ストリートファイターV4の峠走行と698Mono
先週金曜にストリートファイターV4にロッソⅣコルサを履かせてから、
今日で4回目の峠。
既に3年半12000kmも走っていて、今さらあらためて峠でのライディングで色々試したい衝動。
今日はDES(ドカティ・エレクトロニック・サスペンション)のOn/Offの違いを試してた。
何となく、DESはオフにして、自分が決めたマニュアル減衰の方が走りやすい。
セミアクティブサスがどんな風に減衰特性をリアルタイム制御しているか体感よく分からないが、
Offの方が強めにブレーキで入っていったときの初期旋回とそのあとの2次旋回で曲がりやすいような。
それにしても、
マニュアルで伸び縮みの前後設定をディスプレイ上で操作出来るのは楽でいい。
バイクから降りて、いちいちドライバーで、何回転戻しで、、、などとやらなくていい。
明確にディスプレイに数値として出るので間違いもない。
結局、
減衰はかなりソフト寄りで落ち着いた。
モトクロスもそうだけど、多少大袈裟に前後ピッチングで動いてくれる方が荷重制御しやすい。
自分の体重が軽いことも影響してるかもしれない。
走ってる峠は今までツーリングでたまに通過するくらいだったけど、
こう頻度が高いとだんだんレイアウトを覚えてきて、
あの看板の少し先、あの道路の亀裂あたり、などとブレーキングポイントを明確に定め出して、
段々とサーキットを走ってるときの心理になってきたので、今日で止めることにする。
帰りにこの週末だけディーラーに展示しているハイパーモタード698Monoを見てきた。
現物は本国仕様の904mmシート高バージョンで、日本登録されるのは40mmダウンバージョンのみになる。
跨った感覚で、KTM690SMC_Rより多少足つきが良いような気がする(数値上は690が892mm)。
自分の身長161cmだと片足つま先になるけど、
多少、サグで初期沈み込みを調整すれば、特に問題なさそうだった。
日本仕様だと、かなり楽な足つきになるはずだけど、
サススプリング自体がショートバージョンになるので、果たして走行性能にどんな影響があるんだろうと疑問。
ただ、
モトクロスやエンデューロと違ってモタードなら、ショートサスが必ずしも悪影響にはならないかもしれない。
押し引きした感じ、サスは相当柔らかい。
このピッチングの軽やかさは、低速からウイリーコントロールが楽そう。
日本で売れるかどうかは、やはりネックは値段。
何から何まで新規設計だから、やっぱり182万円はしょうがないのだろう。
日本には値段が高いバージョンRVEから入ってきて、ノーマルは受注対応のようだ。
エンジン回りの造形はDUCATIらしいぎっしり詰まった感があって良い感じ。シュラウドなどのプラパーツはちょっと安っぽく見えて、
最新のモトクロッサーよりもチープ感があるのが少し気になった。
RVEだとグラフィックが付くので印象は変わると思う。
赤のモタードってだけで、ただでさえ派手なのに、RVEバージョンは目立ちそう。
おじさんが若作りファッションしてるかのような、年齢不相応なギャップがあって抵抗ある人もいるかもしれない。
自分はそういうの気にしないけど、それぐらい若々しいデザインのバイクだと思う。
峠で走ったら丁度良さそうだけど、
今のストリートファイターV4でも十分過ぎるほどに挙動がクイックで楽しめているので、
買う気になるかは微妙。
このV4の2速で回していった時以上に気持ち良いエンジンはそうそうない。
試乗車が来るそうなので夏に乗ってみたい。
1万rpm以上回るビッグシングルは乗ってみないと分からない。