ブラックジャックの孫 間 黒助 の ガン治療研究ブログ

間 黒助です。

知らない患者さんがかなり多いので、
3年程前に書いたこの記事を定期的にアップし紹介していきたいと思います。

2020年3月から、
国内で実施されている、
がんに関する全臨床試験情報を検索できるようなりました。
チャット形式での検索も可能です。

特定臨床研究に加え、
治験・医師主導治験や再生医療等研究の登録が行われていることから、
ワンストップで必要な情報を抽出することができます。

検索できるのは、
「企業治験」
「医師主導治験」
「拡大治験」
「先進医療A・B」
「医師・研究者主導臨床試験」
「患者申出療養」
などです。

リンクを貼っておきますので気になる方はチェックされてみてください。

 

がんの臨床試験を探す

 

※こういった活動もしています。ぜひご一読ください※

 

 

※ガンについてや、
ガン治療に対して少しでも疑問に思ってること、
ご質問やご相談のある方は、
ブログのコメントにお書きになるか、
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真摯なご質問・ご相談には必ず返信致します。

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公開を控えて欲しい場合はそう書いてもらって結構です。
公開を控えて欲しいというブログのコメントへの返答は、
質問内容を控えてブログの 『コメントへの返答』 カテゴリーで随時アップします。

少しでも心配事があるなら遠慮せずにコメントください。
そんな少しのことで今後が、未来が変わるかもしれません。

僕がご相談やご質問に対してどう返答しても決めるのはご自身です。
そのためには少しでも情報を集め、
後悔しない選択をしてください。
少しでもお役に立てればと思っております。


間 黒助

 

 

間 黒助です。

ガンで亡くなったばかりの方のご家族から、

コメントやメッセージ、メールをいただくことが多々あります。

多岐にわたり色々な方々とやり取りをしてきましたが、

人それぞれ環境が違うので、

当たり前ですが環境や境遇は千差万別です。
中には後悔の念を述べられる方もいます。
その中でも「後悔する」という感情を、

ご自身、ご家族に起こさせないためには、

どうしたらいいのかということを、

ある時期から考えることで、

ある程度解消できると考えています。
前に書いた記事ですがご一読いただければと思います。

※以下の記事で「がん」を「ガン」とカタカナで記載しているのは平仮名が連続で続くと読みにくいからです。


ガンになって、
治すことが難しいという状況になると、
本人だけでなく家族にとっても、
残された時間は大変貴重なものとなります。
自分のことは何とか自分で乗り越えられるけれど、
家族の悲しみや苦しみを見ているのがつらい、
という気持ちになるのはとても多いと思います。

【親を残していくことになりそうな場合】
親がまだ存命のうちにガンになり、
おそらくは自分のほうが先に命の終わりを迎えることになりそうな場合、
年老いた親がどれほど気落ちし、
どれほど悲しむことになろうかと想像して、
苦しくてたまらないという気持ちになるのは、
とてもよく理解できます。
そんなときに何をすれば双方の心が救われるかというのは、
大変難しい問題です。
もちろんこれが正解というものはないでしょうし、
それぞれの親子が自分達で見つけるしかないことかもしれません。
ただ1つ言えるのは、
たとえ親よりも先に死んでしまうことになっても、
それだけでその人の人生が全て不幸だったというふうに決めつける必要は、
全くないということです。
人生半ばで死を迎えることは、
大変残念で悲しいことですが、
それまで生きてきたことの意味が消えることはありません。
生まれてきて良かった、
あなたが親で良かったという感謝の気持ちを伝えて、
今までの人生の中での楽しかったこと、
嬉しかったこと、
幸せだったことなどを、
親子で話す時間が持てるといいと思います。
たとえ親より先に死んでいくとしても、
自分の人生は決して不幸ではなかった、
むしろ幸せだったということを、
残される親に伝えられれば、
深い悲しみの中でも、
親にとってはこの上ない慰めになるのではないでしょうか。

【幼い子供がいる場合】

死ということを理解できない幼い子供がいる場合の苦しみは、
相当深刻なものになると思います。
その子供に病気のことをどこまで正直に伝えるかという悩み、
自分が死んでしまうということで子供に与えるショックに対する心配、
色々な思いが押し寄せて、
心が押しつぶされそうになってしまうのも致し方ありません。
子供がまだ小さい場合、
親というものは、

今、死ぬわけにはいかない、
と強く思うのが当たり前です。
でも実際には病気がなかったときの寿命や、
平均寿命までは生きられないことがわかってしまった。
そういう状況になると、
あとどのくらい生きられるのか、
という数字がとても切実な問題になります。
それがあと3年ならば、
子供も今より3つ歳を重ねた分だけ大きくなるので、
その間にこれくらいのことはしてあげられる、
教えてあげられるなどの計画を立てることはできます。
あと半年や数ヶ月という期間だと、
そんな中でいったい何をこの子に残すことができるのかと思い悩み、
あれでもない、
これもできない、
という無力感に襲われてしまうこともあるでしょう。
親が子供への思いを断ち切って死んでいくというのは、
無理なことです。
ただ、
無理は無理なのですが、
その中で何ができるかを考える強さを、
子供のために持ち続けてほしいと思います。
それが無理な気持ちの状態だったら、
迷わず医療をはじめとした周りの助けを借りてください。
何をすることがベストなのか人それぞれです。
できるだけたくさんのいい思い出を残していきたいという人もいれば、
これだけは教えたい、
伝えたいということがある人もいるでしょう。
自分にだけべったり甘えてばかりの子供を、
他の人にも甘えられるようにしたいと、
心を砕くこともあるでしょう。
ここは親である以上、
子供のために踏ん張って、
残された時間を考えながら、
しっかり対応していただきたいと思います。

【もう少し大きな子供がいる場合】

死について、
話せばわかる年頃の子どもの場合はどうでしょうか。
親が治らない病気であることを告げられるのは、
耐えられないことだろうと考えて、
子供に本当のことを言わないと決める人が多いようです。
でも、
これまで僕が経験した限りでは、
本当のことを告げた場合のほうが、
告げない場合よりもうまくいくことが多いように感じています。
ある程度大きな子供であれば、
残されるお母さんと妹をよろしくなどと、
父親が頼むなんてこともあるでしょう。
もちろん年齢によって、
個人の性格などによって、
事実を受け止める力には違いがあります。
大きな絶望感に襲われたり、
告げた人や周りの人たちに怒りを感じて、
荒れてしまったりする子供もいます。
誰がどんなふうに伝えるのか、
細心の注意を払わなければなりません。
一般的に子供の心は、
大人が思うよりは頑丈にできているように感じます。
とはいえ、
親を失うという事態を全く動揺せずに、
受け止められる子供はいません。
周りの協力や見守り、
ときには専門家によるカウンセリングなどによって、
十分にケアする必要はあります。
もしも、
ギリギリまで本当のことを告げられない場合、
子供にとっては、
親の病状が進んで、
命が続かなくなりそうなときに、
初めて現実を知らされることになります。
しかもそのときに残された時間はほとんどありません。
一緒に過ごせたはずの貴重な時間の機会を永遠に失ってしまったことで、
後々まで長く続く後悔や苦しみを子供に抱かせてしまう恐れがあります。
告げるべきか、
告げない方がいいか、
簡単に正解を導きだす方法はありません。
どの場合も、
一時の感情で安易に決めてしまわずに、
周りとも相談したりしながら、
じっくり考えて決めるしかないと思います。



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間 黒助

 

間 黒助です。

 

先日こんなニュースがありました。

 

 

我々の免疫系には、がん細胞を発見して攻撃する機能が備わっている。

だが、がん細胞もこの免疫機能を逃れようとする。

今回、北海道大学などの研究グループが、

免疫機能から逃れようとするがん細胞を攻撃する、

新たな免疫療法の技術開発に成功した。

 

<がん細胞が免疫系の攻撃を逃れる戦略とは>

病原体などの異物が体内へ侵入した際、

我々の身体は、

それを発見して攻撃、排除する免疫系の機能を持っている。

がん細胞も異物(異常細胞)であり、

がん細胞が発生したら、

初期のうちに免疫系の機能がそれを発見して攻撃、排除する。

 

リンパ球の一種で免疫系の司令塔となるT細胞の中でも、

CD8+T細胞というキラー細胞(細胞傷害性T細胞)は、

がん細胞を発見して攻撃、死滅させる役割を持つ。

がん細胞を発見するメカニズムは、

がん細胞の表面に発現するT細胞受容体により、

がん抗原を特異的に認識することで機能する。

 

このCD8+T細胞は、

がん細胞を溶かしたり(パーフォリン)、

グランザイムという酵素により、

がん細胞の自死(アポトーシス)を誘導するなどして、

がん細胞を殺傷する。

 

がん細胞のほうもまた、

CD8+T細胞からの発見や攻撃を回避し、

生き残り、

細胞を複製し、

増殖させるための戦略(免疫チェックポイント)を獲得していく。

がん細胞の免疫回避戦略の1つが、

MHC(Major Histocompatibility Complex)クラスI遺伝子という、

抗原の発現レベルを低下させることだ。

 

MHCクラスI遺伝子の発現が低下することは、

がん細胞が免疫系からの攻撃を回避する一般的な方法とされているが、

がん細胞は、

自分の細胞表面にあるMHCを消し去って、

CD8+T細胞の発見や攻撃から逃れる。

がんの免疫療法には、

がん細胞が免疫系から逃れる免疫チェックポイントを、

阻害させて作用するもの(抗免疫チェックポイント阻害療法、PD-1療法など)があるが、

MHCクラスI遺伝子の発現障害が、

治療の有効性を低める原因の1つと考えられている。

 

つまり、

がん細胞を発見・攻撃する免疫系のメカニズムは、

がん細胞の抗原として、

MHCクラスI遺伝子の発現がなければ機能しないというわけだ。

 

<がん細胞の特定の遺伝子をターゲットに>

今回、

北海道大学大学院医学研究院の小林弘一教授らの日米共同研究グループは、

がん細胞の表面でMHCクラスI遺伝子の発現がなぜ低くなるのかを考え、

がん細胞のNLRC5遺伝子という制御因子(プロモーター)の発現が、

メチル化という遺伝子修飾を異常な形で受けることで、

MHCクラスI遺伝子の発現低下を引き起こしていることに着目した。

(Sayuri Yoshihama, et al., "NLRC5/MHC class I transactivator is a target for immune evasion in cancer" PNAS, Vol.113(21), 5999-6004, 11, April, 2016)

 

(がん細胞に対するNLRC5遺伝子の制御因子(プロモーター)のメチル化と脱メチル化による違い。北海道大学のリリースより)

 

実際、

がん患者ではNLRC5遺伝子の発現が多ければ、

MHCクラスI遺伝子の発現も増加し、

がん患者の良好な予後にも影響があり、

がん抗免疫チェックポイント阻害療法(PD-1療法)の効果も高いことがわかっている。

(Sayuri Yoshihama, et al., "NLRC5/CITA expression correlates with efficient response to checkpoint blockade immunotherapy" scientific reports, 11, Article number: 3258, 5, February, 2021)

 

そのため、

同研究グループは、

NLRC5遺伝子だけをターゲットにし、

異常なメチル化修飾を正常化(脱メチル化)してNLRC5遺伝子を活性化し、

MHCクラスI遺伝子の発現上昇を誘導する技術、

TRED-I(Targeted reactivation and demethylation for MHC-I)というシステムを開発し、

この成果を2024年2月1日に米国科学アカデミー紀要(PNAS)で発表した。

(Xin Sun, et al., "Targeted demithylation and activation of NLRC5 augment cancer immunogenicity through MHC class I" PNAS, Vol.121(6), e2310821121, 1, February, 2024)

 

同研究グループは、

このTRED-Iシステムについて、

マウスの悪性黒色腫(メラノーマ)細胞やヒト乳がん細胞などで実験をし、

NLRC5遺伝子の脱メチル化による発現の増加、

それによるCD8+T細胞の抗がん免疫機能(細胞傷害性T細胞の応答、攻撃能力)の強化、

がん抗免疫チェックポイント阻害療法(PD-1療法)の効果への好影響などを調べ、

実証した。

 

(マウスの悪性黒色腫(メラノーマ)細胞を使ったTRED-Iシステムの実験の比較。北海道大学のリリースより)

 

また、

がん放射線療法などの局所療法では、

転移した別の部位への抗腫瘍免疫応答も高くなることから、

TRED-Iシステムも離れた部位に転移したがんに対して、

強力な抗腫瘍免疫応答を持つことを示している。

 

がん細胞のDNAを脱メチル化させる薬剤などはこれまでもあるが、

重い副作用を生じさせることで問題も多いという。

同研究グループは、

TRED-Iシステムが、

MHCクラスI遺伝子の発現に対して特異的に機能することから、

副作用も低く、

将来的にはPD-1療法以外の、

抗免疫チェックポイント阻害療法に応用(併用)できる可能性があるとしている。

また、

TRED-Iシステムでは、

単独でも、

CD8+T細胞が、

腫瘍の中心を効率的に攻撃することが観察されたという。

 

同研究グループは、

今後の課題として、

TRED-Iシステムを、

がん細胞へ効率的に直接、送り込む技術を確立させたいとしている。

 

<2024年2月6日、北海道大学、東洋大学><石田雅彦 サイエンスライター、編集者>

 

 

 

本研究成果は、

2024年2月1日(木)公開の、

「The Proceedings of the National Academy of Sciences誌」

に掲載されました。

URL:https://doi.org/10.1073/pnas.2310821121

 

詳細はこちらのPDF資料をご覧ください。

https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/240206_pr2.pdf

 

 

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間 黒助です。

毎日たくさんのがんの患者さんとメールのやり取りをしているのですが、
広告を事実と捉えてしまう方
広告を事実と信じてしまう方
が非常に多いと痛感しておりますので、
前に書いた記事を再掲いたします。

※以下の記事で「がん」を「ガン」とカタカナで記載しているのは平仮名が連続で続くと読みにくいからです。



自分がガンになったり、
家族や親しい友人がガンになったりしたとたん、
「ガン」という文字がやたら目につくようになるものです。
本屋に行って関係のありそうな書名の本を手当たり次第買って読んでみたり、
インターネットで情報を集めようと考える人も多いでしょう。

このようなときに注意していただきたいことがあります。

ガン情報の中には、
科学的に正しい情報を提供しようとしているものも、
もちろん多いのですが、
栄養補助食品などを売りつけようという広告も、
正しい情報と似たようなカタチでたくさん紛れ込んでいるのです。
そのような広告に引っかかると、
効果は実証されていないのに、
値段の高い商品をたくさん買い込むハメになります。

15~20年ほど前までは新聞や雑誌に、
「この健康食品でガンが消えた」
などの “ 書籍広告 ” が毎日のように載っていました。
そういう本を買って読んでみると、
ある健康食品を飲んでガンが治った人の体験談がいくつも書かれていました。
要はその本は丸々1冊が健康食品の広告で、
たくさんの体験談は1人の人が捜索で書いていたことが後になってバレたり、
健康食品会社の社長が脱税で逮捕されたり、
出版業界にも厳しく目を付けられたりして、
このようなあくどい商法は鳴りをひそめました。

代わって最近増えているのが、
インターネットによる同様の商法です。
一例を挙げると、
ガンについて検索すると検索結果よりも上に、
ガンの闘病体験談の「広告」が表示されます。
そこから誘導されていくと、
「医師の相談無料ページ」というページにたどり着き、
そこからさらに健康食品を売るページへと繋がります。

検索した人は、
“ 自分で探した情報 ” と思っているので、
あまり疑うこともなく健康食品を買ってしまうのではないでしょうか。
しかしそう思うことまで計算された、
巧妙な広告が探せばたくさん見つかります。
最近は誰でも知ってるような大手の食品会社や製薬会社まで、
似たような手法で広告を出している事例が増えています。
いつから日本はそんな国になってしまったのだろうとガッカリします。

このような広告は非常に巧妙に作られてはいますが、
期待する効果が実証されている薬ではないので、
薬事法に触れないように、
「治った」「効いた」という表現は絶対に使っていません。
健康食品会社はあの手この手で商品を売ろうとしますが、
引っかかって効果のない食品を高い値段で売りつけられるという被害が、
少しでも減るように願ってます。

機能性食品や栄養補助食品などを使用していることを、
医師に隠しておく患者さんが非常に多いですが、
大部分の医師達は、
その「何をしてでも治りたい」という患者さんの気持ちを、
誰よりも共有しているつもりだと思います。
気兼ねなく相談すれば、
過去の経験や客観的な意見等をお伝えすることもできます。

健康補助食品や機能性食品などの代替療法について、
頭ごなしに否定する医師も少なくないとは思います。
頼りにしているものを否定されて、
気分を害する人もいるかと思いますが、
この場合は医師が言うことは根拠のないことでもないのです。

 

 

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間 黒助です。

パラヒドロキシベンズアルデヒドをお送りする活動を始めて11年が経ちましたので、
経過を報告したいと思います。
 

まず、

去年10年経ってから今日までのこの1年間で、
100名強の方々(11年間の合計約1,100名)の、
パラヒドロキシベンズアルデヒドに関する相談に乗り、
実際にお送りしてきました。
ほとんどの方々が継続していますが、
この1年も副作用らしい症例はありませんでした。

「腫瘍は小さくはなってないけど、大きくもなってなく、体調も安定している」
「腫瘍が小さくなり、マーカーの数値も下がっている」


放射線や抗がん剤と併用されてる方、
他の自由診療と併用されてる方もいますので、
「腫瘍が小さくなった」
「マーカーの数値が下がっている」
とのご報告いただいた方々は、

放射線や抗がん剤、他の自由診療の効果も考えられます。
それも踏まえて11年経ちましたが、
こういったメールを今もいただけています。
また余命数ヶ月や1年と言われ、
それから余命期間を超えた現在もご存命で元気にされている方々もいます。
パラヒドロキシベンズアルデヒドを服用されているほとんどの方が、
ステージⅢ~Ⅳ~終末期の方々です。

残念な報告ですが、
今年もお送りしている患者さん8名がお亡くなりになられました。
お亡くなりになられた方々は短期間の少量しか服用できませんでした。
8名中、3名が20歳未満の若い方々だったこと、

服用を継続したいとのことでメールのやり取りをし、

パラヒドロキシベンズアルデヒドを発送したものの、

「受取人が死亡のため」と記載され戻ってきたこともあり、
パラヒドロキシベンズアルデヒドのことを知るタイミングや、
パラヒドロキシベンズアルデヒドを服用するタイミングもありますが、
やはり悲しい気持ちでいっぱいになりました。
ご冥福をお祈りいたします。

※連絡なく服用を中止された方々や、

メールのやり取りが途絶えた方々もいますが、
基本的にこちらから連絡することはありませんので、
ご存命なのか、お亡くなりになられたのかは定かではありません。
そのような方々がいるということも考慮されてください。

ここからは毎年報告する際の重複になりますが、
僕は11年経った今でも、
パラヒドロキシベンズアルデヒドで腫瘍が簡単に消えるなどと、
そこまで期待はしていません。

僕は “ 腫瘍が消える ” ということに重点は置いてなくて、
いかに、
“ 毎日をいつもと(健常時と)変わらず穏やかに過ごせるか ”
に重点を置いているので、
「腫瘍は小さくはなってないけど、大きくもなってもいなく、体調も安定している」
という報告だけでも嬉しくなりますし、
何よりメールの文面が明るく前向きな文章に変わってきている感じがするので、
精神的にもプラセボ効果(プラシーボ効果)のように、
何らかの改善があるなら、
パラヒドロキシベンズアルデヒドを服用する意味はあると思います。

上記の効果についても、
もちろんパラヒドロキシベンズアルデヒドが効いているかどうかはわかりません。
抗がん剤と併用されていて腫瘍が縮小されている方には、
「抗がん剤の効果であれば必ず増大してきます。絶対に油断はせず用心していきましょう」
とお伝えしています。

毎年書いていますが、
全国に数ヶ所あるパラヒドロキシベンズアルデヒドを処方するクリニックで、
処方を受けている患者さんからも、
かなりの問い合わせを頂いています。
全てが料金に関するもので、
各クリニックの料金を詳しく聞くと、
はじめは安かったのが、
量が増えてくると徐々に高額になり、
一般的な所得の方ではなかなか長い期間続けるのは困難な金額になっています。
自由診療なので高いのはしょうがないかもしれません。
代替療法の多くでは、
患者さんが少し無理をすれば何とか払える、
という程度の金銭が要求されます。
短期間試す程度であればまだしも、
長期間にわたって取り入れるとなると結構な額になってしまいます。
代替医療、特にパラヒドロキシベンズアルデヒドのような、
がんの患者さんにとっての小さな希望が高額であってはなりません。
代替医療は高いお金をかけてやるものではないと思います。
それがあまりにも高額であれば、
本来の医学的な治療を行う際の妨げになってしまいます。
先端的な自由診療を行うのであれば尚更です。
代替医療に高額なお金をかけるよりも、
個人的には、
そういうお金はできるだけセーブして、
穏やかに過ごしながら、体が動くのであれば伴侶と旅行したり、
効果が期待できる、
科学的根拠のある先端的治療を受ける費用に振り向けるべきだと思っています。

そういった金銭的な部分でお困りの方も、
ぜひご相談されてください。

この11年間を見てきての後記になりますが、
パラヒドロキシベンズアルデヒドが効くとはもちろん言えません。
しかし試す価値は十分にあると思います。
病名、がんのステージや症状、病状経過、現状など、

何回かメールでやり取りさせていただき、
ある程度の信頼関係が築けた方のみ、
パラヒドロキシベンズアルデヒドを3週間分は無料でお送りしますので、
お気軽にメールでお問い合わせください。



※ガンについてや、
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僕がご相談やご質問に対してどう返答しても決めるのはご自身です。
そのためには少しでも情報を集め、
後悔しない選択をしてください。


がんの情報を調べるときは本当に注意が必要です。
JMIR Cancerhttps://cancer.jmir.org/>』 によると、
インターネット検索したときに出てくる上位20位のうち、
がん情報について信頼できるサイトは約10%です。
逆に危険だったり、体に有害な恐れのあるサイトは約40%と報告されています。

インターネット検索したときに、
特に正しいと思われがちなのが、
①効果のある治療法ほど上のほうに表示される
②病院のホームページに掲載された「がんが治った」患者体験談
③最新の研究に基づく「最先端医療」が最も良い治療

ですが、
これは全部間違いです。

まず、
『①効果のある治療法ほど上のほうに表示される』
は、情報を出したい方がお金を払って出している広告です。
検索してよく見ると小さく「広告」と書いてあります。
最近では「スポンサー」と表示されています。
スマートフォンで見ると(2023年1月時点)、
「Sponsord by ●●●」
「AD(Advertisingの略。日本語で広告)」
など、英語で表示されるので、
それが広告なのか、
正しい検索結果の記事なのかわからないで、
「上のほうがいいだろう」とサイトを開いてしまう方が多いです。
患者会で、

「どういうサイトを見てますか?」

と調査した結果もありますが、
「検索結果を上から見ます」

という方がかなり多いです。

『②病院のホームページに掲載された「がんが治った」患者体験談』
ですが、
体験談というのは、
患者さんを元気づける、勇気づける、非常にいいコンテンツだとは思います。
ですが病院のホームページに掲載されていたら要注意です。
この治療法がこの患者さんに効いたからといって、
別の患者さんに効くとは限りませんし、
効いたというのもあくまでその患者さんの主観であり、
客観的に本当に効いてるのかというのは体験談からはわかりません。
そのような状況なので、
厚生労働省は、
『医療機関のホームページに患者の体験談を載せてはいけない』
というルールを定めています。
ですので載っていること自体がそのルールに反しています。
また、
治療前、治療後の画像の掲載も時々見かけますが、
それについても厚生労働省が、
「ホームページに載せてはいけない」
とルールを定めています。
治療前のCT画像は、

造影剤ありのCT画像でがんが写っており、
治療後のCT画像は、

造影剤なしでがんが写りづらく消えているように見える、
といった、
違うもので比べている画像も僕が見る限り散見しています。

『③最新の研究に基づく「最先端医療」が最も良い治療』

ですが、
最先端医療というのは、
文字通り「新しい治療」なので、
まだ安全性や効果があるか確認されていない治療、
研究段階の治療
になります。
「標準治療」というと、
言葉の語感が「並」の治療というような感じがして、
「並の治療」と「最先端」を比べると、
「最先端」のほうが輝いて見えると思います。
しかし標準治療とは、
科学的な手法で安全性、有効性が確認されている治療法
という定義です。
ですので、
最先端医療が最も良い医療というのは間違いです。

語感で勘違いしないようにしましょう。
 

もう1度書きますが、

僕がご相談やご質問に対してどう返答しても決めるのはご自身です。
そのためには少しでも情報を集め、
後悔しない選択をしてください。
少しでもお役に立てればと思っております。


間 黒助

 

 

間 黒助です。

 

毎日たくさんのがんの患者さんとメールのやり取りをしているのですが、

誰もがいつか訪れる「死について」常々イメージすることの大事さを痛感しておりますので、

前に書いた記事を再掲いたします。

 

※以下の記事で「がん」を「ガン」とカタカナで記載しているのは平仮名が連続で続くと読みにくいからです。

 


↑↑↑この記事の続きになります。

 


数年前、海外のニュースサイトで、
『 死ぬ前に後悔した20のこと 』
という記事が話題になっていて読んだことがありました。
とても興味深い内容なのでここに書き出してみます。

・他人がどう思うかなんて、気にしなければよかった。
・もっと幸せを噛みしめて生きればよかった。
・もっと他人のために尽くせばよかった。
・あんなにクヨクヨ悩まなければよかった。
・もっと家族と一緒に時間を過ごせばよかった。
・もっと人に優しい言葉をかけてやればよかった。
・そんなに心配しなければよかった。
・もっと時間があったなら、もっと冒険して、思い切って生きればよかった。
・もっと自分を大切にすればよかった。
・他人の言うことよりも、もっと自分の直感を信じればよかった。
・もっと旅に出ておけばよかった。
・あんなにがむしゃらに働かなければよかった。
・一瞬一瞬をもっと大切に生きればよかった。
・子供達に好きなことをさせてやればよかった。
・最後に言い争いなどしなければよかった。
・自分の情熱に従えばよかった。
・もっと自分に正直に人と接すればよかった。
・あの時、本音を言ってしまえばよかった。

・何か1つでも目標を達成すればよかった。

どうでしょうか。
共感することが結構あるのではないでしょうか。
記事ではこの言葉をご本人から聞き取ったのが、
亡くなるどれくらい前の時期だったのかは、
明らかにされていませんでしたが、
もし命の終わりまでにある程度の時間があれば、
この中のいくつかの後悔は解消することができそうです。

何かをしなければよかった、
という過去の出来事についての後悔を、
過去に戻ってやり直すことはできませんが、
今から同じような後悔をしないようにはできます。

もっとこうしていればよかったという後悔については、
まさに今すぐそれを始めることができます。
「死ぬときに後悔はしたくない」と、人はよく言います。
では、
どんなふうに死んだら後悔することになるのか、
自分なりの答えを考えてみましょう。

あれもしたかった、これもしたかったと、
最初はたくさんのやり残したことを思いついて、
それら全てをやり尽くす時間がないことで、
つらく感じるかもしれません。

でもその中には、
もし健康なままでいてもできなかったことが、
混じっているのではないのでしょうか。
また健康なままだったら、
毎日が忙しく、慌ただしく過ぎていき、
死ぬまでにやりたいことを改めて考える機会さえ、
ないままだったかもしれません。
病気じゃなかったら、
といくら考えても、
病気じゃない自分はどこにも存在しません。

病気になるのも、
死の訪れが他の人の平均寿命より早く来ることも、
何だか不公平な感じがするでしょうが、
1人1人の人生は違うのですから、
そもそも完全に公平な世界というのは存在しないのです。
思い通りにならないことばかりの人生のほうが、
当たり前ではないかなと思います。

等しく公平に与えられているのは、
最後に死ぬことだけです。
訪れる時期に差はあるにしても、
死は全ての人に公平にやってきます。
死を意識するからこそ、
生きている時間の価値を感じることができます。
ガンという病気になったからこそ、
ガンにならなかったらできなかったことができます。
命の残り時間が見えたからこそ、
今までぼんやりと考えていた「やりたいこと」リストを、
優先順位をつけて上手に整理する機会を得た、
と前向きに考えたいところです。

 

 

 

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そのためには少しでも情報を集め、
後悔しない選択をしてください。

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間 黒助

 

 

間 黒助です。

 

毎日たくさんのがんの患者さんとメールのやり取りをしているのですが、

誰もがいつか訪れる「死について」常々イメージすることの大事さを痛感しておりますので、

前に書いた記事を再掲いたします。

 

※以下の記事で「がん」を「ガン」とカタカナで記載しているのは平仮名が連続で続くと読みにくいからです。



日本では2021年には年間38万人以上の人が、
ガンによって死亡しています。
言い換えれば、
これだけの数のガンを治すことができなかったということです。
もちろん治る人の数もそれ以上になるのですが、
ガンが治らない状態になる可能性は、
現在健康な人も含めて、
ほぼすべての人に起こり得ることです。

多くのガンで治るのが難しい状態の方々とメールのやり取りをしていますが、
多くの人が、
「1年前には自分がこんな状態になるとは思いもしなかった」
と言われます。
裏返して考えると、
現在何事もなく生きている人にも、
同じ状況がやってくるかもしれないのです。

ガンが治せない状態になったということは、
命の終わりが見えてきたということですから、
人生の一大事だと感じるでしょう。
それまでガンと戦ってきた人であれば、
ある程度の覚悟もできているかもしれませんが、
いきなり告げられたら青天の霹靂ですし、
そういう事態になることを考えないようにと避け続けてきた人には、
最後通牒のように感じられるかもしれません。
しかし現実には、
治らない状態になったと告げられる可能性はなくせません。
残念にもそう告げられたら、
どんなふうにこの事実と向き合っていけばいいのでしょうか。

まず大切だと思うのは、
正しい判断ができるような心の状態を保つことです。

どんな人でも、
多かれ少なかれ気持ちが動揺するでしょう。
医師をはじめとした医療関係者は、
動揺することを想定してそれなりの配慮はしますが、
心の中までは見通せません。
頭が真っ白になっていても、
「大丈夫です」
と答えてしまうと、
医師はそれ以上の心配のしようがありません。

最近はガン医療に携わる医療機関では、
心の問題に配慮する体制も整えられているので、
遠慮せずに相談してほしいと思います。

次に大切なのは、
「何が起こっているか」
について正しい情報を得て、
きちんと把握することです。
医師によっては、
治せない状況になると病状説明が曖昧になったり、
病状が進んだことを、
あえて言わない方針をとっている医師もいるようです。

確かに患者さんにとっては、
辛いところにさらに追い打ちをかけられるような情報はありますが、
それでも正しい情報を知りたいと望む人に対しては、
十分な配慮の上で、
時期を逃さず伝えるべきだと僕は思います。

患者さんには、
自分自身の残り時間をどのように過ごしたいかを決める権利があります。
その判断をする際に、
正しい状況が見えていないと、
間違いや後悔のもとになります。

もちろん患者さんの中には、
「悪い情報は知らないままでいたい」
と言う人もいます。
治すのが難しい状態になったときに、
そのことを知りたいのか知りたくないのかについては、
あらかじめ家族や医師に要望を伝えておきましょう。
ただし、
誰にでも事実を知りたい気持ちと、
悪い情報は聞きたくない気持ちが同居していて、
その割合は常に日々変動します。
1度要望を伝えたからといっても、
変更できないわけではありませんから、
気持ちが変わったときには、
それを伝えるようにしてください。

治せる見込みがなくなったことを知らされれば、
誰でも気持ちが落ち込みます。
厳しい現実から逃げてしまいたい、
正面から向き合いたくないと思うのも当然ですが、
逃げようと思っても逃げ切ることはできません。
少しずつでも構わないので、
正面から現実との距離を詰めていくほうが、
結局はプラスになることが多いように思います。

向き合わなければならない現実というのは、
どういうことでしょうか。

1つ目の大きな現実は、
命の終わりが見えてきたということです。
正確な残り時間まではわからなくても、
大体の目安はつきます。
いつかは……と思っていたことが、
急に現実として目の前に突きつけられるのです。
ここで勘違いしてはいけないのは、
命の終わりが突然自分にだけ現れたわけではないということです。
命が限りある長さであることは誰にとっても厳然たる事実です。
今の状況は、
その命の終わりまでの距離が見えたということにすぎません。
命の終わりが見えたからといって、
絶望することはありません。
まだまだできることはたくさんあるのです。

2つ目は、
ガンと向き合う姿勢です。
それまでと同じ「闘う姿勢」でいると辛くなります。
治せない病気に対して、
闘って勝つことはもう望めません。
闘うことにこだわっていると、
「負ける」という意識がどうしても頭から離れなくなります。
人生の最後を、
負けたという気持ちで終わってほしくはないのです。
ここでガンと向き合う姿勢のチェンジが必要になります。
完治を目指して闘っていたときには、
ガンは倒すべき敵でした。
今後は、
命の終わるときまで付き合っていかなければなりません。
敵だと考えている限りは、
勝ち負けにこだわって苦しくなってしまいます。
迷惑ばかりかける厄介な奴だけど、
最後まで一緒に生きていくことになったからには、
仕方ないなと腐れ縁の悪友のように捉えてみてほしいのです。

 

 

 

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そのためには少しでも情報を集め、
後悔しない選択をしてください。

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間 黒助

 

 

間 黒助です。


最近、主治医や医師との接し方に関してのご相談が多いので、
前に書いた記事を再掲いたします。

 

※以下の記事で「がん」を「ガン」とカタカナで記載しているのは平仮名が連続で続くと読みにくいからです。


医師の無理解に直面したとき、
患者さん達は実際に自らの命を預ける主治医を選べないという現状は、
すぐには変わりません。

先端的な治療法や、
まだ評価の定まっていない治療法を試したいという気持ちがあっても、
それに主治医がすんなり同意してくれない場合は、
どうすればいいのでしょうか。

それには自分自身の治療法の選択は本来、自分自身がすべきもの、
という強い気持ちを持つことが必要だと思います。
またそれは患者さんの権利です。

医師はガン治療の方向性を示してくれます。
もちろんその医師の経験や考え方なども関係してきますが、
基本的には統計的なデータに従い、
少しでも優位と思われる標準治療法を勧めてくれます。
但し、その医師の専門分野の中でです。

高い確率で完治が見込める手術や治療ならそれは行うべきです。

またその治療をすることによって、
患者さんのその後のQOL(生活の質)が維持、向上できるのなら、
それらの治療も必要でしょう。

しかしガンという病気に関しては、
この国ではそうでない場合にも手術や抗がん剤による治療が多く行われている、
という現実があります。

また術後の再発時には、
標準治療の枠内では化学療法である抗がん剤治療が通常勧められます。
これは多くの場合、

副作用が多い割には僅かな余命の延長しかもたらしてくれないか、
無効なこともかなりある治療です。

医師は治療の曲がり角のときに、
これから行おうとする治療について丁寧に説明してくれるでしょう。
しかし、

だからといって医師の示す治療法に必ず同意する必要は患者さんにはありません。
断ることもできるし、
もちろん別の選択をすることもできるのです。

これは患者としての重要な権利です。

患者さんが受けたいという治療を医師が拒否するべきではないし、
またその権利もありません。
 

しかしいまだに自分の勧める治療法以外を選択しようとすると、
「責任が取れないので出て行ってくれ」
と言う医師もいます。

日本のガン治療の中核に位置するガンの専門病院ですら、
この手の医師は多く見られます。

このような場合には患者は聞き返すべきです。
「先生に従っていれば私のガンを完治させていただけるのですか?」 と。

再発したガンに関して言えば、
標準治療の枠内にいる限り、
それが期待できるケースは幸運な一部の人だけです。
多くのケースで完治が期待できないことを、
そんな医師達が重視する “ エビデンス ” が明確に語っています。

このような医師を主治医に持った患者さんは不幸です。
できるだけ早く医療機関を変更するなり、
主治医を変えてもらうなりするべきです。

日本では、
主治医は天から与えられたものかのように崇められる傾向がありますが、
それまでの人生で1度も接点がなく、
考え方や性格、経験も履歴も知らない1人の人間に、
いとも簡単に自分の命を預けてしまうのは自然なことではありません。

とはいえ、
この医師不足の時代に、
患者さんがわがままばかり言っていられないのも事実です。

また地域や病状によっては、
転院したくても選択肢がない、
ということも考えられます。

現実的には、
患者さんが選択する治療法を阻まない医師であれば、
それでよしとするしかないでしょう。

いずれにしても患者さんができることの1つに、
“ 治療法の選択 ” と “ 主治医の選択 ” があるということだけは、
ガンと闘う上で理解しておかなくてはいけないでしょう。

それに、
そもそもインターネットを使いこのブログを読んでいる人の大半は、
病院の主治医の提示する治療法に満足し、
何も逆らわずに信じ切って命を預けているような人ではないと思います。

現状の治療の範囲に満足せず、
何か新しいヒントがないかと探し回る、
命を諦めない人達でしょう。

僕もそのような人達の役に立つために書き続けていく所存です。

 

 

 

 

※こういった活動もしています。ぜひご一読ください※
 

 


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間 黒助

 

 

間 黒助です。

 

最近、多忙でなかなか自分の言葉をブログにできていないのですが、

Ameba公式ジャンル『入院・闘病生活』を検索したり、

『抗がん剤』『放射線治療』とキーワード検索して、

今がんと闘っておられる方々のブログは拝読させていただいています。

拝読させていただいてて思うのは、

医師任せの方がかなり多いので、

今一度、お伝えさせてください。

『 医師以上に病気に詳しくなる 』 というタイトルを見て、
医師以上の知識量を持つなんて、

できるわけないと思った人もいるでしょう。
しかし心配しないでください。
別に「医療全般で医師以上になりましょう」と言っているわけではありません。
自分の病気に関してだけ、
「医師を超えるほどの知識量を身につけませんか」

と言っているのです。

胃がんなら胃がん、
肺がんなら肺がんと、
ピンポイントで知識の吸収を行えばそれほど難しいことではありません。
疑問が生じたら、
目の前の医師(主治医)に聞けばいいだけですし、
それによって医師の質も分かります。

知識を入れる時間は十分にあります。
がんと分かってから3ヶ月は普通に時間の猶予はあるでしょう。
国家試験を受けるわけではないのです。
それだけの時間があれば、
少なくとも医師並みの知識を身につけることは難しいことではありません。

実際、
鬱病の患者さんの薬の知識は凄いものがあります。
その薬によって、
どこでどんな医療事故が起きたのかといったことまですらすら出てきます。
知識で医師を超えることは難しいことではありません。

逆に知識不足のまま手術をしてしまうと、
どうしても医師依存の治療になってしまいます。
すると、
自分の身体なのに何をされているのか、
どんな薬を入れられているのか、
ろくに分からずにベルトコンベヤーに乗せられたように治療は進んでしまいます。
標準治療なのですから、そうなるのは当たり前です。

ベルトコンベヤーに乗せられることなく1つ1つ自分で検討する。
医師が急かしても気にしないこと。
時間は十分にありますから、しっかり学んでください。

 

 

※がんについてや、

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間 黒助

 

 

間 黒助です。

 

 

最近、多忙でなかなか自分の言葉をブログにできていないのですが、

Ameba公式ジャンル『入院・闘病生活』を検索したり、

『抗がん剤』『放射線治療』とキーワード検索して、

今がんと闘っておられる方々のブログは拝読させていただいています。

拝読させていただいてて思うのは、

医師任せの方がかなり多いので、

今一度、お伝えさせてください。

 

※以下の記事で「がん」を「ガン」とカタカナで記載しているのは平仮名が連続で続くと読みにくいからです。



ガンの治療法は進行度によって異なります。
進行度が高くなるほど色々な治療法があり、
治療法によっては一長一短がありますが、
出来るだけ苦痛の少ない最良の治療を受けることが大切です。

かなり進行したガンの場合、
何の治療もしないのが最良ということもあります。

助からない可能性が高いとか、
余命が限られているのなら、
最良の生き方をする必要があり、
死後のための準備も必要になるからです。

しかし現実には、
病状、治療効果、予後について、
患者さんの方が正しく理解しておらず、
病院任せ、医師任せの人があまりに多いように思えてなりません。

特に助からないガンの場合は、
どういう治療を受けるか、
どういう生き方をするか、
医師任せではなく、
真実を全て理解して自分で決めていかなければならないのです。

病院に任せておけば医師が最良の医療をしてくれるほど、
日本のガン医療全体のレベルは高くない、ということを理解すべきです。

医師にとっての1人の患者さんは、
対処しなければならない大勢の患者さんの中の1人に過ぎません。
医療行為も生きていくための仕事で、
患者さん1人1人について、
「自分がその立場だったらどうしてもらいたいか」
を考えて、
最善を尽くしているとは限らないのです。

中には、
「特別にお願いした高名な先生から、手術は完璧にできましたと言われたので、
再発するとは思ってなかった」
と嘆く人がいます。

しかし、
完璧にできたというのは、
手術に特別なトラブルがなかったということで、
「手術合併症を起こす可能性は少ない」
という意味なのです。
ガンが再発しないということではありません。

ガンの手術は、
食道ガン、肝臓ガン、胆道ガン、膵臓ガン、下部直腸ガンで肛門を残すなど以外は、
慣れた外科医にとってはそれほど技量差はなく、
心臓の手術程上手・下手が無いと思います。

ガンの手術の名医とは、
本当に手術が最適である患者さんに限って手術をし、
手術合併症を起こさない人です。
よほど非常識な手術をしない限り、
名医が手術したから治って、
そうでない人が手術したから再発する、
などということはありません。

「ガンを全部取りました」
と言われたので、
「治る可能性が高いか、治らないまでも長生きできると思っていた」
と言う人もいます。

進行ガンになるほど目に見えるガンをどんなに丁寧に切除しても、
見えないガン細胞がたくさん残っている確率が高く、
離れた部位に転移を起こしていることもあるのです。

手術後再発をしてから、
「最善を尽くすと言うので、後遺症が酷いと知りつつ大手術を受けた。
この手術で治るか、治らないまでも長生きできると思って我慢して受けたのに、
こんなことになるなら、最初から本当のことを言ってもらいたかった」
と言う人もいます。

効果の明らかでない抗がん剤治療、放射線治療、民間療法の連続で末期になり、
治療を受けたことを後悔している人もいます。

患者さんの方も、
治療がどの程度効く可能性があるのかを聞くべきなのです。

 

 

※がんについてや、

がん治療に対して少しでも疑問に思ってること、
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