違いを出せる男「田口泰士」 ジェフ市原千葉 VS 町田ゼルビア | 52歳で実践アーリーリタイア

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52歳で早期退職し、自分の興味あることについて、過去に考えたことを現代に振り返って検証し、今思ったことを未来で検証するため、ここに書き留めています。

(ジェフHPより)

 

現在、奈良に長期滞在中なので、はじめてホーム観戦欠席となってしまいましたが、DAZNの映像越しに観ていても見応えのある試合でした。

 

そしてなんといっても田口選手。怪我復帰直後ということで、前半45分だけの出場でしたが、効果的にパスを散らすことによって攻撃面での違いを出し、ポジショニングの良さによって守備面での違いを出し、まさにジェフのセルヒオ・ブスケツ(FCバルセロナ)。

 

ロング、ミドル、ショート、セット、全てのキックにおいて精度が飛び抜けている。そしてどこに、どのぐらいのスピードや強さとどの程度の角度でパスするか、という選択も実に的確です。

 

「キックの美しさだけで、観客を魅了できる」という意味でいえば、かつてジェフ市原に所属し、マジックレフトと言われた「ネナドゥ・マスロバル」選手のよう(利き足は違いますが)。

 

試合全体に関しては、試合後にポポヴィッチ監督が嘆いていたように、ちょっとジャッジの基準が不安定で、試合が荒れなくて良かったなという感じ。

 

多分ゴールだった町田のシュートや、後ろからのタックルにイエロー出る場合と出ない場合があったりもしました。

 

両チームの選手ともファイトする厳しいゲームだったので、なおさらジャッジがコントロールしなくてはいけない試合展開。

 

ジャッジにとって最も重要だと私が思うのは、厳しくとるにしろ、甘くとるにしろ、大事なのはブレのない基準。基準がブレてしまうと、選手たちはどこまで厳しくしたらいいのか判断できなくなり、混乱してしまう。混乱がカオスをもたらし、やがて試合が壊れる。

 

今節は「ジャッジがいかに大事か」を教えてくれた試合でした。