100回飛べるようになると、掛けられる負荷がけっこう高く効果が短時間で高い。

 

多分、100回で1分くらいだと思うけど、

イメージ的に400mダッシュした後みたいな心拍になってる。

ロードバイクだけだと、モトクロスで使ってる瞬発的な力はなかなか鍛えられないけど、

この2重飛びは結構良いトレーニングかもしれないと、

今日2か月ぶりのモトクロスで思った。

 

 

最近のカワサキグリーンは晴れの中で映える。

 

長く走るのはもちろん無理なんだけど、

本気で走ろうと思ったときに意外と走れた。もっと動かないだろうと想像してた。

 

 

今年はこれでまだ3回しか走ってないけど、

走っていない間にストリートファイターV4で峠を走っていたときの感覚が、意外と活かせるような気がする。

 

オンロードバイクの舗装路での動きは、モトクロスでいえば外乱のない理想状態に近い。

あれでバイクの動きの理想が頭にあって、

それをオフロードにおいても近づけるにはどうすればいいかという視点。

 

特にフロントブレーキでフロントタイヤのグリップを直接制御している事実は、

もっとモトクロスの場でも意識したい。

 

あと今さらだけど、ドアノブ握りも重要だなと思った。

ドアノブ握りで、適度な肘角度が作れてハンドルコントロールの余裕度が生まれ、

さらにアクセルの開けやすさの確保、

それと強制的に上体と胸の位置が良い感じになって、

加速時、減速時どちらも安定しやすい。

 

峠走ってても、特にイン側のグリップの握り方と肘角度、頭の位置に気を付けていた。

セルフステアっていうけど、

オンロードもオフロードも、ハンドル操作はこじらない程度には積極的に自分で制御すべきではないか。

 

 

それにしても、やっぱり久しぶり過ぎて疲れた。

たぶん下半身や体幹は大丈夫そうだけど、

腕まわりの筋肉痛が酷そう。

 

GWに連ちゃんで走れるように、4月のうちに有休も使って走ってある程度戻そう。

 

 

ストリートファイターV4の峠走行と698Mono

先週金曜にストリートファイターV4にロッソⅣコルサを履かせてから、

今日で4回目の峠。

 

既に3年半12000kmも走っていて、今さらあらためて峠でのライディングで色々試したい衝動。

 

今日はDES(ドカティ・エレクトロニック・サスペンション)のOn/Offの違いを試してた。

 

何となく、DESはオフにして、自分が決めたマニュアル減衰の方が走りやすい。

セミアクティブサスがどんな風に減衰特性をリアルタイム制御しているか体感よく分からないが、

Offの方が強めにブレーキで入っていったときの初期旋回とそのあとの2次旋回で曲がりやすいような。

 

それにしても、

マニュアルで伸び縮みの前後設定をディスプレイ上で操作出来るのは楽でいい。

バイクから降りて、いちいちドライバーで、何回転戻しで、、、などとやらなくていい。

明確にディスプレイに数値として出るので間違いもない。

 

結局、

減衰はかなりソフト寄りで落ち着いた。

モトクロスもそうだけど、多少大袈裟に前後ピッチングで動いてくれる方が荷重制御しやすい。

自分の体重が軽いことも影響してるかもしれない。

 

走ってる峠は今までツーリングでたまに通過するくらいだったけど、

こう頻度が高いとだんだんレイアウトを覚えてきて、

あの看板の少し先、あの道路の亀裂あたり、などとブレーキングポイントを明確に定め出して、

段々とサーキットを走ってるときの心理になってきたので、今日で止めることにする。

 

 

帰りにこの週末だけディーラーに展示しているハイパーモタード698Monoを見てきた。

 

現物は本国仕様の904mmシート高バージョンで、日本登録されるのは40mmダウンバージョンのみになる。

跨った感覚で、KTM690SMC_Rより多少足つきが良いような気がする(数値上は690が892mm)。


自分の身長161cmだと片足つま先になるけど、

多少、サグで初期沈み込みを調整すれば、特に問題なさそうだった。

日本仕様だと、かなり楽な足つきになるはずだけど、

サススプリング自体がショートバージョンになるので、果たして走行性能にどんな影響があるんだろうと疑問。

ただ、

モトクロスやエンデューロと違ってモタードなら、ショートサスが必ずしも悪影響にはならないかもしれない。

押し引きした感じ、サスは相当柔らかい。

このピッチングの軽やかさは、低速からウイリーコントロールが楽そう。

 

日本で売れるかどうかは、やはりネックは値段。

何から何まで新規設計だから、やっぱり182万円はしょうがないのだろう。

日本には値段が高いバージョンRVEから入ってきて、ノーマルは受注対応のようだ。

 

エンジン回りの造形はDUCATIらしいぎっしり詰まった感があって良い感じ。シュラウドなどのプラパーツはちょっと安っぽく見えて、

最新のモトクロッサーよりもチープ感があるのが少し気になった。

 

RVEだとグラフィックが付くので印象は変わると思う。

赤のモタードってだけで、ただでさえ派手なのに、RVEバージョンは目立ちそう。

おじさんが若作りファッションしてるかのような、年齢不相応なギャップがあって抵抗ある人もいるかもしれない。

自分はそういうの気にしないけど、それぐらい若々しいデザインのバイクだと思う。

 

 

峠で走ったら丁度良さそうだけど、

今のストリートファイターV4でも十分過ぎるほどに挙動がクイックで楽しめているので、

買う気になるかは微妙。

このV4の2速で回していった時以上に気持ち良いエンジンはそうそうない。

 

試乗車が来るそうなので夏に乗ってみたい。

1万rpm以上回るビッグシングルは乗ってみないと分からない。

バイク三昧の週末

2016年から乗っているこのロードスター、

通勤で使わなくなったここ3年ちょっとの用途として気に入っているのが、

金曜夜のちょこっとドライブ。

 

最近、3速5000rpm台のエンジンフィーリングが気持ち良いことに気付いた。

200psクラスのバイクと比較して絶対的に速さはないはずのこのロードスターだが、

なぜかスピード感は十分で、不満が出ない。

 

何度か売却を考えたことがあったけど、何だかんだと長い付き合いになっている。

いつまで乗るか分からないけど、たまに乗ると癒される存在。

 

 

土曜。

H2SXで福井の三方五湖方面へツーリング。

ツーリングで観光客や家族連れの多いスポットには近寄らないが、

あまり混んでなさそうな博物館は好きだ。

それもアカデミックに寄るほど、人が少なくなっていく、要するに人気がないので、

今回行った年縞(ねんこう)博物館は良いところだった。

 

朝一でレインボーロードを快走してから、9時台に入ったときは人がほとんどいなくて、

案内の人の解説を自分一人で聞いた。

自分ひとりなのに、わざわざイントロとして概要を解説してくれたので最初は少々恥ずかしかったが、

いくつか気になったことを質問することが出来て良かった。

解説の人はどこかの研究員か元大学教授みたいな人だったので、割と突っ込んだ疑問にも応えてくれた。

この水月湖年縞という世界的に有名な「歴史のものさし」の研究は、

自分の母校である立命館大学の教授が中心らしく、少し親近感がわいた。

 

併設の縄文博物館の方はもう少しビジュアル的に目を惹く展示。

太古の人類の素朴な暮らしに少し憧れを感じたが、

一方で、衣食住は意外と凝ったところがあり、

土器にわざわざ意匠的な工夫をしたり、アクセサリーがあったりすることから、

意外と単に生きる以上の余力があり、文化的な暮らしがあっただろうことを想像すると、

そこには単純な力の優劣以外の複雑なコミュニティも間違いなくあったろうし、

しかも強力に閉鎖的な生活環境を考えると、今よりよっぽど人間関係で面倒くさそう。

やっぱり現代だなぁと、近くのきららの湯という温泉に入りながらぼーっと考えた。

 

 

日曜。

朝からストリートファイターV4Sで鞍掛峠。

モトクロス行こうか悩んだけど、抜釘後の再骨折のリスクを考えて1.5か月程は間を空けることにした。

冬季明け初の鞍掛峠は路面が普通にキレイでかなり走りを楽しめた。

路面状態が悪く、通年で落ち葉などで汚れている鈴鹿スカイラインよりこっちの方が好き。

 

このストリートファイターV4、去年車検を通してもう3年半になるが、

ほんとに走っていて楽しいバイクだ。

何度も書いているが、ここまで公道で楽しめるバイクは絶対レアだと思う。

H2SXも良いバイクだけど、ストリートファイターV4の前ではライディングの楽しさは遠く霞む。

少し尖った面があるから万人に最適とはならないかもだけど、自分にはぴったり嵌った感がある。

 

走行距離は12000kmを越えて、2回目のロッソコルサⅡのスリップサインが残り僅かなので、

新しく出た後発のロッソⅣコルサをディーラーに注文した。

工賃込みの8万円ジャスト。用品店ではなく正規ディーラー価格としてはかなり頑張っているはず。

それでも数年前と比較してほんと高くなった。

 

 

午後はロードバイク(自転車)でトレーニングして、あとはゆっくり休んで休日は終了。

 

週末が晴れのおかげで、

モトクロス出来てないけど、それ以外でやりたいことが全部出来てけっこう満足。

 

冬の夜ツーリングに思うこと

土日が雨予報となっている金曜は気分が上がらない。

ただ、

金曜は夜まで晴れている。

なら、夜走ってみるかと19時に家を出た。

 

夜に爆音のストリートファイターV4は迷惑なので、静かなH2SXで。

 

操作性の悪い冬用グローブが嫌いで、

普通のレーシングレザーグローブを通年使っていて、冬はグリップヒーターで凌いでいる。

 

気温が5℃前後ならそれほど寒くないんだけど、

やっぱり0~2℃くらいになると手が痛い。グリップヒーターが追い付かない。

 

峠を何個か経由して走ろうと思って家を出たが、

山に入る以前に0℃の電光表示板を見て、リスクもあるし、ちょっと萎えたので町の方へ。

 

ローカルな道は2℃ないのに、町中に入ると5℃くらいまで気温が上がっていて、

寒くなったり、暖かくなったりを繰り返した。

 

 

クルマのいない真っ暗なローカル道でフロント上げようとすると、

寒すぎるせいもあってリアスリップしてあまり巧くいかない。

そもそも、やっぱりトラクションをコントロール出来てなくて、

何となくフィーリングで操作していて、リアグリップを感じて操作できていない。

これぐらいで上がるだろみたいな、なりゆき任せの操作。

 

オフロードと違ってリアグリップを探るのが難しい。

 

バイク巧くなりたいなぁと、帰ってきてガレージで考える。

 

 

早くモトクロス復帰したいけど、

鎖骨の抜釘後はどれぐらい期間空けたらいいのか分からない。

確実なのは3か月だけど、そんなに必要ないと思ってる。

かといって、1か月でいいんだろうかと。

軽くスリップダウンで転んで、ちょっと上体を打ち付けて、それだけでピキっと折れたら嫌だ。

 

プレートを固定していたスクリューホールが8か所、穴の径は約2mmでけっこう太い。

仕事で構造解析をやったりするので、

こういう穴が8か所空いてたら、応力分布どうなるんだろうと会社のPCで解析してみたいと思ってた。

実際はやらないけど、

穴の周囲に赤く応力集中する画が想像できる。

 

再骨折はやったらダメだ。

 

 

バイク巧くなりたいなぁと、あれこれ楽しく考えるときと、

ただの趣味でなんでそんな深刻そうに悩むの?みたいなときと2種類あって、

なぜか今は後者の気分。

 

別に若いから無理できる、歳取ったら無理ができないってわけでもないと思うし、

いつだってやる意志次第なんだけど、

やる気と自分の体力とか技術が嚙み合わなくて大惨事にならないかと不安になる感覚。

これはモトクロスを始めた25歳から今に至るまで、

たまにだけど確実に定期的に襲ってくる。

 

バイク続けるのが何となく怖くて、限界を感じて挫折する将来のイメージ。

これ以上自分は何も向上しないと、勝手に思い知ってしまわないか不安。

自分でうまく整理できない感情だけど、

もしかしたら、

ライディングに興味を失った後の生活を思うと、やっていけるのかっていう不安かもしれない。

他にそこそこ楽しめることはあるけど、そこそこなので。

 

色々ストレスたまる仕事生活の中で

支えになるものは複数持っておかないと危ないなと思う。

 

冬ツーリングと今年気になるバイク

鎖骨抜釘手術後の抜糸は今週の木曜なので、

まだ温泉には入れない。

 

この日曜がもしかしたら冬らしい冬の最後っぽいので、

できれば温泉ツーリングしたかった。

 

一年を通して、冬にバイク乗るのが好きだ。

 

冬の一番いいところは、

クルマが少ないこと。

 

春は桜、夏はキャンプやレジャー、秋は紅葉、

他に重要文化財系のスポットへのルートや、

登山客など、

バイク乗りが走って楽しい道は彼らと被ることが多い。

 

冬はそうしたクルマが激減するので、自分のペースで走れる。

寒い中で入る温泉も勿論良いんだけど、

行楽シーズンより客数自体が温泉も減るので、

いつもより静かに入ることが出来る。

 

街から近い有名な温泉は、むしろ行くところがなくて冬も客数は多いイメージ。

一方で、

寒い山地の中にあるような温泉は、この季節かなりゆっくり入れるので好き。

 

道路上は溶けてるけど、それ以外は残雪で白い景色になった閑散とした山道を淡々と走る。

冬はツーリングに良い季節だと思う。

 

空が澄んでて山がくっきり。

手術後の初バイクは軽くて乗り慣れたストリートファイターV4Sで。

 

 

JSB1000でDUCATI水野選手が今シーズンを期待させる走りで2位を獲得、

これを見届けて昼から走りはじめたので、短時間のツーリングとなったが、

今回はいつもと違うルートを開拓できた。

 

最近乗り始めたH2SXがスムーズな直4エンジンなので、

このV4エンジンはメリットデメリット含め性格が大きく異なるため、

3年半経っても、今また新鮮な気持ちでライディング出来ている。

 

本当に素晴らしいエンジンだし、このバイク好きだなぁと心から思った。

 

今年のDUCATIはモタード698が少し気になってるけど、

このストリートファイターV4以上の楽しさはないんじゃないかなぁと予想。

 

ただ、デスモドロミックのシングルエンジンというのが気になっている。

同じV4でも、

通常バルブスプリングのムルティストラーダV4のグランツーリスモエンジンと、

パニガーレやストリートファイターV4のデスモドロミックエンジンは大きくキャラクターが違う。

グランツーリスモエンジンは名機とはとても呼べないと元ムルチ乗りとして思う。

 

デスモドロミックで出し切ってるエンジンパワーの楽しさが、

シングルエンジンでも発揮されているなら、それはすごく楽しいバイクになってそう。

ピークパワーが9750rpmでレッドは1万超え。

 

250モトクロッサーがだいたい13000rpm以上回ってることを考えると、なかなかの高回転。

シングルエンジンは上までキレイに回ってると楽しさが全然違う。

トコトコ系も良いんだけど、モタードとしてはどこまで伸びやかなエンジンなのかが肝だと思ってる。


 

あとは値段。

150万円くらいで出ていれば、日本でもけっこう流行りそうだけど、

上記写真のデザインモデルで182万円。

ここが最大のネックだろう。

DUCATIとしては安価だけど、気軽に乗りたいモタードでコミコミ200万円はやはり人を選ぶ。

 

自分史上で最高のバイクであるストリートファイターV4乗りとして思うのは、

そのエンジン技術系譜に連なる698モタードにはどうしても期待してしまう。

 

多分いつか出るだろうSバージョンが出るころに乗りたい。

骨折後の抜釘手術はした方がいいのか

去年の5月末にモトクロスのジャンプで前転して、人生初の骨折をした。

 

鎖骨は3ピースに折れ、他に肋骨6か所、肩甲骨も、

悪いことに肺挫傷を起こしてすぐに手術はできず、

ドレナージという胸から管を通して穴の空いた肺を強制的に膨らませて治療する処置が必要だった。

入院は結局11日。

 

あれがもう10か月も前。

 

鎖骨に入れたチタンプレートは最初違和感があったが、

もう最近は入れてることを意識することがあまりないほど慣れたものだった。

ただ、

リュックを背負うときや、薄着のときのシートベルトが当たるときとか、

存在を感じることはたまにあって、

抜かない場合はこれが一生続くことになる。

 

鎖骨のところを12~13cmくらい切る手術なので、

術後はけっこう痛くてしんどかったのを覚えてて、

抜く手術をまたやるのが億劫で、少し悩んだ。

 

欧米では抜かない人が多いと聞くが、

高齢になったときに、衰えた骨とプレートの相性とかどうなんだろう、という疑問があって、

しかしこの疑問の完璧な答えはなさそうだと分かり、去年末には抜くことに決めた。

 

先週金曜に手術して、10か月体に入っていたチタンプレート。

 

手術は医師的には外すだけの作業なので、入れるときより圧倒的に楽とのことだったが、

患者的にはけっこうな痛みを感じる手術だった。

 

今回も局所麻酔でやったけど、

骨には麻酔は効かないらしく、ビスを抜く作業に振動や力が伝わって鈍痛があった。

手術時間自体は1時間ちょっとだけど、8本もあるから入れたときより長く感じた。

 

全身麻酔でやる方が多分一般的なんだろうけど、

局所麻酔のお手軽さは医師だけでなく、患者にも身体的な負担は間違いなく少ないので、

術中の痛みはあったが、スムーズに終えて貰えた。

 

術後の痛みについては、
切開箇所の痛みは入れたときより楽だった。
おそらく、
一回目は皮膚だけじゃなく、一部神経も切る(鎖骨手術治療は少なからず神経も切れる)関係で、
痛みが強かったのではないかと思う。
もう切れてる二回目はそれほど痛みは強くなく、
翌日には自分で運転して帰った。
 
 

プレートの抜釘をするか迷っている人は世の中にいると思うけど、

実際に体から異物が取れてみて思うのは、抜けない事情がない限り、抜いた方が良いと自分は思った。

 

一泊入院で、手術費含め費用は34000円。

意外と安いもので、

術後、入院せずに即日退院することも可能なほど、手術的には簡易なもの。
 
この多少の痛みと費用を引き換えに、体から異物が完全撤去されるリターン。
やって良かった。
 
 
 
今日は軽くロードスターを運転した。
 
メスによる鋭利な傷の回復速度はかなり早いようで、
骨自体はくっついているので、術後の面倒はかなり少ない。
 
早く運動を再開して、年始からの色々な衰えを取り戻したい。

ツーリングを引き返してモトクロス

3連休だというのに、天気的に走れるのは土曜の今日だけ。

 

 

1月頭にモトクロス行ってから、

それからは大雪、あとはH2SXに乗り換えて慣らしをして、2月入ってからは強めの風邪を引いてしまい、

さらに来たる3/1には鎖骨骨折のプレート抜釘手術がある。

なかなかモトクロスへ行く機会がない。

 

まぁ手術直前に怪我したら大変だし、

今日は揖斐川の辺りへ温泉ツーリングに行こうと8時過ぎくらいにH2SXで家を出た。

 

 

良い天気だけど風が強い。

きのうまでの雨もこの強風のおかげでよく乾く。

とすると、モトクロスコースも意外と回復が早いかもしれない。

 

手術後は多分、2週間くらいはさすがに走れないだろうことを考えると、

今日あたり一回走った方が良いかもなぁとH2SXに乗りながら考えだす。

 

 

30分くらい走って高速に乗る直前で、迷いがいよいよ強くなり、

一旦コンビニでコーヒータイム。

 

今ツーリング行っても、帰ってきたときにあんまり充実感なさそうだなと想像したらもうダメだった。

そこから家に引き返して、すぐに準備してコースへ。

このパターンは初めて。

普通そのままツーリング行ってしまうだろと思うけど、

手術後の走行できる日を考えるとブランク長くなり過ぎて、やっぱり今日一回走っておきたかった。

 

家からコースが1時間だから出来ること。

11時から走行開始。路面もかなり回復してた。

 

前回乗ったのが250EXCだったので、KXは今年初。

 

ようやく咳が収まってきたくらいにはまだ病み上がりなので、

オーバル練習をしっかりやって体を慣らし、

コースでは80%くらいで走った。

 

 

バイクのライディングはやっぱりコースに限ると当たり前のことを思った。

単純なオーバル練習でも楽しい。

集中してバイクを操作できれば、本コースの走行じゃなくても楽しめる。

 

あとモトクロスは体力的に疲れるのが何より良いと思った。

これのおかげで、帰りのクルマでのリラックス効果が半端じゃない。

 

ツーリングは帰りの終盤がなんかつまらないのが長年の悩み。

もう今日はこれでやり切った、っていう充実感がなかなか得られないことが多い。

 

一方でモトクロスのこの緊張と弛緩のギャップはたまらない。

良い疲れ。

 

ツーリングでも、寒い中走って温泉に入る瞬間はかなり好きなので、

もう残り少ない冬ツーリングも楽しみたい。

抜釘手術って、

術後ツーリングぐらいはすぐ行けるんだろうか。

プレート入れたときの手術後は、切開箇所の痛みはすぐ落ち着くけど、温泉は1か月くらい禁止されたっけか。

 

3か月くらいは抜いたボルトのタップ穴が残るので、多分本当はモトクロスはNG。

ほぼ確実に3か月も自粛しないと思うけど。

 

コースライディングしなくても、オーバルやウイリーとかの練習だけでもバイクコントロールの学びは多い。

 

 

H2SX ←トリックスター

 

慣らし1000kmを終えて、マフラーとステップをトリックスターに交換した。

DUCATI乗ってるとマフラー交換しないので(純正で既にうるさ過ぎる)、

久しぶりにマフラー交換をした。

スプリングフックレンチなんてよく持ってたなと、マフラーのスプリング付けるときに地味に途轍もなく便利だった。

純正7.55kgに対して2.8kgくらいなので4.5kg以上の軽量化になった。

 

ステップは替える必要性は薄かったけど、

もう少し上側にセットした方がハングオフで太もも裏を使ったホールドがしやすいので交換した。

 

作業中、センスタは本当に便利だった。

メンテナンススタンドは持ってるけど、片持ち用のは持ってないので。

 

 

マフラーは純正比で音量は何も変わらない。音質もほとんど変わらない。

人によってはマイナスポイントかもしれないけど、

うるさいマフラーは嫌だから丁度よかった。

そうは言っても、社外マフラーにして少しは重低音の直4サウンドを期待する人がいるかもしれないが、

トリックスターのマフラーは誇張無しに純正と音が変わらないので注意。

 

 

 

試走中にウイリーを何度か試したけど、

やっぱりこのバイクは2速ウイリーがきつい。

けっこう高回転使わないと上がらない。

一方でギア比がロング過ぎるのか、1速ウイリーが2速ウイリーのような伸びを見せてやりやすい。

 

難しさがあるとすればスーパーチャージャーのブースト圧が中速域より上らへんでガンガンに上がっていくので、

急激に上がるポイントがあるので少し気を遣う。

8000rpmくらいからは一気にパワーが出てくる。

5000rpm前後にトルクがもっとあれば全然やり易くなるはずなんだけど、

6000rpmくらいまではけっこうパワーがない。

 

試走を終わらせて、

そのままストリートファイターV4Sを2か月ぶりに乗った。

 

当たり前かもしれないけど、こっちの方が圧倒的に速いし、パワーもあって終始ドカドカ蹴っ飛ばされるような勢いがあって笑えてくる。

苦笑い的な、ちょっと引くレベル。これで公道走っていいのかと。

 

 

本気加速するとジェットコースターにように加速Gで脳が持ってかれる感覚がある。

ポジションが起きているのでそれが顕著で、

H2SXくらいの前傾だったらもっと安定して乗れるのにと思った。

一方で、アップライトな姿勢からあの加速をするところこそが魅力なのかもと新発見。

 

H2SXの超スムーズエンジンに慣れた後だったので、

とんでもなく荒々しいエンジンで驚いた。

このデスモV4は1000ccじゃなくて1100ccあるところが、他のSSと比較してアドバンテージになってる。

 

トルクが割と低速から出てるところがとんでもないバイク。

モトクロスやってるうちは体力あるのでぎりぎり楽しめそうだけど、

普通の感覚だと激しすぎるバイク。

 

10年後にH2SXのようなバイクは存続してるかもしれないけど、

ストリートファイターV4S的なバイクは公道NGになってそう。これよく許されてるなと改めて思った。

H2SXのウイリー性能

この1週間風邪引いてたけど、ギリギリ回復したのでH2SXの最後の慣らしツーリングに行ってきた。

道中3℃くらいで寒すぎて、また体調悪化しそう。

これはしょうがないけど、ムルティストラーダV4Sの防寒性能から2段階くらいは落ちる。

 

今日で距離は950kmくらいになったので、

初回点検とオイル交換をして慣らしがようやく終わる。

 

 

オイル交換前だけど、軽くウイリーの感触を見てみた。

 

まずはライダーズモードというマニュアル設定でトラコンをOFFにする。

トラコンONのままだとウイリーのような駆動の掛け方は制御的に許容されないので。

 

1速は極低速から動きが急で車体や足回りの余裕度が分からなかったので、

最初に2速ウイリーでどんな挙動か確認。

 

そうすると、

リア空転して上がりにくい。

 

回転数的には4000~6000rpmから繋いで上げていくイメージで、

それはこのバイクでも間違ってないと思うけど、

それまでの車速に対して、

上げたエンジン回転がタイヤに伝わる瞬間の路面との速度差が想定より大きい。

 

60km/h以下でつなぐとリアスリップ、

回転数を抑えて繋げばそもそも全然ウイリーにならず、

といった感じ。

 

車速を60km/h~からアプローチしてようやくウイリーとして上がりだす。

けど思った以上にパワー感に乏しい。

直4ってこんな感じだったような記憶。

中速域でぐいっと上がってくれるエンジンじゃない。それはスーパーチャージドだろうが変わらない。

 

というか、思った以上に中速のトルク感が弱い。

ムルティストラーダV4Sなんてモトクロッサーみたいに上がっていくのに。

 

1速は空転しにくいし、ふわっと浮かすような動きも出来るので足回りへの衝撃は制御できそう。

 

帰りがけにちょこっと試しただけなので何とも言えないが、

重いバイクだけど怒涛のパワーでウイリーも楽々、っていう展開にはならなかった。

 

1000km近く乗ってきて、パワーに余裕のあるバイクって感じがしない。

高速道路では確かに余裕を感じるんだけど、

峠とか、今回みたいにウイリーしようとして中速以下くらいのトルクが欲しいときに、

想像以上に大人しいキャラクター。

 

今日はほとんど回転数縛りを気にせず乗ったけど、

スーパーチャージドエンジンのあふれるパワー、ってのが売りなのではなく、

このバイクの美点は圧倒的なスムーズさと大型バイクなりのスポーツ性能かもしれない。

 

低中速トルクはちょっと馬力の足らない1000ccエンジンでしかないが、

徐々にブーストが効きだして力強さが増していく過程がとても滑らかで、乗っていて気持ち良い。

 

こういうスムーズさと燃費性能に特化させるためのスーパーチャージャーのセッティングなら、

凄く良い設定だと思う。

 

ウイリーにはコツが要りそうというか、

思った以上に頑張らないと上がってくれなそうな余裕のなさだけど、

スムーズさに拘り抜いた設計はいいと思った。

燃費は20km/L以上いってくれる驚異的性能。

200ps級バイクでこれは凄い。

 

H2SXと14Rの比較

残雪のせいで土日に納車が叶わなかった場合に備えて取っておいた月曜午後半休。

 

取り消そうかと思ったけど、

良い天気なのでH2SXで走ってきた。

 

週が始まったばかりの月曜なのに、再び週末の気分だ。

 

 

 

納車直後に感じた不安定感。

 

合計300kmほど走った今では、印象は全く異なっている。

 

6年近く乗ったZX-14Rと比べて物凄く変わったと思うところに、極低速~停車時の動きの軽さがある。

14Rよりも軽やか。

 

この軽やかさが、記憶の中にある14Rの乗り味と違ってかなり戸惑ったせいで不安感を感じた。

押し引きは軽く感じるし、跨ってバイクを起こすときもやはり少し軽い。

デビュー時は260kgちょっとだったH2SXは装備充実により段々と太ってきて、

今や14Rとほぼ変わらない267kg。

 

これまで色々バイク乗ってきたし、

そうは言っても総重量の実態を舐めてると痛い目に遭うだろうことは想像できたので、

軽やかに動くバイクへの第一印象はマイナスに感じた。

 

でも別に不安定というわけではなく、

純粋に取り回しの動きだしが軽い、というメリットしかないことに気付いてからは、

カワサキの開発者まじ凄い、と思った。

 

14R発売のときも、

色んな雑誌などで開発者インタビューから並々ならぬ熱意を感じたけれど、

このH2シリーズに対する拘りは明らかにその時以上だろう。

 

重量バイクをどう設計して軽く演出するか、ってところも何か狙いがあって設計されてそう。

 

youtubeに上がってる新型ハヤブサとの比較動画で、

H2SXが軽く感じる、って意見が多かったので自分の気のせいではないと思う。

 

 

最初不安に感じたママチャリ降りも、何の不安感もなく操作できることが分かった。

ママチャリ乗りは多少重量バランスが悪かろうが、重かろうがどんなバイクでも大抵は問題ないと思うけど、

降りる方はその辺のバランスが悪いバイクではやる気にならない。

 

峠でも安定感はありつつ、14Rより明らかに機敏に走れる。

 

カワサキの開発者まじ凄い。

 

これは良いバイクだ。

デザインだけはハヤブサの方が好みだけど、

ここまでトータルバランスが優れていると、ザクみたいな顔がかわいく見えてくる。

 

もしメガスポやアドベンチャー、ツアラー系バイクで迷っている人がいたら、

H2SXは強くお勧めできる。

14R以上はなかなか出てこないだろうと思っていただけに、

現14R乗りの人の乗り換え候補としても不満は出ないはず。

 

 

カワサキの開発者まじ凄い。3回目くどいけど感動した。

 

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