原発が一度事故を起こすと、取り返しのつかないことになります。
そのため、事故の発生リスクが少ない場所に建設するのは当然のことです。
活断層上にあったりすると、断層のズレによる地震や地面の歪が気になります。
もし活断層があることがわかっていたら、通常は原発の建設などしません。
それが後からわかった場合であれば、直ちに廃炉へと向かうべきでしょう。

参考↓『敦賀原発活断層「非常に活動的」…規制委専門家』
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121201-OYT1T00933.htm

(以下、記事の一部)
原子力規制委員会の専門家チームは1日、日本原子力発電敦賀原子力発電所(福井県)の破砕帯(断層)などを調べ・・・「浦底断層」について「非常に活動的」との見方でほぼ一致した。
2号機の原子炉建屋直下を通る破砕帯「D―1」が浦底断層の活動に伴って動く可能性を焦点に、2日も調査を継続、10日に東京で開く評価会合で議論する。
・・・報道陣の取材に対して、調査チーム5人のうち4人が浦底断層の活動性に言及した。宮内崇裕・千葉大教授(変動地形学)は「(浦底が)大きく動いたら、周辺でいろんなことが起きる」と語った。
D―1は・・・活断層の疑いを指摘された破砕帯より2号機の建屋の中心近くを通り、浦底断層に向かって延びている。この日は、宮内教授ら2人が「(新しい時代に積もった)上側の地層も変形している」と、活断層の可能性を指摘したが、藤本光一郎・東京学芸大准教授(地質学)はこれに慎重な見方を示した。


こういうニュースを見ると、既に廃炉にせざるを得ない状況ではないかと思えます。
いつも原発関連では、発表が後手に回っている印象が強いです。
何となく、無駄に時間を稼いでいるだけのように感じてしまいます。
福島の事故以来、それだけ色々な発表に対する不信感が募っている訳です。

何れにしても、原発が活断層上にあるならば、速やかに廃炉するのが良いと思います。
何かがあってからでは、もう遅いということになってしまいます。
速やかに結論を出して、速やかな廃炉を実施していただきたいと思います。