これまで何度か、大航海時代までその存在が信じられていた南半球の道の大陸。
今回はその大陸が描かれている地球儀をご紹介します。
こんにちは。変わった地球儀を輸入販売する世界の地球儀ドットコム 店長の地球儀プロです。
南半球の未知なる大陸の存在について語るには、ギリシア時代までさかのぼる必要があります。
紀元前のギリシア時代。すでに地球が丸い球体であることは科学者の間では常識になりつつありました。
当時のギリシアの世界観では、南半球は未知の世界でした。
彼らの世界観は、地中海を中心とし、エジプトがあるアフリカ大陸の北岸、ペルシア、アラブ、インドくらいまでのものでした。
よって、彼らが知っている陸地といえば北半球が中心であり、地球全体のバランスを考慮すると、南半球にも広大な大陸があるはずだ、という仮説が出てきます。
その後、未知の大陸は1500年以上も発見されることなく、大航海時代が幕開けするのでした。
当時、道の大陸の兆しを発見したと言われていたのが、初めて世界一周を成し遂げたマゼランでした。
南アメリカ大陸南端近くの海峡、現在ではマゼラン海峡と呼ばれている海峡を航行中、海峡の向こう岸のフエゴ島こそ、未知の大陸にちがいない、と考えました。
このマゼランの考えを反映させた地球儀がこちらです。
地球儀の左半分、緑の枠で囲まれた陸地が南アメリカ大陸です。
その南アメリカ大陸の南端部の細長くなっている部分は、大きな陸地と接しています。
この大きな陸地が未知の大陸です。
未知の大陸は、古くは「テラ・アウストラリス」と呼ばれていましたが、この頃からマゼランの名前より、「メガラニカ」と呼ばれるようになりました。
去る6/6は金星の太陽面通過からの1周年記念でした。
18世紀、1761年、1769年における金星の太陽面通過観測の最大の目的は、太陽系の大きさを測定するためでした。
こんにちは。変わった地球儀を輸入販売する世界の地球儀ドットコム 店長の地球儀プロです。
ここ数日、更新をさぼってしまいました。
前回6/4の記事においては、18世紀に2回チャンスがあった金星の太陽面通過の現象を、世界各地で観測することを提案した人がいました。
その人は、ハレー彗星で有名な、イギリスの天文学者、エドモンド・ハレーです。
ハレーは、金星の太陽面通過の現象を、世界各地で観測すれば、太陽と地球の正確な距離が測定できると考えました。
当時の世界では、地球などの惑星は、太陽の周りを回る地動説は定着しつつありました。
また、太陽と地球の距離を1としたときの、火星、木星などの各惑星と太陽までの相対的距離がどれくらいか、ということまではわかっていましたが、太陽系の絶対的な大きさ、たとえば、太陽と地球の距離が何kmなのか、というところまではわかっていませんでした。
世界各地における金星の太陽面通過観測プロジェクトを、ハレーが提唱したのは1716年。
ハレーはすでに60歳でした。
金星の太陽面通過の現象が観測できるのは1761年と1769年。ハレーは少なくとも105歳まで長生きしなければなりません。
当然それは現実的には無理と言わざるを得ないことはハレー自身もわかっていたので、ハレーは論文という形で後輩の天文学者に周到な準備をしてほしかったのです。
論文は当時の科学界における共通言語であるラテン語で記述されました。
できるだけ多くの国の科学者にこの論文を読んでもらいたかったのでしょう。
太陽面通過を世界各地で観測する、という意味は、実質はヨーロッパ各国から世界各地へ出かけていくことになります。
1761年と1769年の金星太陽面通過を逃すと、次にこの現象を観測できるのは100年以上先となります。よって、なんとしてもこの2回のチャンスをものにする必要があるのです。
前回までのおさらいでした。
18世紀、1761年、1769年における金星の太陽面通過観測の最大の目的は、太陽系の大きさを測定するためでした。
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ここ数日、更新をさぼってしまいました。
前回6/4の記事においては、18世紀に2回チャンスがあった金星の太陽面通過の現象を、世界各地で観測することを提案した人がいました。
その人は、ハレー彗星で有名な、イギリスの天文学者、エドモンド・ハレーです。
ハレーは、金星の太陽面通過の現象を、世界各地で観測すれば、太陽と地球の正確な距離が測定できると考えました。
当時の世界では、地球などの惑星は、太陽の周りを回る地動説は定着しつつありました。
また、太陽と地球の距離を1としたときの、火星、木星などの各惑星と太陽までの相対的距離がどれくらいか、ということまではわかっていましたが、太陽系の絶対的な大きさ、たとえば、太陽と地球の距離が何kmなのか、というところまではわかっていませんでした。
世界各地における金星の太陽面通過観測プロジェクトを、ハレーが提唱したのは1716年。
ハレーはすでに60歳でした。
金星の太陽面通過の現象が観測できるのは1761年と1769年。ハレーは少なくとも105歳まで長生きしなければなりません。
当然それは現実的には無理と言わざるを得ないことはハレー自身もわかっていたので、ハレーは論文という形で後輩の天文学者に周到な準備をしてほしかったのです。
論文は当時の科学界における共通言語であるラテン語で記述されました。
できるだけ多くの国の科学者にこの論文を読んでもらいたかったのでしょう。
太陽面通過を世界各地で観測する、という意味は、実質はヨーロッパ各国から世界各地へ出かけていくことになります。
1761年と1769年の金星太陽面通過を逃すと、次にこの現象を観測できるのは100年以上先となります。よって、なんとしてもこの2回のチャンスをものにする必要があるのです。
前回までのおさらいでした。
18世紀、1761年、1769年における金星の太陽面通過観測の最大の目的は、太陽系の大きさを測定するためでした。
こんにちは。変わった地球儀を輸入販売する世界の地球儀ドットコム 店長の地球儀プロです。
太陽系の実際の大きさを正確に測定するための手段として、金星の太陽面通過の観測があります。
提案者はイギリスの天文学者 エドモンド・ハレーです。
ハレーの名前はハレー彗星で有名ですね。
ハレーは1716年に論文を発表し、1761年と1769年に金星の太陽面通過が発生することを予測し、その天文現象を世界各地で観測しようという呼びかけをしました。
論文を発表した自転でハレーはすでに60歳。
1761年の太陽面通過を自身で観測するには105歳まで長生きしなければなりません。
当然それは現実的には無理と言わざるを得ないことはハレー自身もわかっていたので、ハレーは論文という形で後輩の天文学者に周到な準備をしてほしかったのです。
太陽面通過を世界各地で観測する、という意味は、実質はヨーロッパ各国から世界各地へ出かけていくことになります。
太陽面通過は、地球上のできるだけ離れた地点で同時に観測したデータが、太陽系の大きさを計算する上で有効となります。近い地点での観測結果を比較しても誤差が大きくなるわけですね。
当時、世界各国に出かけていくには、命を賭した危険な航海をすることを意味します。
つづきはぼちぼち
こんにちは。変わった地球儀を輸入販売する世界の地球儀ドットコム 店長の地球儀プロです。
太陽系の実際の大きさを正確に測定するための手段として、金星の太陽面通過の観測があります。
提案者はイギリスの天文学者 エドモンド・ハレーです。
ハレーの名前はハレー彗星で有名ですね。
ハレーは1716年に論文を発表し、1761年と1769年に金星の太陽面通過が発生することを予測し、その天文現象を世界各地で観測しようという呼びかけをしました。
論文を発表した自転でハレーはすでに60歳。
1761年の太陽面通過を自身で観測するには105歳まで長生きしなければなりません。
当然それは現実的には無理と言わざるを得ないことはハレー自身もわかっていたので、ハレーは論文という形で後輩の天文学者に周到な準備をしてほしかったのです。
太陽面通過を世界各地で観測する、という意味は、実質はヨーロッパ各国から世界各地へ出かけていくことになります。
太陽面通過は、地球上のできるだけ離れた地点で同時に観測したデータが、太陽系の大きさを計算する上で有効となります。近い地点での観測結果を比較しても誤差が大きくなるわけですね。
当時、世界各国に出かけていくには、命を賭した危険な航海をすることを意味します。
つづきはぼちぼち