モーツァルト! 5回目・6回目(ネタバレあり) | ともたちょぶろぐ

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ライブ・ミュージカル・舞台鑑賞の感想を自由気ままにマニアックに綴っています

8月11日マチネ、12日マチネ、山崎育三郎さん主演ミュージカル「モーツァルト!」を観劇した。
約2ヶ月ぶりに会ういっくん。
昔はほぼ最低月1ペースで会っていたので2ヶ月会わないなんてとんでもない話だったけど、
最近はそれにも慣れた。(^_^;)
久しぶりに会ったいっくんは目がお疲れモードだったように見えたけど大丈夫かな?
まあ、休演日に他の仕事をしているのだから体は休まらないよね。
今回はいっくんの顔を見てまず最初に思ったのは「よくぞ、サマフェスでフミヤさんに話し掛けた。ブラボー!」だった。(笑)
本当は直接会ってお話ししたいところだけど、残念ながらたぶん今年はもうその機会は無い。(T_T)
まあいつか機会が来た時にでも。(^_^;)
だから心の中で沢山沢山お礼を言った。
いっくん、私の夢を叶えてくれてありがとね!
そして初御園座。全体的に建物が真っ赤なのがインパクト大だった。


【コロレド大司教:山口祐一郎さん】
最初の登場の瞬間がとてつもなく威厳があってかっこいい!
そしてマント捌きも素敵。

馬車のシーンで馬車の急ブレーキに体が前のめりになったのはいいけど、
武岡淳一さんのお顔の真ん前にご自身のお顔を近づけちゃっていた。(笑)
祐さんったらお茶目なんだから。

【コンスタンツェ:平野綾さん】
今期M!最初で最後の綾ちゃんコンス。

プラター公園のシーンでいっくんが倒立をやり直した為、
すでに歌い始めている綾ちゃんは歌詞の合間合間にアドリブ台詞を入れて対応し、
最後は「はい!よくできました!」と幼稚園の先生になっていた。(笑)
綾ちゃんの瞬発力といっくんを受け止める心の余裕さが頼もしかった。

「ダンスはやめられない」の声量が凄くて大迫力だった。
感情の込め方も上手かった。
ピアノの上のグラスの飛ばし方が半端なく激しくて、
グラスが勢いよく吹っ飛んでいた。(^_^;)

レオポルトの死のシーンの辺りで綾ちゃんのマイクが死んだ。(>_<)
ソロ台詞の時はそれでも周りが静まり返っているからかろうじて声が聞こえるけど、
ナンネールとの(ヴォルフガングもだったかな?)重唱はマイク対地声なので声が完全に掻き消されちゃっていた。
片方だけ鮮明に聞こえるのも違和感があったので、
この曲は重唱だからあの雰囲気が出るんだなあと思った。
無くなって気付く重唱の重要性。(^_^;)
こう言うハプニングはご本人と裏方スタッフさんもヒヤヒヤするだろうけど、
見ているこっちもヒヤヒヤする。

【アマデ:加藤憲史郎さん】
まさかの2日連続憲ちゃんアマデ。
いっくんはもう美空ちゃんとはペアを組まない事は知っていたので、
憲ちゃん爽ちゃんで来るかと思っていたから、
憲ちゃん連投は予想外だった。
でも帝劇では1回しか憲ちゃんを見られなかったので、
今回は連続で見れて嬉しかった。
憲ちゃんアマデは帝劇公演が始まった頃に見たので、
あの時より随分と心のゆとりが感じられたし、
要所要所で感情が出るようになったなあと思った。

いっくんが楽譜を投げるシーンはまさかの楽譜の1枚が憲ちゃんの腕の中にイン!
狙ってやってもなかなか出来ない事だよね。(笑)

レクイエム依頼のシーンでアマデが舞台セット上から楽譜を投げるんだけど、
憲ちゃんは後ろ向きで投げていたのがかっこよかった。
私の記憶では帝劇での爽ちゃんはしゃがんだ状態で投げていたはず。

カーテンコール御挨拶で、「雨の中ありがとうございました」と言った憲ちゃん。
あの小さかった憲ちゃんが(←タム時代を思い浮かべながら)状況に応じたそんな立派な事を言えるようになったなんておばちゃん感動だよ。

【ヴォルフガング・モーツァルト:山崎育三郎さん】
プラター公園のシーンでの倒立が上手かった。
1回目は倒立時間が短かったので「もう1回」と言ってやり直していた。(笑)
2回目は結構長く倒立が出来ていて凄かった。
倒立からの前転も凄い。あれ、結構腕の力が必要だよね。

綾ちゃんとのキスは情熱的で好き。
複数作品で経験済みだから勝手がわかっているのかな?

父の死のシーンでの泣き芝居が一段とグッと来た。
久しぶりにいっくんの涙が零れ落ちる瞬間を見た。
良いタイミングで綺麗に流れ落ちるなあと思った。
「外の空気を吸いに行って来る」と言うシーンで涙を流していたのは今期M!で初めて見た。

レクイエムを書くシーンでの目の色が変わって行く様が圧巻だった。
あの目は引き込まれるわ。
書いた楽譜を破っている時の焦っている泣き顔が可愛い。
あの泣き顔からは「どうしよう、書けない。」「困ったよ~」的な感情がひしひしと伝わって来る。
そう言う意味ではいっくんの表現は上手い。


久しぶりの連日観劇に、やはり生舞台に同じものは無いなあと再実感。
だって1日目と2日目のいっくんとでは感情の表れ方が違ったから。
こう言うのを発見出来るのが生舞台の醍醐味の1つだと思う。
それから、レクイエムを書くシーンでのいっくんの目の色変化が圧巻で引き込まれた。
こう言うお芝居を見せられちゃうと簡単にファンを辞めるなんて言えなくなる。(^_^;)
まだまだいっくんは見せてくれるはず。
まだ見せていないお芝居の引き出しがあるはず。
出し惜しみ無く見せてくれ!