「E353系あずさ駅弁」を売店で買う | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

車内販売の廃止が進んだ原因のひとつは、駅の売店の充実にあると言われている。

東京駅で、高崎駅の「だるま弁当」、米沢駅の「牛肉どまんなか」が買えるようになったのである。

東北新幹線で、東北の駅から弁当を積み込み、大宮などの首都圏の駅で下ろす光景を見て、「これじゃ車内販売でないと買えないという長所なくなるや」と感じたものだ。

 

昨日、東京駅から普通列車グリーン車に乗ることになった。

そこで、東京駅構内の弁当店「祭」に入ってみた。たいてい1000円以上だから、冷やかし半分で買う気はなかった。

でも、面白そうなのがあったから、買うことにした。

「E353系あずさ弁当」だっ!

中央線の「あずさ」「かいじ」に導入された新型車両の箱に入った弁当だ。

列車の形とデザイン、似てるでしょ。

駅弁としては手ごろな値段1080円だから、買うことにした。

弁当は二段重ねで、見栄えも悪くない。

ハンバーグ、ウインナー、おにぎり・・・子ども向け弁当の定番とも言える中身だ。

まあ予想はできたけど。

炭水化物中心の段は、おにぎりとカレーピラフがメイン。

星の形をしたニンジンは、ニンジン嫌いな子どもであっても喜びそう。

カレーピラフは、上出来の味付けだ。

味は、子ども向け弁当としては上出来かな。

メニューも入っていて、親切と言える。

「べんとう」と子ども向けの表現なのに対して、「new AZUSA」とアルファベットなのは・・。

 

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この「353系あずさ弁当弁当」の製造は、小淵沢の駅弁業者「丸政」だ。

この「丸政」さんは、買いたくなる弁当を何種類も作ってくれている。

中でも、サンドイッチは買いたくなってくる。

 

《1》甲州カツサンド

厚切りのカツサンド3切れが、入っている。

ボリュームがあって、美味しい。

先日、普通列車グリーン車でビールを買ったところ、このカツサンドを見て「美味しそうですねぇ~」と言ってくれた。

680円だけど、閉店間際で100円引きで購入。

 

《2》野沢菜入りのカツサンド

野沢菜入りだから、普通のカツサンドとは食感が違う。

カツと野沢菜、結構合うんだな。

 

《3》八ヶ岳高原たまごサンド

たまごが主役になるサンドイッチ。

主役になれるだけの美味いたまごが、たっぷり挟んである。

こちらの記事はこちら

 

この手頃で美味いサンドイッチが、都内の売店で食べられるのは嬉しいんだけど、車内販売が衰退する一因になりかねないだけに、マニアとしては少し複雑な想いだ。