今回は、MM2Hの取得までの流れについて説明したい。
MM2Hの説明の中で、
「MM2Hビザとは、マレーシアにおいて一定額以上の定期預金を預託することで、最短1年から・・・」
とあるが、まずは「一定額以上の定期預金を預託する」ということについて説明しておく。
これは以下に示すように年齢によって、定期預金を組む金額が異なる。
(2012年9月現在、1RM=26円で計算)
<50歳未満>
30万RM(約780万円)の定期預金
<50歳以上>
15万RM(約390万円)の定期預金
この定期預金は、マレーシア国内の銀行にて定期預金を組む必要がある。
年齢によって条件が異なるのはさらにもう1つあり、それは財産証明の金額である。
<50歳未満>
50万RM(約1300万円)以上の財産証明
<50歳以上>
35万RM(約910万円)以上の財産証明
この財産証明として見せる財産は、マレーシア国内に限らず日本にある財産(普通預金、定期預金、株式、投資信託など)でも大丈夫である。
それから、申請から取得までの流れは、おおまかにこのようになっている。
①MM2H申請
↓
(約2~3ヶ月かかる)
↓
②MM2H許可
↓
(6ヶ月以内に受け取りをする必要あり)
↓
③MM2H受取
マレーシア国内でのみ受取可能であり、当日は定期預金作成や健康診断を受ける必要があるので、少なくともマレーシアに2日間は滞在することなり、余裕をもった取得日程の調整が大事となる。
そして、申請に必要な書類についてまとめておく。
①申請者の経済的証明
・財産証明(年齢による違いあり)
・1万RM以上の定期的な月収があることの証明
②パスポートコピー
※全てのページのコピーが必要
※有効期間が1年以上残っていること
③証明写真4枚(パスポートサイズ)
④戸籍謄本1通(発行日より3ヶ月以内)
⑤履歴書1通
⑥MM2H申請にあたってのレター
⑦無犯罪証明書
※開封無効なので注意
⑧申請者のサイン(パスポートサイン)が必要な書類
※申込書、宣言書、権限付与書、健康レポート
不明なところは遠慮なくどんどん聞いてくださいね!