ヴィッセル神戸U-18に物申させて下さい。
まず、Jユースの関西4クラブでA代表を輩出していないのって神戸だけなんですよね。
A代表どころか、J1やJ2でも主力を張っている選手がいないのも神戸だけなんです。
岩波くん(現・浦和)と小林くん(現・横浜FC)がいるけど、出たり出なかったりで主力って訳じゃないしなぁ…🤔
それともう一つ、これは本当にあった怖い話。
昨年、神戸U-18のある試合を観に行ったんですよ。
一発勝負の大事な試合だったんですけど、
そんな試合に、あるスタッフがコーヒーの入った紙コップを片手に笑いながら入ってきたんですよ。
いまから高校生達が闘うぞっていうときにヤバくないですか?
そのスタッフどうこうと言うより、そういう空気が蔓延していることが問題である。
とてもいまから試合だという空気感ではない。
高校生達はそういうところも見てるぞと。
少なくとも俺は見ていた(笑)
スペインだどうだって言う前に、直すべきことがたくさんあると思います。
ユースからトップチームで活躍できる選手が出てきて、初めて上位に仲間入りできると思います。
今季は過密日程で、その事実がより顕著に現れていますよね。
やっぱり上位にいるチームはユース出身が主力で出ているし、良い選手が出てきている。
神戸はトップチームが万年下位にいるけど、その原因は監督でも選手でもなくユースですね。
アツも交代カードを5枚使えるのに2枚しか使わないですけど、
ユース出身が戦力になっていないから、代えたくても「代えれない」んだと思います。
GK 31 春名 竜聖 1年 セレッソ大阪 西U-15
DF 27 阿部 綜一郎 2年 セレッソ大阪 和歌山U-15
56 十河 拓平 1年 刈谷JY
6 坪井 大和©️ 3年 セレッソ大阪 西U-15
26 角田 倫伝 2年 セレッソ大阪U-15
MF 33 根木 賢聖 2年 セレッソ大阪U-15
45 中埜 航平 2年 セレッソ大阪U-15
19 大渕 来珠 2年 プレジャーSC(佐賀)
25 向井 颯 2年 セレッソ大阪U-15
35 末谷 誓梧 1年 セレッソ大阪 西U-15
FW 9 下川 陽輝 2年 セレッソ大阪U-15
ヴィッセル神戸U-18
GK 1 マンビ マーカス
3年 クラブフィールズ(北海道)
DF 4 藤本 颯真©️ 3年 ヴィッセル神戸U-15
19 尾崎 優成 2年 ヴィッセル神戸U-15
33 田代 絋 1年 ヴィッセル神戸U-15
MF 6 押富 大輝 3年 ヴィッセル神戸U-15
10 佐伯 清之助 3年 千里丘FC
2 熊元 航征 3年 ヴィッセル神戸U-15
15 渡邊 悠平 3年 クレフィオ山口FC
7 佐々木 貴哉 3年 ヴィッセル神戸U-15
34 永澤 海風 1年 ヴィッセル神戸U-15
FW 36 冨永 虹七 1年 ヴィッセル神戸U-15
前半6分、セレッソはゲーゲンプレスから混戦となり、最後は向井颯がシュートを放つも、これはゴール右へと外れてしまう。
♦️神戸は例に違わず今年もバルセロナスタイル。
ショートパスをとにかく多用する。
ただ、選手間の距離が近い分、ポジショニングの悪さをうやむやにしている感。
藤谷壮や佐々木大樹が象徴するように、高校時代に鍛えられていないから、
別のサッカーをしたときにポジショニングが悪くて試合から消えてしまうという逆効果が生まれてしまっている。
前半16分、神戸は前からハメてボールを奪うと、佐々木貴哉のパスを受けた冨永虹七(ニイナ)が素早く左足を振り抜くも、わずかゴール右へと外れてしまう。
♦️神戸はいわゆるボールを持つサッカー。
一見ボールを持てているから、神戸が攻めて良いサッカーをしているように見えるが、
「どう攻略するか」という目を持てていない。
まず、相変わらず声が出ないですね。
GKのマンビ マーカスくんだけが鼓舞していたけど、
雰囲気作りとか声出し(挨拶)はスタッフのマネージメント不足だと思いますけどね。
「ロングボールは悪、野球でいう敬遠」みたいな傾向すら感じるほど、ショートパスにこだわっているようにしか見えなかった。
前半21分、神戸は渡邊悠平の左足クロスをニアで冨永虹七が頭で合わせるも、ゴール上へと外れてしまう。
♦️神戸のアカデミースタッフが個々をどう鍛えようとしているかも見えない。
ボールを持つことに特化してヴェルディや静岡学園みたいにテクニックにこだわる訳でもなく…、
かと言って青森山田みたいに泥臭くいける訳でもなく…。
全員が同じプレースタイルに見えるんですよね。
一言で言うと、サッカー観がない。
ドリブルには寛容だが、高校生にもなるともうプロ予備軍なので、「ドリブルしても良いけど、一回でも取られたら交代させるよ」ぐらいの厳しさは必要である。
選手はかわいそうですよね。
どういう教育してるんだと物申したい。
他のJユースは小学生ぐらいからもう鍛えられていますからね。
前半29分、神戸は佐伯清之助(しんのすけ)が左サイドへ展開すると、
このパスを受けた佐々木貴哉が左足を振り抜くも、わずかゴール右へと外れてしまう。
セレッソはトップチームと同じサッカー。
1トップの下川陽輝(ハルキ)が都倉賢役で、相手ディフェンスをピン留め。
ゲーゲンプレスにもいっていたが、神戸3バックに前3人でハメにいくから、数的同数でハメ易かったと思いますね。
逆もしかりで、神戸は4バックを3人でハメにいってたから、そりゃハメにくいよなと。
ただ、セレッソは中盤はどうしても数的不利になるので、神戸のダブルボランチにボールを持たれる時間が多かったですね。
しかし前半31分、セレッソは大渕来珠がエリア内へスルーパスを送ると、
このスルーパスに抜け出した末谷誓梧(スエタニ・セイゴ)が触り、
最後はゴール前でゴチャゴチャっとなり、カバーに入った神戸DFの足に当たり、セレッソが先制に成功する。
[セレッソ大阪U-18 1-0 ヴィッセル神戸U-18]
セレッソ側の応援席からは「え?入った?」「押されてたけど、何か入った」みたいな空気感で呆気に取られていた😳
前半46分、神戸は押富大輝(タイキ)のスルーパスにダイアゴナルランで抜け出した冨永虹七がGKもかわしてシュートを放つも、
これは惜しくも左のクロスバーに嫌われてしまう。
試合はセレッソリードで後半へ折り返す。
両チーム共に後半から選手交代。
神戸は、冨永 虹七➡︎森田 侑樹。
セレッソは、大渕 来珠➡︎近藤 蔵波。
👦🏻セレッソの大渕来珠(ライジュ)くんは、左サイドからのドリブルで起点となり、出色のパフォーマンスを見せてくれた。
そんな彼のドリブルがこちら⬇︎
彼の前所属は佐賀県のプレジャーSC。
昨年の東福岡の両センターバックもここの出身でしたね…、かなり興味深い街クラブである。
後半3分、神戸は佐々木貴哉のスルーパスに抜け出した森田侑樹がシュートを放つも、これはGKの正面。
👦🏻途中出場の森田侑樹くんは、今日4チーム見た中で一番良いFWでしたね。
何が良いって、動かないのが良い。
最終ラインをウロウロして、それこそピン留めして相手ディフェンスラインを引っ張れていた。
第1試合の話じゃないですけど、FWはどうしてもボールが来ないとフラストレーションを貯めて下がりがちですが、彼は前に留まっておけるのが良い。
サイドから攻めても良いように絶対ボックス内にいようとするし、クロスにも必ず合わせていた。
あと、彼はこぼれ球への反応も速い。
「神戸の大黒将志」と名付けたくなるような、今日一番のオフ・ザ・ボールを見せてくれました。
後半10分、神戸はレフティーの渡邊悠平が左足を振り抜くも、身体を張ったディフェンスに遭う。
跳ね返りを佐々木貴哉がボレーで合わせるも、ゴール左へと外れてしまう。
👦🏻神戸の佐々木貴哉くんは、ドリブラーという印象が強かったですが、今日はキラーパスを連発。
鋭いサイドチェンジを見せるなど、ボランチの役割もこなし、決定機に何度も絡んでいた。
しかし後半12分、セレッソのナンバー10がゴラッソを魅せる。
[セレッソ大阪U-18 2-0 ヴィッセル神戸U-18]
セレッソの選手はボールタッチがスペインっぽいというか、見る度に独特だと感心する。
全員が多用するのが、くるくる回ってボールをプロテクトする技。
これは相当鍛えられていますね。
神戸も一応、スペイン路線なんだけどなぁ…(泣)
さらに後半29分、セレッソは近藤蔵波(クラバ)が左サイドへ展開すると、
このパスを受けた角田倫伝(すみだ・りんでん)が左足でゴール前へクロスを入れる。
すると、このクロスをファーに突っ込んできた下川陽輝が合わせ、セレッソがさらなる追加点を挙げる。
[セレッソ大阪U-18 3-0 ヴィッセル神戸U-18]
後半31分、セレッソは下川 陽輝➡︎松本 健将。
神戸も立て続けに選手交代。
後半31分、永澤 海風➡︎仁科 星哉。
後半38分、押富 大輝➡︎三浦 敏邦。
後半39分、セレッソは右サイドを抜け出した近藤蔵波が逆サイドへクロスを入れると、
突っ込んできた松本健将がボレーで合わせるも、わずかゴール右へと外れてしまう。
アディショナルタイム、ここからまさかの展開となる😳
後半49分、神戸はコーナーキックから佐々木貴哉の入れたボールはストーンに弾かれるも、
跳ね返りを仁科星哉がダイレクトで押し込み、神戸が一点を返す。
[セレッソ大阪U-18 3-1 ヴィッセル神戸U-18]
さらに直後の後半50分、神戸は森田侑樹がダイアゴナルランで左サイドを抜け出してマイナスへ折り返すと、
この折り返しを受けた三浦敏邦がトラップして半転し、振り向き様に右足を一閃。
このシュートがクロスバーに当たってゴールへと吸い込まれ、神戸がもう一点を返す。
[セレッソ大阪U-18 3-2 ヴィッセル神戸U-18]
このゴール直後に試合終了。
神戸が試合終了2分前に2ゴールを決めるという、まさかの展開だった😳
♦️選手は本当によく頑張っていると思います。
このサッカーを10年ぐらいしてるけど、A代表どころかJ1でも主力になった選手が一人もいない事実がすべてである。
愛するクラブだからこそ物申したい。
トップチームもこのサッカーを続けていますが、頭打ちとなるときが必ず来る。
その変え時を絶対に逃してはいけない。
そのタイミングがアカデミーも変革するベストタイミングである。
セレッソ大阪U-18 3-2 ヴィッセル神戸U-18
1-0 前半31分 オウンゴール
2-0 後半12分 近藤 蔵波
3-0 後半29分 下川 陽輝(角田 倫伝)
3-1 後半49分 仁科 星哉
3-2 後半50分 三浦 敏邦(森田 侑樹)