現代のレメディー | すまブロ

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May the whole world be happy,
May we see all that is auspicious,
May nobody suffer.

Samastha Loka Sukhino Bhavantu

ヴェーディック占星術(インド占星術)の現代的レメディーという動画を観て、

以前、ある瞑想指導者が書いていたことを思い出しました。

 

曰く、瞑想だけしていれば人生がすべて上手くいくようになるわけではない

 

例えばよく人から嫌われたり恨まれたりする、対人関係に悩みがある場合

 

瞑想や祈り、霊的なパワーアイテムでなんとかしようとしても

それで効果がある場合もあるが、客観的に状況把握をしたほうがいい場合が多い

 

つまり人の批判や悪口を言う癖があるなら、いくら瞑想してもあまり直接的な効果はないので

自覚して自分の行為を正していくしかない、というようなことでした。

 

これは、あまりにも当然のことなのですが

カルマは過去に自分が行った行為の結果にすぎないので

過去のパターンから脱するには、自分の思考と行動パターンを変えるしかないですよね。

 

プージャやマントラ詠唱等は、もちろん効果はありますが

意識的に自分の癖を修正する努力をしない限り、

何度でも同じ体験を繰り返すことになるのだろうと思います。

 

 

 

インド占星術家サム・ゲッピ氏の動画

『ヴェーディック占星術(インド占星術)の現代的レメディー』

 

 

▼動画より一部抜粋・拙訳

(かなりかいつまんでいます。全体の内容は動画をご覧ください)

 

「困難な時期がくるので、どんな宝石がこれを乗り越えるのに役立ちますか」

「指につければ悪いことが消えカルマを取り除く宝石をください」

「宝石やマントラはカルマを取り除くと聞きました」

「カルマを取り除くためにプージャを」

 

こうした考えや幻想、受動的な物事がありますが、そのようには作用しません。

あなたのカルマはあなたのカルマです。

カルマとは単にあなたの行為を意味しており、

あなたが以前行った行為とそれがいかにマインドと現在の考え方を形成したか、

そして次にそれが現れたときにあなたが何を考えるかです。

 

マインドはプロジェクターなので、

あなたの土星、火星、木星、金星を物事に投影する。

これがあなたの見方であってそれがチャート、あなたのバイアスのポートレイトです。

 

 

リーディングのポイントは、何が起きているのかを理解できるように人々に説明することです。

これがあなたの意識で、これがあなたの意識が見ていること、そしてあなたの意識はこのように反応いるのだ、と。

それがあなたのカルマ、あなたのマインドです。

 

カルマを高めるには、あなたの制限を通して見ている物事の最大限の可能性を理解することです。

そして、どんなときでもカルマの焦点はあなたの現在のダシャーサイクルで、主にそのカルマを体験するほか

サブ(第二の)サイクルや天体のトランジットが重要な角度をとったときに大きく影響を受けます。

 

例えば、火星と土星のエネルギーを多く受けているとしましょう。

厳しくて荒いエネルギーで、何が起こっていても良い気分でいるのは難しい。

私がお勧めするレメディーは、そうしたエネルギーの内的な質を高めることに関係しています。

そのパワーは両方ともタマシックですよね。

火星は自制心、土星は義務と責任のタマスです。

ですから、どんな火星・土星のサイクルでも、最も良いことのひとつは

何らかの霊性修行に集中すること、それもたまにではなく規則正しく、根気強く行うことです。

それが土星と火星の質です。

チャートでどのハウスにそれがあるのかを確認し、実行に役立つ他のニュアンスも見たうえで

例えば、ネイタルチャートで土星がとても弱いとしましょう。火星は強い。

土星が弱いとストラクチャーに欠け、決まった作業にフォーカスし難い。諦めてすぐに変える、コミットできない。

火星は規律を守るかもしれないが、土星が弱いので不安定な状態の自制心です。

 

土星をなだめる一つの方法は、食べる量を減らすこと、グリーンフードを食べること、もっと休息をとり、シンプルであること。

また、特定の物事、例えば奉仕に関する霊性修行は土星を和らげるのに役立ちます。

自分の憂鬱な状況やいかに自分が惨めかについて考え込み(弱い土星)、

困難や不快な状況に耐えられずに座って塞ぎこみ、赤ん坊のように振る舞う代わりに

成長して、切り替える方法が奉仕です。

誰もそんなことは聞きたがりませんが、これが本当のレメディーです。

実際に私たちがするべきことなのです。

 

例えば土星がとても強くて火星が弱いとしましょう。

土星は何かにコミットしようとしますが、火星が弱いと自制心と明確さに欠け、弱い。

では火星を強化する必要がありますね。

火星の場合、問題は弱さです。

自制心とは、今その瞬間に、強くなるために適切な行動を守ることであり

早く起きて瞑想する、ヨガをするなど、自分の行動の指針のために進んで我慢すること。

火星のレメディーは、肉体的に強くなり体内で動く体の熱を感じるために、何か体を使ってすることです。

そうだ、私は強い、困難を克服できるのだ、と。

しかし火星が弱い場合は、

「おまえが問題だ、おまえが私の気に入らないことを言うからだ、おまえのことが嫌いだ、

おまえが反論するから私が反論するのだ」

という傾向にあります。

それは自分自身の弱さを克服するのではない、ばかげた障害です。

ですから、火星のレメディーは徐々に早起きしようとすること

体を動かして体内の熱を動かそうとすること

一日に十分は規律を守り、積み上げようとすること

そしてそれらのヴィジョンと再びつながり、肉体的に少しでも強くなるのがわかるなら

もっと信念と勇気がもてます

困難に立ち向かう勇気がないから、しり込みするのです。

 

金星が弱いとしましょう。

例えば金星がおとめ座。それがある種典型的な減衰の場所なので、

しかも土星か何かがその状態にさせているとする。

ただ人生をエンジョイし、良い気分でいるのが難しい。

では、どうするか。

意識的に、新鮮な切り花を買う

毎日でなくても一日おきとか、とにかく花を買う

お香を焚く

生活のなかでそのエネルギーを活性化させるのです

意識的に生活のなかにそれを取り入れなければなりません

意識的にそこにはないものですから。

黒い服を着るのをやめ、自分のズレを美化するのをやめる

パステル色の服や、たまにはドレスを着る、スカートをはく

タフな女だからといってもやぶれたジーンズやTシャツを脱いで

生活に美を取り入れるのです。

 

水星が弱いとすると、マインドはあちこちに向きます。

刺激過剰だとしましょう。

それなら、気持ちを高めさせる何かとつながる必要があります。

まずはマインドを落ち着かせて、例えばマントラのようなものにつながり、フォーカスする必要がある。

または、純粋でシンプルな本、例えば仏教(仏典)のようなものを読むことです。

 

天体が影響を及ぼす働き方を理解すれば、

ホリスティックで、その人の意図を活性化するレメディーを提案することができます。