生活保護との違い | スナッチャー!!

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些細な事や思い付いた事を書いて行きたいと思います。

昨日10月31日に、夕方に『命の値段~がん患者、闘いの家計簿』と言うドキュメンタリー番組の再放送されていた。

番組途中で気付いて見ていたのだが、大変考えらさせられる番組だった。

番組の題名で検索したら、その番組の動画があったのでご覧下さい。

http://veohdownload.blog37.fc2.com/blog-entry-1756.html


北海道伊達市暮らす、金子明美さんが末期のがんのため、余命を宣告されました。

そして、治療の為に抗がん剤を打つのだが、その費用が極めて高額で1か月24万円も掛かってしまう。

再放送は、編集されて動画では流れていない映像と表が追加されてあったが、そこには、1回の投与で、患者負担が15万円、その内の7万円が保険だかで差し引かれ、8万円は患者負担。

しかし、これはあくまで入院治療した場合のみだそうで、通院治療の場合、先に15万円を患者が支払い、3ヶ月後に8万円が返ってくると言う仕組みだそうだ。


金子さんは、こうした高額の治療費のために、今までの生活が一変し、生活を脅かされる事になった。

旦那さんの月給が23万円で、その内治療費が8万円

もうすぐ小学生になる長女が着る服は、お下がりの服ばかりだそうだ。

それでも不満一つ言わずにいるとの事。

高額の治療費を支払うため、マイホーム購入の為に貯めた500万円も使い果たした。

抗がん剤治療の副作用で、体重も30キロ太ったとの事。

生活保護受給者でも、丸々と太った人が多いが、鬱病などの治療で太ったのか、はたまた、ただの怠け太りなのかは知らないが…


動画の10:06を見て頂きたい。

『離婚を考え、生活保護を考えた事もあります。でも離婚をせずに家族で頑張って生きる事を選びました。嘘を付かないで生きる事が、子供たちへの教育と思ったからです。』

この街頭演説で語った言葉を、母子加算がどうとか言っている人達に聞かせてあげたくなる。

また、この番組は、テレビや法廷に出て、「生活が苦しい」だの「習字」だの「スポーツ少年団」だの「塾」だの「私立」だの「大学」だのに行かせたいとか、行かせられないなどと、理解不能な事を、のたまっている連中にも是非見せてやりたいと激しく思う。

あの連中より、この番組に出ている国や自治体から何の支援も救済の手段の無い、人達の方が遥かに苦労しているし困っている。

お金が無いと言いつつ、携帯3台所有してみたり、おかしな食費や水道光熱費を内訳で明かしてみたり、呆れて物も言えない。

こう言う人達は概して、一種の思い込みと言うか、被害妄想的な発想を持っている人が多い。

自分たちは苦しい・自分たちは不幸だと、全て自分の家の状況の物差しでしか見れなくなっていると言える。

そのくせ、変な所にこだわりがあり、服は中古は嫌で新品で買った物しか着ないだとか、寿司もスーパーのパックでは無く、寿司屋に行き、トロやウニなどの高いものを平気で食べる。

普段の食事にしても、逆に高くつく、お惣菜やら冷凍食品・レトルトやインスタントを食べる。

これらの物に手を出さずに、普通に自炊すれば食費は相当安く収まるだろう。


民主党の目玉政策である『子供手当て』にしてもそうである。

子供がいる家庭は、お金が掛かる・生活が苦しいとので、「それなら国が手当てとしてお金をあげます」と言う事で、多くの子供を持つ家庭を騙すと言うか、目先の金で票集めをした形になった。

しかし、冷静に考えて欲しい。

いくら、子供がいるから生活が苦しいとは言うが、それは古今東西、子供がおり、家庭を持っている以上、ごく当たり前の事であり、余程の金持ちで無い限り、一般の人は、その理屈や仕組みは、今も昔も全く変わらない、ごく自然な事である。

逆に、子供が出来たから生活が楽に・豊かになりましたなんて言う話など聞いた事が無い。


経済情勢上、本当に厳しい所もあるだろうが、苦しい中でも地味に生活し、どう自分の家の経済事情に合わせたライフスタイルを選択し、ごく普通に生活して、ごく普通に生きると言う生き方をすれば良いだけの話であろう。

子供手当ては、生活保護や、それの母子加算と一緒で、取りあえずお金を与えて、安易に楽をさせようとする所は、全く同質とも言えるのあろう。


生活保護受給者の中にも、「病院に通うのが仕事」などと、笑いながら言っている人がいるそうだ。

病院に通うのも、特に悪い所は無いが、生活保護を受け続けるための理由にするためであろう。

こう言った、訳の分からない人を救済するくらいならば、このドキュメンタリー番組で取り上げられているような人達に手を差し伸べ、生活保護なり、救済・支援をするべきであろう。