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『帰ってきたウルトラマン』ドラマ論

テーマ: 空想特撮シリーズ第4弾・番組分析

今から35年前、昭和59年(1984年)「宇宙船」という雑誌の8月号で第2期ウルトラシリーズ再評価という特集が組まれたことがあり、ここから文字通り第2期ウルトラの再評価が始まったともいわれています。「11月の傑作群」などと呼ばれ始めたのもこの頃でした。

 

4名の評論家が「怪獣論」「メカニック論」「ドラマ論」「キャラクター論」という4つの視点から『帰ってきたウルトラマン』という作品を論評されていて、このうち映画評論家、池田憲章氏の「ドラマ論」を紹介するサイトを見つけました。

 

池田憲章氏の特撮映画論考再録サイト

ttps://nihontokusatsu-memorandum.blogspot.com/2018/04/blog-post_6.html

 

ドラマ論の冒頭、「青春という名のウルトラマン」「人間らしさにゆれるウルトラマン」というのは本当に言い当てています。
そして最後に結論づけされている、『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』のように全体をひとつのストーリーとして考えるのではなく『帰ってきたウルトラマン』は個々のストーリーを味わったほうがよさそう、というのも本当にその通りです。

 

そしてこの4名が個人的に好きなエピソード5選を選ばれているのを改めて見ても興味深いものがあります。

 

「怪獣論」町田知之氏
:第1話「怪獣総進撃」、第5話「二大怪獣 東京を襲撃」、第6話「決戦!怪獣対マット」、第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」、第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」

 

「メカニック論」中村学氏
:第6話、第14話、第17話「怪鳥テロチルス 東京大空爆」、第18話「ウルトラセブン参上!」、第22話「この怪獣は俺が殺る」

 

「ドラマ論」池田憲章氏
:第5~6話、第13~14話、第19話「宇宙から来た透明大怪獣」、第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」、第48話「地球頂きます!」

 

「キャラクター論」徳木吉春氏
:第1話、第4話「必殺!流星キック」、第32話「落日の決闘」、第34話「許されざるいのち」、第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」

 

全員が支持した回はなくて多くても3名、例によって第5~6話、第13~14話の前後編が強いです。

 

特筆すべきは第33話「怪獣使いと少年」を誰もあげていないことでしょうか。まだこの時期はタブーのようなところがあったのか?
第37話「ウルトラマン夕陽に死す」、第38話「ウルトラの星光るとき」の前後編も誰もあげていません。
第2期ウルトラの再評価が始まったばかりで、まだ初期ウルトラの影響を受けた前半の回の評価が上だったとも考えられます。

 

 

池田氏のドラマ論にもあったように、個々のストーリーを味わえる作品であるので、割と満遍なく良作が分散しているともいえます。
それはそれとしてこういうふうに選ばれたエピソードの中のベストオブベストも分析してみたいと考えています。

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