テクニックvol.5 ポジションとフォームについて考えてみた。 | Cycling Wonder

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プレスポで行く神奈川の道

■ポジション(セッティング)とフォーム(ライディングスタイル)
 どっちが先か?自転車のセッティングを決めてから乗り方を決める

 のか?、乗り方に合ったポジションにセットするのか?
 比較するまでもなくフォームが先ですな。
 「初心者に乗り方なんてあるか、ポジション合わせが先だろ」、
 「体に合ったセッティングで乗り方を考えるんだろ」と突っ込まれ

 そうだ。(-_-;)
 乗り手に自転車を合わせるのがセッティングですから、乗り手の

 フォームが決まってないと意味ないですよね。

※通常、初心者の場合はお店で合わせると思いますが、想定は

 エビスタイルではないでしょうか。


■流儀(ライディングスタイル)
 度々話題に出てくるエン○○川氏が押す「らくだのコブのような

 背中で乗る」とか「背中は真っ直ぐで股関節から曲げるやまめ乗り」

 など、乗り方の流儀に関する提案はたくさんあって、これこそが

 唯一無二の方法と言うものはない。
 ただ言える事は、個人にはきっと適合する一つのスタイルが

 必ずあるということ。


 私なんぞは、何でも良いから試してみたくなっちゃうけどね。
 一時期、シチュエーションによって乗り方を変えるのも良いかな

 とも思ってみたが、乗り方にあったポジションは1つに整理できるが、

 複数の乗り方に合ったポジションは難しいと分かったので断念した。


■自転車の性格も考慮しないとね
 ライディングフォームは乗り手の気持ち(楽に乗れる感)が決め手に

 なるが、自転車の性格も考慮するポイントの一つだろう。
 だって、クロスバイクとロードバイクで同じ乗り方はありえないから。

 自転車の素材や、ブランドの傾向やジオメトリの情報から自転車の

 性格を知ることは出来る。
 自分で解決できなくても友人のアドバイスやネットの力は強力だ。


※カーボンバイクは素材によってガラッと変わるらしく、ジオメトリの
 違いはあまり参考にならないらしい。
 インプレ記事とか試乗で判断した方が良いんだって。


■ポジションは常に変化する。
 自転車になれるに従ってフォームは変わるものです。
 「自転車に体(フォーム)を合わせるのではなく、フォームに合った
 自転車に調整すると考えるべきである」


■プレスポのライディングスタイル
 ロードバイクはホイールベースが短くシートチューブが後傾しており、
 重心も低くて、車体が非常にコンパクトな印象である。
 後乗りの前蹴りが基本。


Cycling Wonder-スタイル01

↑タイヤとフレームの接近具合が、クロスと全然違うし、BBの位置も低い。


 これに対してプレスポは、ホイールベースは長く、シートチューブは
 立ち気味(75度)、重心も高い。車体が間延びした印象である。
 前乗りの縦踏みが基本だと思う。

Cycling Wonder-スタイル02

↑シート角が1度違うとサドル位置が12mm違う。


 ロードバイクと同じ姿勢を取っても速くはならないよ。
 (だからプレスポをドロップハンドル化するのは意味がないんだ)


 車体重量はパーツを交換することで軽減出来るけど、自転車の

 性格には関係しないので、軽くしても期待するほど速くはならない。
 (坂道は格段に楽になるよ)


 なんだか悲しい。プレスポでは速さを追及するのはあきらめて、
 ポタリング用と割り切るか、性格にあった乗り方をするしか選択
 はないのだ。


 プレスポに合ったライディングスタイルは何だろうか?


 私が思うには、前乗りで自重を活かした踏み込み重視のやまめ乗りが
 一番合っているように思う。

 エビスタイルとやまめ乗りでは、重心を意識する点は同じですが、
 以下の特徴がエビスタイルと真逆です。
・背中を丸めないで伸ばしたまま股関節で曲げる。
・上体を3点(腕、腰、ペダル)で支える。
・自重を利用した踏み込み重視で引き足を意識しない。


※やまめ乗りについては、以前私の認識を記事にしました。
 大変好評で、ページの閲覧数でBest5に入ります。
 あまり見られると、ちょっと不安になったりもしますが、
 大きく外れてはいないと思っています。


■やまめ乗りの考察、その後
 実は、長時間、背中を伸ばし続けた姿勢の維持もしんどいのだ。
 背中を真っ直ぐにすると意識してしまうと背筋に力が入ったり、
 腰を伸ばしたりと神経を使うことになり、いつの間にかだらけた
 姿勢に戻ってしまうのだ。腹を凹ませたエビスタイルは、それ
 以上にしんどいけどね。

 背中は丸めても伸ばしても長時間では同じようにつらいのだ。


 加速したい時に自重を利用してペダルに加重を掛けるには前寄りに
 着座した方が踏みやすい。
 今までは、ここでという時に、うまく自重が掛けられなかった。
 サドルの位置が重要に思う。


 今試している決め事は以下の通り

(1)重心の位置に丹田(へその下)を合わせ、肩は3時のペダル位置上
 より前に出ないように注意する。
(2)腹を出し、胸を張る。(ごく普通に、りきまないでやる)
(3)そのまま股関節から前傾してハンドルを持つ。
(4)肘を少し曲げる。
(5)下腹に空気を入れる。(腹式呼吸)


 やまめ式の場合、どうしても股間が圧迫される感じがある。
 腹式呼吸で下腹に空気を入れて膨らませると股間への圧迫感が
 軽減するように感じる。
 慣れてないので持続しないが効果はあるように思う。


いかがでしょうか

また何か分かったら報告します。

ではでは