ちょっと間が空きましたが、先週の衆院選では自民党の圧勝という結果になりました。
民主党が負けるのは見えていましたが、あれほどまで惨敗するとは思いませんでした。
そして更には、自民党だけでこれだけの議席を確保することも考えませんでした。
選挙の前後での議席数の差を見ると、小選挙区制の難しさのようなものが見えてきます。

さて、自民党が圧勝したことで、安倍総裁が総理大臣になることはほぼ確実です。
2度目の総理ということになりますが、今度はうまく舵取りができるでしょうか。
混乱した政情を立て直すには、色々と困難が伴うかと思います。
その手腕がどれだけ発揮できるのか、非常に興味のあるところです。

参考↓『今度はしっかり使命果たす…安倍氏、父の墓前で』
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121222-OYT1T00725.htm

(以下、記事の一部)
自民党の安倍総裁は22日午前、地元の山口県長門市で父・安倍晋太郎元外相の墓参りをし、衆院選勝利と政権奪還を報告した。
安倍氏の「お国入り」は衆院選後初めて。・・・安倍氏は墓前で昭恵夫人とともに手を合わせ、集まった支持者に「再び重責を担うことになった。今度はしっかり使命を果たしていくと(父に)誓った」と述べた。
午後には同県田布施町で祖父・岸信介元首相の墓も訪れた。「岸は日米安全保障条約を改定する大事業を達成した。私も『真の独立を取り戻したい』という思いをしっかり受け継いでいきたい」と支持者に語った。


今回何かでつまずいてしまうと、政治家として非常に厳しい立場に置かれてしまいます。
だからといって、安全運転で困難な政局を乗り切っていくのも大変かと思います。
リスク覚悟で大胆な政権運営が迫られる状況を、何度となく迎えることになるでしょう。
どんな状況でも、国家のため、国民のための政治を行っていただきたいものです。
今日は衆院選の投票日です。
投票所は朝から開いていますので、お出掛け前に投票所へ足を運びましょう。
我々有権者が政治参加していることを実感できる、数少ない機会でもあります。
面倒だからとか用事があるからとか、そんな理由で棄権するのは勿体ないです。
これからの政治をどうして欲しいのか、よく考えて貴重な一票を投じましょう。
来週の日曜日は、衆院選の投票日です。
有権者は自らの選挙権を放棄することなく、投票所へ足を運びましょう。
当日の予定があるなら、期日前投票という方法もあります。
日本国民であるなら、国の行く末を決める大切な選挙を放っておいてはいけません。

参考↓『衆院選:さあ、投票に行こう 16日無理なら期日前投票を』
http://mainichi.jp/select/news/20121208mog00m010009000c.html

(以下、記事の一部)
◇「期日前」「不在者」投票も気軽に
◇仕事や旅行、健康上の理由…不在者投票は郵送の手間も
(...中略...)
……と思ったら、投票日に予定が入り、都合がつかなくなった。そんな時は期日前投票をしてみよう(最高裁国民審査は9日から)。投票場所は大半が市区町村役場内だが、最寄りの公共施設などに設置されることもある。
(...中略...)
◇長期不在の人は?
長期出張や旅行で、選挙期間中に住民票のある自治体に戻れない人は、一定の手続きをすれば、ほかの自治体で不在者投票をすることができる。また、今住んでいる自治体に引っ越してきてから、公示日までに3カ月がたっていない人も、転居先の自治体ではまだ選挙人名簿に登録されていないため、同じ手続きが必要だ。
(...中略...)
◇白票は避けよう
(...中略...)
「選びようのない割り切れなさや、投票後の後味の悪さも含めて引き受けるのが投票の意味です。民主主義とは批判することではなく、そういう責任を担いながら、自分たちが権力を作っていくことではないでしょうか」


最も良くないのは、投票はしないのに政治に対して不平不満を言うことです。
投票しないのならば、どんな結果になっても文句を言わないことです。
選挙権を放棄するということは、それくらいの意味合いを持つと私は理解しています。
折角持っている権利なのですから、是非とも行使するべきだと思います。
原発が一度事故を起こすと、取り返しのつかないことになります。
そのため、事故の発生リスクが少ない場所に建設するのは当然のことです。
活断層上にあったりすると、断層のズレによる地震や地面の歪が気になります。
もし活断層があることがわかっていたら、通常は原発の建設などしません。
それが後からわかった場合であれば、直ちに廃炉へと向かうべきでしょう。

参考↓『敦賀原発活断層「非常に活動的」…規制委専門家』
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121201-OYT1T00933.htm

(以下、記事の一部)
原子力規制委員会の専門家チームは1日、日本原子力発電敦賀原子力発電所(福井県)の破砕帯(断層)などを調べ・・・「浦底断層」について「非常に活動的」との見方でほぼ一致した。
2号機の原子炉建屋直下を通る破砕帯「D―1」が浦底断層の活動に伴って動く可能性を焦点に、2日も調査を継続、10日に東京で開く評価会合で議論する。
・・・報道陣の取材に対して、調査チーム5人のうち4人が浦底断層の活動性に言及した。宮内崇裕・千葉大教授(変動地形学)は「(浦底が)大きく動いたら、周辺でいろんなことが起きる」と語った。
D―1は・・・活断層の疑いを指摘された破砕帯より2号機の建屋の中心近くを通り、浦底断層に向かって延びている。この日は、宮内教授ら2人が「(新しい時代に積もった)上側の地層も変形している」と、活断層の可能性を指摘したが、藤本光一郎・東京学芸大准教授(地質学)はこれに慎重な見方を示した。


こういうニュースを見ると、既に廃炉にせざるを得ない状況ではないかと思えます。
いつも原発関連では、発表が後手に回っている印象が強いです。
何となく、無駄に時間を稼いでいるだけのように感じてしまいます。
福島の事故以来、それだけ色々な発表に対する不信感が募っている訳です。

何れにしても、原発が活断層上にあるならば、速やかに廃炉するのが良いと思います。
何かがあってからでは、もう遅いということになってしまいます。
速やかに結論を出して、速やかな廃炉を実施していただきたいと思います。
生活保護受給者の多くが、医療費を全額免除されているのだそうです。
誰でも病気になり得るのだから、まともな医療を受ける権利は当然にあるでしょう。
しかし、自己負担なく医療を受けられるのが果たして本当に正しいことでしょうか。

参考↓『生活保護受給者の医療費無料は不公平か 医師の7割以上が医療費の一部負担に賛成』
http://moneyzine.jp/article/detail/206258

(以下、記事の一部)
生活保護受給者の・・・医療費の一部負担を導入するべきとの意見もあるが、賛否両論あるようだ。
・・・多くが国民健康保険の被保険者から除外されており・・・1人当たりの医療費についてみると、市町村国保の被保険者などと比べて、生活保護受給者のほうが高く、適正化のための取り組みを強化すべきだという声が上がっている。
・・・生活保護の医療扶助の悪用で逮捕者も出ている。大阪市は今年7月、生活保護受給者の処方箋を複製して、複数の薬局から向精神薬を不正に入手した罪で・・・逮捕者が出たことを明らかにした。・・・生活保護受給者が受け取った処方箋をカラーコピーし、複数の薬局に提出して、各薬局から向精神薬である「ハルシオン」などを入手していた。
このような現状について・・・実際に診察している医師は、どのように感じているのだろうか。
・・・医師1,000名を対象に、10月26日に実施した「生活保護受給者の医療扶助に関する意識調査」によると、医療費適正化のために生活保護の医療費の一部を受給者に負担させることをどう考えるか聞いたところ、全体の73.1%の医師が、医療費一部負担案に賛成した。
その理由として、「年金生活者や、働きながら保険料を納め医療費の一部負担をしている低所得者がいることを考えると、生活保護受給者のみ全て無料というのは不公平」などといった意見が寄せられた。
・・・「現状のままで良い」と答えた医師は、「生活保護の本質まで変えるべきではない」「受給認定を厳格にすることで対応すべき」などの理由を上げたほか、「支払いができなければ病院の負担になるのが見えている」といった意見が寄せられた。
・・・三井辨雄厚生労働相は、生活保護受給者の医療費一部負担・・・を導入すれば、必要な受診を抑制する恐れがあり、慎重な検討が必要と述べている。
生活保護受給者の医療費の一部負担については賛否両論あるが、不正が行われないような仕組みづくりが期待される。


自己負担がないというのは、無駄な医療費を増やす要因になるでしょう。
普通は、病院へ行く前にわざわざ行くべきかどうかを考える人が多いと思います。
しかし自己負担がなければ、とりあえず行ってみようと考えてしまうかも知れません。
何も負担しないというのは、何の歯止めもないのと同じようなものです。

一方、生活保護が受給できないが生活保護受給者より厳しい低所得者も存在しています。
そういう人は、保険料も自己負担、医療費も当然に自己負担しています。
病院へ行けばすぐ治る病気を、負担を考えて放置しているケースも多々あるでしょう。
そういった人たちは、制度の隙間から見放されてしまっている訳です。
かなり不公平な印象があります。

何が正しいやり方なのか、明確な答えはなかなか出てこないとは思います。
ただ少なくとも、医療費の全額免除はちょっとよろしくないでしょう。
こういった甘い汁を与えてしまうと、生活保護からの脱却も難しくなります。
過保護にすることで、結果的に生活保護受給者を増やしているような気がします。
すべて公平にするのは難しいにしても、極端な不公平感は排除すべきでしょう。