皆様へのお願い
【オンライン処方】
*DHEAは再開しました。
*現在、メラトニンのみ欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
〈生殖関連の裁判例〉
2回流産歴がある、
不育症女性。
妊娠32週で、
大量出血と破水。
緊急帝王切開で出生後、死亡。
死産扱いにして、
カルテを破棄する。
前回の記事
46.新生児の状態と体制
⬜︎ ハイリスク新生児は、
出生直後に病気を発症してなくても、
無呼吸発作を頻発する。
⬜︎ その為、
全身状態が安定するまで、
モニターを装着して、
呼吸状態などを監視し、
症状が出た時に、
すぐに治療ができる体制が必要。
47.不十分な体制だった
⬜︎ しかし、本件新生児の、
リスクが比較的高かったのに、
当夜の看護体制は、
看護師長1人で、
新生児8人とその母親を看護していた。
⬜︎ ハイリスク期間内だった新生児を、
看護するには、
極めて不十分な体制。
48.実際に発見が遅れた
⬜︎ 現に、本件の新生児の、
異常の発見が、
遅れている状況だった。
⬜︎ 出生直後に異常がなくても、
心拍呼吸数の異常に、
直ちに警報がなるモニターを装着し、
夜間の看護婦の人数を増やす、
など、厳重な監視をすべき義務があった
⬜︎ 出生後の経過が良好という理由で、
義務を怠った。
⬜︎ この点については、
過失があったと判断する。
49.カルテがなく状況も不明
⬜︎ 当夜の看護体制は、
新生児の監視が、
行き届かない状況だった。
⬜︎ 新生児のカルテが、
すでに処分されているので、
体温・脈拍・呼吸など、
全身状態は不明。
⬜︎ 特に、本件新生児が、
最後に生きている時に見た午前3時、
より後の症状と、
Y医師が新生児室に駆け付けた時の、
状態が不明。
50.看護師長の供述に信用なし
⬜︎ 状況不明に加えて、
呼吸停止して数分以内なら、
蘇生術で呼吸回復の可能性が高いが、
看護師長から連絡を受け、
直ちに新生児室に駆け付け、
蘇生術を行っても、
結局、回復しなかった。
⬜︎ これらを考えると、
看護師長が発見した時よりも、
もっと前の段階で、
新生児の全身状態が悪化して、
無呼吸になっていた
と考えられる。
⬜︎ 看護師長は、
「新生児に異常が発生した直後に発見した」
と供述するが、
信用できない。
⬜︎ 看護師長は、
新生児に対しての、
厳重な観察・管理を怠った為、
看護師長にも過失がある。
51.ちゃんと見て治療すれば救えた
⬜︎ 裁判所は、
『新生児が無呼吸になった時に、
早期に発見して、
速やかに酸素療法・薬物療法を開始、
効果がないときは、
人工換気法の開始で命が救えた』
と認めた。
⬜︎ 新生児の死亡の原因は、
Y病院と看護師長に過失がある
と認定。
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