というわけで、早いものでもう2016年の上半期が終わってしまいましたね(；´∀｀)ﾊﾔｲ…
今年は個人的な話ですが東京の大学を卒業して遠く離れた地方に飛んだわけですが、意外にもというべきか、観たいものは観れてる印象。わ～見逃した～というのは「ボーダーライン」「スポットライト」「太陽」とかその辺なんですが、結構近くのT・ジョイ系列の映画館に遅れて入ってきたり、やらないだろうな～って思ってたやつをポンとやってくれたりするんで、ほんとに感謝しております。
てなわけで、今年の上半期のベストテンはこうなりました！！
【2016年上半期ベストテン】
①海よりもまだ深く
②ちはやふる 上の句/下の句
③キャロル
④イットフォローズ
⑤マジカルガール
⑥COP CAR コップカー
⑦リップヴァンウィンクルの花嫁
⑧オデッセイ
⑨シビルウォー/キャプテンアメリカ
⑩グッドナイトマミー
今年はなかなかブログを観た本数文書くみたいなことはしてなくて無作為に書いてるのでブログに書いてない奴もあがっております。てなわけで1位からちょっとかる～く振り返ってみます。
1位 「海よりもまだ深く」
是枝さんの新作。「歩いても歩いても」が是枝ベストであり邦画でもベスト級である僕にとっては最高の映画になりました。「こんなはずじゃなかった」けど、歩いて行かなきゃいけないんだよね…と、めちゃくちゃ苦い映画ですが、どこかその苦さを肯定してくれるような優しさに泣かされました(´；ω；｀)
2位 「ちはやふる 上の句/下の句」
これは2本セットで。久々に気持ちのいい青春映画を浴びたなぁ！とうれしくなる映画でした。まず競技かるたの魅力、チームスポーツとしての魅力（だからこそ下の句のテーマが活きる!!）、そしてアイドル映画としての魅力。何と言っても広瀬すず。この映画の広瀬すずは、なんというかあまりの凛とした天然の美しさとひたむきさにまじで涙が出てしまいましたね。
3位 「キャロル」
なんか、そーす太郎っぽくない映画ですが、「キャロル」、ほんと素晴らしかったです。恋愛映画としてまず素晴らしいんだけど、そもそも、なぜ人々は愛し合いそしてはなればなれになってしまうのか…そんな人間同士の根本ともいえるテーマをものすごく美しく、そして儚く描いた傑作だと思いました。
このトップ3はどれが1位でもいいくらい、、なやんだなぁ～。
4位 「イット・フォローズ」
ものすごく洗練されてて、今までの数々のホラー映画を下敷きにしつつ、でも確実に新しい何かを生み出した、新たな傑作だと思いました。すごく怖い映画なんだけど、その怖さの元にはティーンたちの青春のモヤモヤやだからこそのキラキラが詰まっていて、ホラーであり、青春映画であるという、掘りがいのある1本でした。
5位 「マジカル・ガール」
日本のアニメのコスプレを余命いくばくもない娘にプレゼントしたい！と願う父。。というツカミからは想像もできないほどのマジカルな展開を見せた本作。あるひょんなきっかけから、とてつもないバイオレントな世界にどんどんと入っていき、気づいた時にはもう取り返しのつかないことになっている…。トリッキーながら正真正銘ドストレートのノワールでした。
6位 「COP CAR コップ・カー」
ほんっとに最高の映画だった。子供たちの無邪気で危なっかしい魅力と、信頼できる男ケヴィン・ベーコンの素晴らしいおっかな演技、車と銃と荒野とハイウェイ。最小限の少ない材料でで少年たちの成長譚を見事に見せきった傑作でした。同監督が撮る「スパイダーマン」の新作も期待しかないです。
7位 「リップヴァンウィンクルの花嫁」
映画を観終わった後、あの疲労感と虚無感と幸福感と、、なんだかいろいろな感情が一気に押し寄せてきましたね。現代日本のダークな「不思議の国のアリス」でしたね。1人の女性の苦く冷たい成長をでもどこか優しさもあって、開放感もある、まぁ間違いなく唯一無二の作品でした。
8位 「オデッセイ」
人間どんな絶望的な状況に追い込まれても「ユーモア」と「K.U.F.U ～工夫～」を忘れなければ乗り越えられるんじゃないか？というこのポジティブ精神がどれほど4月からの新生活の支えになったことか…。原作は文句なく素晴らしかったですが、映画もほんとに素晴らしく、気持ちのいい映画でしたね。
9位 「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
MCU作品をリアルタイムで追えてることに改めて感謝した1本でした。とても感慨深かったな～。フェーズ２がおわり、フェーズ３の新たな門出としてこれ以上ない出来だったんじゃないでしょうか。どんな途方もない計算をしたら、テーマをしっかりと立てたうえで、これほどのキャラクターを整理して魅力的に描き分けられるのか、、恐ろしいよMCU！！
10位 「グッドナイト・マミー」
観終わった後「どうしてこうなっちゃったんだろう？」「ぼくならどうしてあげられただろう？」と本当にずーんと心に残った映画でした。映像の美しさと不気味さ、終盤での視点の反転がほんとに素晴らしかったし、「なんて気持ちにしてくれたんだ！('A`)」と切なさで胸がいっぱいになりました。
ちなみに次点は、、
「パディントン」
「ヒメアノ～ル」
「ブリッジ・オブ・スパイ」
「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」
「クリーピー 偽りの隣人」
という感じ。まぁ下半期もいろいろ楽しみな映画がたくさんありますし、上半期の映画をソフトで改めて見直してみたりもするので、年間ベストは毎年そうですがまたガラッとメンツがかわりそうで自分でも楽しみです(・∀・)
個人的に下半期、期待しているのは、「5つ数えれば君の夢」「おとぎ話みたい」など超不思議なワールドを全開にさせてきたあの山戸結希監督のメジャーデビュー作品となる…「溺れるナイフ」！！山戸監督、どうメジャーであの強烈すぎる作家性を発揮するんだろう…。
そして、「ハーレイ・クイン」に殺されたい。DC映画の悪役祭り映画「スーサイドスクワッド」！！とにかくマーゴット・ロビーが大好き人間なのですが、これは今年のベストガールはBvSのワンダーウーマンと熾烈な争いを繰り広げそうな予感。。
そして、あの傑作ガールズコメディ「ブライズメイズ」のポール・フェイグ監督、クリステン・ウィグ、メリッサ・マッカーシー、ケイト・マッキノン、レスリー・ジョーンズ共演というまぁ誰が観ても間違いないだろうという座組みでリメイクされる「ゴーストバスターズ」は見逃せませんな！
そして何とっても今年のデカい球2発。どうなる庵野×樋口の「シン・ゴジラ」！！そして今更いろいろ追加撮影させられまくってる「ローグ・ワン」！！どうなるドニー・イェン…！！
ドニー、宇宙へ。
いや～下半期も楽しみですね～。まぁ、下半期はもっと致命的に映画が観れなくなると思うのですが、、まぁなんとかなるでしょう～(・∀・)
おわり。