アカペラとは?
アカペラは、人間の声だけを使って楽曲を表現するジャンルです。
この言葉は、イタリア語の "a cappella"(カペラの教会音楽)に由来しており、元々は教会音楽の中で楽器を使用せずに声のみで歌われる音楽を指します。現代では様々なジャンルやスタイルの音楽がアカペラとして演奏されています。特に、ボイパ(ボイスパーカッション)が取り入れられてからは、ドラムを声で再現することが可能になりました。それにより、J-POPのサウンドをそのまま声で表現することができ、アカペラがより親しみやすくなりました。
アカペラのパート
アカペラのパート構成の基本は6人です。リードボーカル(1人)、コーラス(3人)、ベース(1人)、ボイパ(1人)に分かれて歌います。以下、パートの特徴を示します。
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リードボーカル
- 主旋律を歌う役割を担います。
- 歌唱力が低いとグループとして評価されにくいこともあります。
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コーラス
- ハーモニーを作る役割を担います。
- 一番高いコーラスはコーラスの中のリードボーカルとも言われ、一番印象に残るパートになります。
- コーラスとベースが作り出すハーモニーが綺麗であるかがグループ上手さの良し悪しを決めます。
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ベース
- 楽器のベースを声で模倣します。
- ベースはコーラスより低い音を担当し、かつリズムを刻んでいくので、リズムやハーモニーを支える重要な役割を担っています。
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ボイパ(ボイスパーカッション)
- 口や歯を上手に使ってドラムのようなサウンドを表現します。
- リズムの主導権を握り、ベースやコーラスをサポートします。
- 習得するのに1か月くらいかかりますが、誰でも出来るようになります。
- 近年では、ヒューマンビートボックスと呼ばれる技法から様々な音色を取り込むことも多くなってきました。
今回はアカペラと各パートについて解説しました。アカペラを始めたい方は是非、下記教則本(アカペラパーフェクトブックシリーズ)を読んでみてください。アカペラの練習方法、アレンジ(楽譜の作り方)、ボイパのやり方、アカペラ楽譜の収載など必要な知識が全て詰まった本です。
初心者向け
中級者向け