帰ってきたウルトラマン名エピソード選 | 趣味のブログ(空想特撮シリーズ,マラソン,トレーニング,中高年の健康管理など)

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趣味の特撮作品の特撮シーンを中心に思いつくまま気の向くままに書いています。サブ3.5を目標にマラソンのトレーニングを継続中。

これまで何度か,過去の書籍などで選出されていたエピソード選を記事で紹介したことがありました。

他にもいろいろありそうですが発掘されたらまた紹介することにして,現時点でこれらを総合しベストオブベストを抽出してみました。

 

●1984年 雑誌宇宙船、第二期ウルトラシリーズ再評価(町田、中村、池田、徳木)
●1999年 辰巳ムック、帰ってきた「帰ってきたウルトラマン」(菊池英一)
●2010年 庵野秀明セレクション

●2016年 「ウルトラシリーズ50周年記念ウルトラマン超解析」強者たちが選ぶバトル名勝負
●2016年 NHKあなたが選ぶウルトラシリーズエピソード

等々

 

時代や評価の観点が異なると,選ばれる話も変わってくるのでしょうが,すべての企画の合計・平均をとると,相応に評価の高い話があがってくるようで,割と順当な感じの順位になりました。

放送当時の視聴率上位は第4クールが多かったのですが,TOP10には第39話以降一つも入っておらず,時を経た再評価の影響が大きかったようにも思えます。

脚本家別に見ると上原正三氏によるものがTOP10のうち6作品を占め,メインライターとはいえ印象深いエピソードも多かったようです。

 


第10位 第18話「ウルトラセブン参上!」

市川森一氏による最初の脚本。前作セブンをシリーズとしてつなげたり、万能アイテム、ウルトラブレスレットを導入したりと、新たな設定が盛り込まれ転機になる回でした。個人的にはこの回のウルトラマン、あまり好きでないですが。

 

第9位 第34話「許されざるいのち」

NHKあなたが選ぶウルトラシリーズエピソード(2016)9位にランクしていました(帰マンからは「怪獣使いと少年」(2位)と2作ランクイン)。

 

第8位 第37話「ウルトラマン夕陽に死す」/第38話「ウルトラの星光るとき」前後編

事実上の最終回などと言われていますが,TOP10内に入った中ではこの前後編が最後となり,39話以降はランクインなしでした。

 

第7位 第32話「落日の決闘」

「ウルトラマン」のバルタン星人の回などを担当した千束北男(飯島敏宏)氏による脚本。特撮担当は大木淳氏ですが数ある夕陽を背景にしたシーンの中でも群を抜いた美しい夕焼けがみられました。

 

第6位 第4話「必殺!流星キック」

「ウルトラマン超解析」の強者が選ぶバトルに嵯川竜(三条陸)氏が選定していました。光線技によらない戦闘スタイルを開拓し、ウルトラマンとの差別化が図られていきました。

 

第5位 第35話「残酷!光怪獣プリズ魔」

上位がほとんど上原正三氏脚本である中,朱川審こと俳優の岸田森氏による脚本の異色作がランクイン。

 

第4位 第1話「怪獣総進撃」

「ウルトラマン超解析」の強者が選ぶバトルでは品田冬樹氏がセレクト、初回にして3体の怪獣が登場する豪華さを評価しています。同じく和智正喜氏はアーストロンとの戦いについて、ウルトラマンジャック(新マン)のバトルの最大の特徴である「誠実さ」「生真面目さ」が滲み出た名勝負と評価。

 

第3位 第33話「怪獣使いと少年」

80年代に刊行された「雑誌宇宙船」の記事「第二期ウルトラシリーズ再評価」では4名誰もあげていなかったのですが,その後は常に上位にランクされる代表作。「ウルトラマン超解析」の強者が選ぶバトルでは田口清隆氏がセレクトしていますが雨中の戦闘シーンも見応えがありました。

 

第2位 第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ」/第14話「二大怪獣の恐怖 東京大竜巻」前後編

前半の前後編3部作の2つ目。ゴジラ型の怪獣が東京湾から上陸してくるという設定や,竜巻や津波などの迫力ある特撮シーンが見事でした。

 

第1位 第5話「二大怪獣東京を襲撃」/第6話「決戦!怪獣対マット」前後編

 

怪獣の登場による大都市・東京の危機や二体の怪獣の独特のデザイン,迫力ある特撮シーンに加え,MAT内部の人間関係,郷とアキとの恋愛模様など内容盛りだくさんの前後編。

 

自分はこれまで夕陽の中ツインテールとグドン二体と戦うシーンこそが最大の見せ場だと思っていましたが、映画「シン・ゴジラ」を視聴した後、見返してみると、この話はMAT隊員が加藤隊長を中心に団結を深めていくストーリーなのだと思えてきました。

加藤隊長がツインテールの目を狙って最短距離まで接近し、バズーカを構える姿がカッコよく見えてきたのです。