H2SXと14Rの比較 | バイクと自転車と本と

H2SXと14Rの比較

残雪のせいで土日に納車が叶わなかった場合に備えて取っておいた月曜午後半休。

 

取り消そうかと思ったけど、

良い天気なのでH2SXで走ってきた。

 

週が始まったばかりの月曜なのに、再び週末の気分だ。

 

 

 

納車直後に感じた不安定感。

 

合計300kmほど走った今では、印象は全く異なっている。

 

6年近く乗ったZX-14Rと比べて物凄く変わったと思うところに、極低速~停車時の動きの軽さがある。

14Rよりも軽やか。

 

この軽やかさが、記憶の中にある14Rの乗り味と違ってかなり戸惑ったせいで不安感を感じた。

押し引きは軽く感じるし、跨ってバイクを起こすときもやはり少し軽い。

デビュー時は260kgちょっとだったH2SXは装備充実により段々と太ってきて、

今や14Rとほぼ変わらない267kg。

 

これまで色々バイク乗ってきたし、

そうは言っても総重量の実態を舐めてると痛い目に遭うだろうことは想像できたので、

軽やかに動くバイクへの第一印象はマイナスに感じた。

 

でも別に不安定というわけではなく、

純粋に取り回しの動きだしが軽い、というメリットしかないことに気付いてからは、

カワサキの開発者まじ凄い、と思った。

 

14R発売のときも、

色んな雑誌などで開発者インタビューから並々ならぬ熱意を感じたけれど、

このH2シリーズに対する拘りは明らかにその時以上だろう。

 

重量バイクをどう設計して軽く演出するか、ってところも何か狙いがあって設計されてそう。

 

youtubeに上がってる新型ハヤブサとの比較動画で、

H2SXが軽く感じる、って意見が多かったので自分の気のせいではないと思う。

 

 

最初不安に感じたママチャリ降りも、何の不安感もなく操作できることが分かった。

ママチャリ乗りは多少重量バランスが悪かろうが、重かろうがどんなバイクでも大抵は問題ないと思うけど、

降りる方はその辺のバランスが悪いバイクではやる気にならない。

 

峠でも安定感はありつつ、14Rより明らかに機敏に走れる。

 

カワサキの開発者まじ凄い。

 

これは良いバイクだ。

デザインだけはハヤブサの方が好みだけど、

ここまでトータルバランスが優れていると、ザクみたいな顔がかわいく見えてくる。

 

もしメガスポやアドベンチャー、ツアラー系バイクで迷っている人がいたら、

H2SXは強くお勧めできる。

14R以上はなかなか出てこないだろうと思っていただけに、

現14R乗りの人の乗り換え候補としても不満は出ないはず。

 

 

カワサキの開発者まじ凄い。3回目くどいけど感動した。