「SKY JOURNEY」という曲 | 肯定ログ

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好きなものは好きと言います。肯定ペンギンなので。備忘録。



Aqours 3rdシングルのカップリング曲「SKY JOURNEY」。

この曲は「なんとなくカッコよくて、どことなくせつない」みたいな漠然とした感覚で聴いていました。
どういった視点で、どう解釈するのがいいかイマイチわからなかったんですよね。

ただそれだけでは勿体なさすぎる曲でもあると感じていたので、どう咀嚼するのが1番楽しめるだろうかとあれこれ考えてこじつけていたので、吐き出しておきたいと思います。


結論から、この曲は

「TVアニメにおける果南の心情をイメージした曲」

なんじゃないかな、という所に落ち着きました。


まず「SKY JOURNEY」というタイトル。

Aqoursのメンバーで唯一、"空"に縁のあるメンバーがいるのです。空から堕ちてきた堕天使は"設定"なのでノーカン

遠い空からやって来て、遠い空に旅立っていった、小原鞠莉。

帰国子女の鞠莉は小さい頃、海外から日本へ帰ってきました。

"どこから来たの? ずっと遠くから"

という歌い出しの歌詞があります。
果南とダイヤのいる学校へ転入してきた回想シーンがあるように、小さい頃の果南と鞠莉にはそんなやりとりもあっておかしくないはず。


そして2番のサビ

"夢叶えたいからいつでも 諦めないことが大事だと なぜ本気で語れるのだろう?"

という歌詞。

アニメ4話にて、鞠莉が果南をスクールアイドルにスカウトに誘いに来るシーンがあります。

鞠莉は自分の叶えたい夢を諦めきれずに浦女へ戻ってきた。
鞠莉のその行為に対して果南は「本気?」と問いかけます。

続けて6話、鞠莉が自室で復学届けを差し出すシーン。
ここでも果南は鞠莉の言葉に対して「本気?」と問いかけます。

このシーンとSKY JOURNEYの歌詞が非常にリンクしてると思うんですよね。


果南と鞠莉だけでなく、3年生に焦点を当ててみると

"きっと切ない誓いがあったのだろう"

という歌詞の"切ない誓い"。

この"切ない誓い"はきっと、スクールアイドルを辞めて鞠莉を送り出すことを決めた果南とダイヤの決意のことを指しているのではないか、とさえ考えられてしまいます。こじつけ。


この曲の歌詞は鞠莉への心情だけではなく、スクールアイドルをやり始めて眩しささえ感じられる千歌・新生Aqoursを見た果南の想いも書かれているのもポイントだと思いました。

梨子が海の音を聞いたとき、3話でのファーストライブを陰ながら見ていたとき、千歌たち新生Aqoursの、ためらいのない笑顔が眩しくて羨ましく思ったのかもしれません。



SKY JOURNEYの歌詞とアニメのシーンをこじつけ尽くしているだけですが、歌詞がすべてアニメとリンクしている訳では無いですし、「果南の心情はこうだったのかも」というイメージで聴くのが個人的には1番楽しめるかな、というお話でした。おわり。


2017/08/05 追記。
Aqours 2ndツアー名古屋公演にて「SKY JOURNEYはHAPPY PARTY TRAINで空に旅立ったあとの物語なんだよ」という公式サイドからの通達がありましたので、上記はすべて見当はずれなオタクの妄想となりましたことをお詫び申し上げます。