県内の病院不足が判決に影響。地方病院不足とNICU搬送義務 | 岩城産婦人科妊活ブログ

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【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 


 

【オンライン処方】

 

DHEAは再開しました

  

現在、メラトニンのみ欠品してます。

お申し込みいただけません。

 


 

   

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 
  
 

 

〈生殖関連の裁判例〉

 

2回流産歴がある、

不育症女性

 

3回目妊娠出血が続き

妊娠32週で、

大量出血破水

 

 

緊急帝王切開で生まれるも、

新生児死亡

 

 
 
 

 

 

サムネイル

スーツ 解説を担当致します。

弁護士の、
甲野 裕大(こうの ゆうだい)
です。


【取り扱い分野】

不妊治療分野/離婚分野

・不妊治療クリニック顧問
・凍結胚トラブル
・精子提供、卵子提供
・不妊治療中の離婚
・不倫
など

 
 

 37.裁判所判断:死因

 

 

⬜︎ 本件の新生児は、

全身状態が急変し、

無呼吸発作が起こり

無呼吸になった後に続いて、

心不全が起こり死亡した

と考えることが相当

と裁判所が認定。

 

 

⬜︎ 上記死因の認定のうえ、

夫婦が主張した、

医師・看護師長の過失について

以下の通り検討して認定した。

 

 
  

 38.望ましい一般論

 

 

⬜︎ 本件の新生児は、

ハイリスク新生児で、

明らかな疾患を発症していなくても、

仮死、無呼吸などを引き起こして

新生児死や、

不可逆性の脳障害になりやすい

 

 

⬜︎ そのため、

出生後は、

一定の期間厳重な観察が必要

 

 

⬜︎ したがって、

症状が急変しても、

対応できるようにするため、

一般的には、

未熟児室を備え、

十分な管理ができる新生児施設に、

搬送した方が望ましい

と思われる。

 

 
 

 39.愛媛県の病院不足

 

 

⬜︎ しかしながら、

本件の新生児は、

出生時に2000gを超え

アプガースコアが出産直後の9点、

3分後に10点に達し、

経過が良好で、

重篤な症状を起こすような、

特段の徴候がなかった。

 

 

⬜︎ また、その当時は、

愛媛県では、

新生児施設の受入れ機関が少なかった
 

 
 

 40.愛媛県での事情

 

 

⬜︎ その為、愛媛県では、

クリニックで分娩し、

以下の時にのみ搬送していた。

 

 新生児に異常があった時

 

 体重が2000g未満の時

 

 在胎週数が32週未満の時

 

 

の状況で、

尚且つ、

新生児施設で受入れ可能なときのみ。

 

 

※ そうでない場合には、

クリニックで治療を行っていた、

というのが現状で、

愛媛県の産婦人科医会の了解事項でもあった。

 

 
 

 41.搬送義務まではない

 

 

⬜︎ 裁判所は、

新生児施設に搬送する義務があった

とまで認めることは困難だ

と判断した。

 

 
 

 医学的解説:カルテ破棄

 

 

悲しい 新生児のカルテを捨てているのに、

新生児に、

本当に問題がなかったか

どう検討したのでしょうね。

 

 

雲 医師と看護師長の、

記憶の限りになると思います。

 

 

右差し 夫婦が裁判を起こすまでに、

なるべく早い段階だったとしても、

それなりに日数が必要ですし、

新生児の死亡が昭和58年に対して、

判決は平成7年です。

 

 
  
続きます。
 
医学的解説:院長 岩城雅範
 
 
法的解説:弁護士 甲野裕大
 甲(きのえ)リーガル法律事務所
  

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文・イラスト:理事 岩城桃子  
 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


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