JR西日本103系 阪和線羽衣支線ワンマン運転仕様車 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

225系導入により阪和線から姿を消した103系。この阪和線の支線、羽衣支線では最後の阪和線系統の103系が活躍しています。この車両は大目玉の白熱灯からシールドビームに改造された車両で、初期の部類に入る古参車です。更に40N体質改善工事施工車もいますが、今回はこちらをご紹介。

 

羽衣支線はワンマン運転を実施しています。ここに103系が残るのはこのワンマン運転用の機器を残しているからなんでしょうね。

 

車内です。この車両は先程の先頭車なのですが・・白いですね・・。

 

最前面です。仕切り窓は乗務員室への扉と運転台後ろの2箇所の配置です。手前の箱はワンマン運転用の機器なのでしょうか?

 

天井です。広告がなくてスッキリしているのが、この車両の先はそう長くないものであることを物語っているような気がしてなりません。今や扇風機を備える車両もかなり少なくなってきましたね。

 

窓です、田の字の二段窓で、下段を開閉することが出来ます。日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプのものが備わっています。

 

座席です。ドア間は4+3の7人掛け、車端部は3人掛けとなっています。ドア間の4+3の4人部分は大体3人で座られているので、現代の水準では6人掛けと言った方が適切かもしれません。座り心地はさすが混雑路線の通勤を支えてきた電車、奥行き小さめで背ズリの厚みも少ない短距離輸送に特化したものです。今や本当に片道3分の超ショートトリップ専従となってしまいました。

 

さて、いつも最初の方に出しているドアは今回最後の取って置きです。鳳寄り先頭車と中間車は化粧板の貼られていないステンレス仕上げの国鉄らしいものですが・・。

 

で、反対側の先頭車です。なぜかこの車両にだけ化粧板が貼られています。登場時は塗りドア、その後ステンレス仕上げという経歴が多い103系の中で、恐らく唯一化粧板が貼られた車両でしょう。