男子新体操 シルク・ドゥ・ソレイユ 「ONE」への道 ③ ~2/25放送 笑ってコラえて~ | すぴん@ラスベガスと大自然の旅

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先日放送された「笑ってコラえて」の


~ 男子新体操、田原君のシルク・ドゥ・ソレイユへの道 ~


・・・の続き。あひる



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2015年2月25日放送


笑ってコラえて!2時間スペシャルより


「笑コラがいち早く紹介、世界で輝くアスリートたち」というコーナー


~男子新体操編~



(以下番組のとおり)


※出演者のセリフ(文字色)

 ・ナレーション

 ・取材した女性AD

 ・元 神埼清明高校キャプテン田原丈嗣 君(このコーナーの主役)

 ・元 小林工業秀峰キャプテン 日高 祐樹 君(田原君のライバル)

 ・その他メンバー、関係者



前回(No.2)は、ラスベガスでの田原君や日本人メンバーの練習風景とか


田原君のプライベートな部分もちょっと


そして大学時代の田原君とライバル日高君の対決などをお届けしました。


前回の記事はこちら→




今回はシルク・ドゥ・ソレイユとの出会いと、


「ONE」のパフォーマンスが完成するまで


そして感動の・・・です。LOVE




(ではスタート)



ここからは、田原(たばる)君の母校


花園大学 男子新体操部の皆さんにご協力いただき


再現ドラマを撮影


  


田原君役は


後輩の三井所 智也(みいしょ ともや)君だ




大学4年の秋


田原君に転機が訪れる


  


花園大学 男子体操部に


シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマーオーディションの話が舞い込んだ



後日


花園大学からは、9人がオーディションを受けることになった


  


その内容は


タンブリングの披露と動物のモノマネ


  


そこで田原君は


最高難度のタンブリングと、ゴリラのモノマネを披露した




「落ちたと思いましたもん」 (フハハハ)








ところが


結果は、田原君を含め9人中、5人が合格



すぐにシルク・ドゥ・ソレイユ本部のある


カナダのトレーニングセンターへ出発が決まった




一体なぜ合格したのだろうか?


シルク・ドゥ・ソレイユの芸術監督に理由を聞いた


  


「我々が求めていたのは、完璧に演技できる人材ではありません。

重視したのはタンブリングで、ジョージはそれが素晴らしかった。」



その時、オーディションに合格したのは


花園大学から5人、青森大学から2人の計7人



しかし・・・



青森大学の合格者に


日高君はいなかった!







2012年9月


彼らはカナダへと渡った



夢のサーカス団員への切符をつかんだ田原君だったが


現実は想像以上に厳しいものだった







まず最初に苦労したのが英語


当時、「サンキュー」と「ソーリー」しか知らなかった田原君は


週2回、英語しか話せないレッスンを受講


  


寮に戻っても


1人深夜まで英語の勉強を続けた




当時のノートを見せてもらうと


中は英単語でビッシリ (↓)


  


更に、図解で体の名称を書いたものまである (↓)



これは、怪我をした時にどこが痛いかを


きちんと伝えるために覚えたという








シルク・ドゥ・ソレイユでは、新しいショーが企画されると


世界各国からそのショーに合ったパフォーマーが集められ、訓練を行う




午前中は表現のレッスン


マスクを着け、顔を隠した状態で


怒りや幸せ、悲しみなどの感情を


体だけで表現しなければならない





午後になると


コーチである器械体操出身のリーさんから、衝撃の発言がビックリマーク



「これから君たちには”スムースクリミナル”

という曲のパフォーマンスを1から作ってもらう」








通常、ダンサーには振付師がいて


その振りを覚えてパフォーマンスする



しかし、男子新体操のように独自の技術を持つパフォーマンスは


出演者自ら振りを考えなければならない


  


しかも世界最高峰のサーカス団


シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスを




リーコーチから


難易度の高い技を見せて欲しいと言われた田原君たちは


最高レベルの技を幾つも取り入れてコーチに披露した




  


 

しかし、田原君たちにとっては


大技の連続による体力の消耗が激しく


とても1日2回公演出来るものではなかった





さらに・・・


「新体操はすごい技もするんですけど、器械体操みたいに、

何回ひねったらスゴイとか、そういうのじゃないんですよね。


どんだけキレイに見せるか、どんだけ面白く見せるか

そういうのが新体操なんですよね。」






そのことをコーチに訴えると








「わかった。では1週間後に難易度を落とした演技をもう一度見せてくれ」


「その代わり条件がある」


  


「今よりもっと客が喜ぶものになってないとダメだ」


そこで田原君たちは



難易度を下げつつも、お客さんが喜び


かつ、新体操の魅力が伝わるパフォーマンスを


必死で作り上げた





一週間後


「高度な技が、必ずしも最も素晴らしい演技という訳ではないと分かりました。」



「彼らがシルク・ドゥ・ソレイユにもたらしてくれたものは

高い同時性と美しい動きです。

彼らは驚異的なほど完璧にそれを行ってくれました。」






彼らの考えたパフォーマンス


すなわち、男子新体操の真髄が


あのシルク・ドゥ・ソレイユを認めさせたのだ!




それにしても・・・



男子新体操は日本にしかないのに


一体なぜシルク・ドゥ・ソレイユは


その存在を知ったのだろうか?


 

 

「キャスティングスタッフがディレクターに

日本の男子新体操のあるビデオを見せたんです。

それを見たディレクターが興味を持ったんです。」






ディレクターが見たというビデオがこれだ (↓)



2009年、全日本選手権大会で青森大学が披露した演目「BLUE」


美しいバラードにのせた華麗な演技が


世界最高峰のサーカス団、シルク・ドゥ・ソレイユの目を釘付けにした




今回の取材中


田原君はこんなことを話していた


「丈嗣君は日高君の事どう思ってるの?」


「どう思ってるですか?」


「うん、今」


「・・・難しいなぁ」


「祐樹には、あの・・・


こうゆうショーをしてるんだよって観てもらいたいですね。いつかは」


  


「見せつけてやりたいっす」 (アッハハハハ)


(日高君に)「どのくらい会ってないの?」


「2年半くらい・・・」


  


「会いたいです」 (フハハハ) 



<画面は、モニターを見る日高君に切り替わる>


田原君を見つめるのは、ライバル日高君


  


「やっ、嬉しいですね」



日高君は現在



母校である宮崎県 小林秀峰高校で保健体育の先生


更に、自身が育った男子新体操部のコーチとして


後進指導にあたっている




「田原君に対してはどう?」


「やっぱり自然にライバル視してるんだなぁ~ってのを

うん、今、尚更感じたんっすけども」


  


(卒業後は) 「どうゆうことをしようと思ってたの?」


「シルク・ドゥ・ソレイユに・・・

やっぱ、行きたいなぁ~~~って思いがすごく強かったんでぇ・・・」



しかし・・・


青森大学は


在学中にオーディションを受けることを許可していない!


  


田原君と一緒にシルク・ドゥ・ソレイユへに行った青森大学の2人は


卒業生だった!  (そんなの酷ぉぉーーい、辛い、悲しいぃぃ 泣



 

日高君は卒業後


行われるかどうかも分からない


シルク・ドゥ・ソレイユのオーディションを待つしかなかった






ところが


大学最後の試合で、青森大学が優勝した時・・・






「高校生達が群がって来たわけですよね、うちの小林秀峰の生徒達が・・・」


  


「胴上げしてもらって、花束をくれて

憧れの先輩とか、そうゆう風に思ってくれてたんかなぁ~

とかって思ったら、これは還元せないかんなぁ~って。

ここで新体操を頑張ってる生徒達に、

僕が身につけたものを指導で返して行きたいなっていう思いが

そこで生まれました、、、うん。」




彼は教職の道へ進んだ・・・




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ヒィーーービックリマーク


今日で終わらすつもりだったけど、


文字数が制限を越えたので、やむなく④へ続く。苦笑いニャハッ