アメリカ、中国の妨害活動にあいながらも 四川の総領事館を閉鎖 ―両国のさらなる関係悪化を象徴― | ボルタのブログ

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本文は、7月26日のブルームバーグの要旨及びそれに関するコメントです

要旨

中国南部の四川省成都にある米総領事館が27日、閉鎖され米国旗が降ろされた。米中関係の悪化を示す歴史的な節目となる。

米政府がテキサス州ヒューストンの中国総領事館閉鎖を迫ったことに対抗し、中国側は24日、成都の米総領事館を閉鎖するよう要求。米外交官らは27日までに総領事館を退去するよう求められていた。

トランプ政権が中国総領事館の閉鎖を決めたのは、中国政府の指示で企業秘密の窃盗や全米に中国の影響を及ぼそうとする非公然の作戦が行われてきたと主張する米国側の長年のいら立ちが背景にある。ヒューストンではこの1年で中国籍の2人が企業秘密を盗もうとしたとして有罪となったが、米政権当局者は24日、ヒューストン総領事館を通じて行われていた活動は「氷山の一角」にすぎないと指摘した。

 

コメント

・中国は、ヒューストンの中国領事館撤収への対抗措置として四川の米総領事館撤収を命じた。撤収までの時間はアメリカが命じた時間と全く同じの72時間であった。

・中国当局がこの四川の総領事館を真っ先に閉鎖させたのは、この総領事館がウイグル人やチベット人など中国が人権弾圧を行っている少数民族が弾圧されていないかを確認する機関でもあったからだとみられている。

・ヒューストンの中国総領事館は、撤収命令が出てから当局は、まず、アメリカに見られてはまずい機密文書などを燃やしたりしている様子が確認された。

・撤収命令から72時間たっても中国当局は撤収が完了しておらず、警察が強制的に撤去を行った。

・一方アメリカは撤収命令をきちんと守り、72時間以内に撤去を完了させた。

・本来、領事館周辺は静寂を保たなければならないのが国際ルールであると中国も知っていたはずである。しかし、中国は、その国際的ルールを無視し、撤収までの72時間、中国当局は周囲で爆竹を破裂させるなど妨害行為を散々行った。この行為は許されるべきではない。