ルアープラモというヤツ
ルアー・プラモデル。
昔もあったんだけど、当時のそれらはどちらかと言えば実釣的というよりも、「お子様の為の玩具」的な側面のが強かった気がする。
こいつも確かにリップ周りはその感が否めないけども、どうしてなかなか本格的な作りではある。
作ったのは東京にある、プラモデルなどの金型を作っているマツキという会社。
金型の製作会社なワケでプラモ自体は製品化していなかったみたい。
そんな会社が初めて手掛けた自社生産・販売したプラモがルアーという、そのチャレンジングな精神には拍手を送りたい。
聞けば、以前から釣り好き社員数人がヒマを見つけてコツコツとデータを作成してたらしい。
しかも釣り好き社員が考えただけに、ちゃんと釣れるものを目指したとか。
フックの成型がリアル。勿論、実釣時は本物のフックに交換
ランナーに繋がれた状態はまさしくプラモデル
これが密かに作られていたCADデータの一部
リップを変更できるギミックがプラモ的でよい
直径6㎜のステン球がウェイト。重心移動も
精密金型。これがお高い
実際のところ、ルアーとしての実釣性能は解らんが企画自体は面白いと思う。内部に反射プレートを入れてみるとか、ウェイトの素材を変えてみるとかいろいろと遊べそうではある。
近年、3Dプリンターの普及で樹脂素材のルアー成型が容易になった感はあるんだけども、あえて言わせてもらうと、それらはプラモデルじゃありませんからね。
プラモデルという点がこの商品価値を上げてると思う。エアブラシでリアルなヤツとか出てくるんだろうな~。