ゲイルスピード ブレーキスイッチとクラッチスイッチ | ガレージ 一狐亭

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どうもこんばんは、一狐です

前回に引き続きゲイルのマスターネタ

もう後1回あります

 

ゲイルスピードのマスターにはスイッチが付属しておりませんが、純正で設定されており価格も安いので使いやすいはず・・・

しかしそのスイッチの評判がよくありません

ハンダが取れやすい、すぐにブレーキが点かなくなる、錆びると言った評判

 

実際に買ってみました

ボルトの真上に配線が来ており、取付け時に配線を大きく曲げる必要がありますが、根本から何回も曲げたりは厳禁、そして走行時の振動でハンダクラックも心配

 

同じプレートを使い反転させてブレーキとクラッチに対応している様です

かなり硬い塗装ですが、出荷前に付いた傷や取付け時に付いた傷から錆びてくる模様

所々で銀色の下地が出ているので、錆びないようにマーカーペンなんかで塗って補修したほうが良いでしょう

なお購入したクラッチスイッチの熱収縮チューブがちゃんと収縮しておらず、品質管理がとても不安

 

スイッチ部は定格5AのOMRON SS-5

21/5Wの電球2つを持つ車種でも対応していますが、適合負荷領図を見ると最小は100mAとなっています

LEDバルブによっては下限値ギリギリで、クラッチは100mAも流れていないかも?

それでも通常なら問題なく使えるんですが、非防水タイプのSS-5を水のかかる屋外で使うので、LEDテールの人は速攻で駄目になるんじゃないでしょうか

クラッチ側も気がついていないだけで多分駄目になっているでしょうw

 

走行時よりも洗車の方が水がガッツリかかり、純正スイッチの様に水抜き穴も無いため、洗車時は絶対水がかからないようにしましょう

幸いSS-5は他のスイッチと互換性があるので、テールが3Aを超えないならさっさと防水タイプに交換した方が良いです

左のレバー付きはクラッチに、右はブレーキに使うのが良いでしょう

 

取付けはネジ止めになり、M2.3が必要になります

この穴にネジの頭を入れる事になるので、画像のようなスプリングワッシャー付きだと飛び出しすぎて付きません

 

クラッチ側にレバー無しタイプを使うと1%もクラッチ切れていないのに、ほんのちょっとでもクラッチレバーを握るとバイクはクラッチ切れてる判定なります

標準装備のSS-5でも同じ問題がありますが

 

レバータイプを使えばストロークがちょっとだけ伸びます。それでも半分以上は繋がっているので純正ほどのストロークは期待できません

 

ブレーキはレバー無しの方がヨシ

 

スイッチの接触不良はオムロンの防水タイプに変更することで故障率が劇的に下がります

プレートが錆びる問題には塗装だとある程度限界があるので、メッキを施すとサビに強くなります

まず綺麗に塗装を剥がす必要があるんですが、かなり固くペーパーや剥離剤だとうまく剥がれてくれません

電動工具かサンドブラストで剥がしましょう

電気メッキします

ベースに銅、その上にに亜鉛メッキしました

メッキのやり方はこちらやyoutubeで

 

メッキ後軽く磨きました

サンドブラストで表面がかなりザラザラの状態でメッキかけたので、テカテカにはなりません

ピカピカにしたいなら下地が大事

 

プレートはメッキしスイッチを交換。しかもあまり流通していないM2.3ネジを準備する等手間がかかりすぎる気がします

防水スイッチの方が100円位コストアップになりますが、手間考えたら最初からそっちにしてくれと心から思います

もう既に買ってしまった人はスイッチ交換で直すのもアリですが、DIYをできる人ならプレートから自作した方が楽レベルです

 

そんな訳で次回は自作スイッチキット