ある劇団の金もうけ | 映画屋のおすすめ 山田秀哉

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古今東西、映画のトピックあれこれ。

日本で唯一、月給制の劇団があります。

 

座員全員に一般人と、ほぼ同じ金額が毎月支払われています。

これほど裕福な劇団は他にありません。

 

カラクリがあります。

この劇団は米国ブロードウェイのヒットミュージカル、ハリウッドのヒット映画などを翻訳し、日本語版で舞台劇化したものをメインに公演しているのです。

 

全ての翻訳劇は全てヒットしています。

座長が書いたオリジナルの舞台は一本も黒字になっていません。

 

外国劇翻訳専門劇団と言っても良いでしょう。

 

そうすることで座員の生活を保証しています。

このような劇団は日本ではただひとつです。

定年もあるそうです。入団して退団するまで、

一度も日本人の役を演じずに。

 

私の意見です。日本を舞台にしたオリジナル芝居を一回でよいからヒットさせてみろ。

 

ですが、この劇団の座長は近年死去しました。その後に企画された芝居ですがやはり外国の翻案ものでした。