川の流れで味わう源泉掛け流し温泉と地産料理:十津川温泉「山水」 | 52歳で実践アーリーリタイア

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52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

 

紀伊半島の最も最深部ともいえる奈良県十津川村。そして十津川の中でもハズレの川沿いにあるリーズナブルな源泉掛け流し温泉宿です。

 

 

1泊2食に翌日お昼のお弁当付きで約12,000円でした。



■料理について
外観はどこにでもある昭和の古い旅館ですが、胡麻豆腐を一口食べてびっくり。

 



こんな山奥でそして高級宿でもないのに、ここまでレベルの高い料理に出会えるなんて驚きです。


別に豪華な食材が出てくるわけではありません。地元の素朴な食材ばかりです。コースによってはジビエやうなぎなども味わえるようですが、私の場合は一番安価なプランにしたのでスタンダードな食材だったのではと思います。

 



メインのお肉は、みかん鳥という和歌山のみかんを食べさせた地鶏。これを燻製や豆乳鍋にして味わいます。身のしっかりした鶏肉。燻製は鴨の燻製のような味わい。

 



お造りは十津川のマス。歯応えのしっかりした刺身で、信州サーモンなど、いろいろなマス系の刺身食べましたが、その中でも相当なレベル。

 



鮎は紀伊山中の中でも質が良いという熊野産を使っているそう。普通、このクラスの宿の鮎の塩焼きはパサパサしていることが多いのですが、ここのはちゃんと焼き立てで身もふっくらしており、高級旅館のよう。

 

 

こちらは朝食。

 



鮎の干物も、川魚でもこれだけアミノ酸の充満した干物になるんだなあと感心。

 



■お湯について
泉質は、肌がすべすべ系になるお湯。目の前は上湯川と森だけの贅沢な空間。湧き水で加水していますが、内湯も露天も全て掛け流しているので、塩素などの消毒は不要でしょう。

 

 

宿の前の道も十津川の脇道なので交通量至って少なく、静かな空間の中でゆったり過ごすことができます。