「考える」/和田温菜 | 全員サッカーへの、挑戦

全員サッカーへの、挑戦

関西大学サッカー部は
「全員サッカーで日本一」になるために
熱い毎日を送っています。



今回のブログを担当させていただきます、人間健康学部3回生の和田温菜です。少し長くなりますが読んでみてください。

突然ですが、みなさんは自主性と主体性の違いを知っていますか?
自主性が、あらかじめ決められたことに率先して取り組み、実行することに対して、主体性は自分が置かれている状況に応じて、何をすべきかを考え、判断し、行動することになります。
これらを例にたとえると、前者は、目の前に道があって、その道を自ら進むというイメージで、後者では、道じたいなく、自分で道を切り拓きながら進むというイメージです。
ここからは主体性の話をしたいと思います。

近年、AI化が進み、近い将来、人間の職業がAIにとって変わられるという話をよく耳にします。AIの方が人間よりもはるかに効率よく、正確に仕事がこなせるからです。しかし、そんなAIにも、決められた仕事しかできないという弱点があります。プログラミングされている機能は完璧に使いこなせますが、プログラミングされていないことに関しては何もできないということです。つまり、何か新しいアイデアを出したり、製品を生み出したりすることはできないのです。何もかも完璧だと思われがちなAIでも、考える、0から1を生み出す、道を切り拓くことは不可能なのです。(今後、科学技術がもっと進歩すれば分かりませんが…)逆に、人間の強みは考えられること、主体性にあり、今後は社会でもより一層求められると思います。

そして3回生になった今、サッカー部でも主体性を求められるようになりました。今までは与えられた仕事をきっちりと行う、自主性があればよかったのですが、上回生は、今のチームの状況はどうなのか、チームへどう関わるのか、チームが良くなるためにどういう行動をとらないといけないのか、を考えなくてはいけません。これが本当に難しいことで、なかなか上手くできていないのが現状です。また、女子チームは今までインカレに出場したことがなく、目標であるインカレ出場までの道がない状態のため、インカレ出場までの道を私たち自身で考えて、切り拓いていかなければいけません。これも主体性に近いのだと思います。

話がいろいろな方向にいってしまっていますが、まとめると、何もない状態から何かを生み出す、道を切り拓くことが主体性であり、これを身につけるのはすごく難しいことです。ですが、主体性こそが人間味であり、あらゆる場面で求められること。そして私たち人間は考えることで、主体的な行動ができるはずだということです。
そのため、常にチームのことについて考え、常にインカレ出場の達成を考えて、主体的に行動できるようになり、新たな道を拓いて、インカレ出場に到達できるように頑張ります。


長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。