こんにちは。
新しい年度が始まり、見知らぬ土地で、あるいは新しい環境で
新生活を始められた方も多いと思いますが、自分は何も変らず
こうやってブログを書いてます。
それにしても、人生の節目、節目に桜の花に祝福される日本は
最高だなぁ~などと、お思いながら桜の花を見てました。
(靖国は満開らしいですが、他の都内の桜は八部咲きって感じです)
さて、今日は新しくフェンダーのジャズベースを買おうと思って
探している最中なので、その話をしてみようかなぁ~と思っています。
なんで新しいベースを買おうとしているかといいますと、
やっぱり黄色いジャズベースが欲しいから!なんです。
音とかそういうのはまったく関係なく、(ちょっとは関係します)
やっぱり黄色い色が欲しいんです。
どうして、やっぱり黄色なのかと言いますと、
自分は中学生になりたての頃、S.O.S BANDのような気もする
んですが・・・(もう記憶があやふやですみません)
自分が好きだったファンクバンドのベーシストが黄色いプレジション
ベースを使っているのを見て「黄色って凄く楽しそうに見える!自分も
欲しいなぁ~」と思って以来、モナコイエローのフェンダーのジャズ
ベースに憧れているからなんです。
(モナコイエローのプレジションベース)
でも、1980年代の初頭に、一年間だけ発売していたレアーカラー
なのもあって、現在までなかなか見つからなかったり、
当時、銀座の山野楽器で新品が売っていたんですが、中学生になりた
ての自分の財力じゃ到底買える金額じゃなかったりということもあっ
てかなり前に諦めていました。
でも、この前、たまたまネットでモナコイエローのジャズベースを見かけ
て忘れかけていた当時の憧れにあらためて火がついたという感じで
す。
でも、あんまり好まれていた色でもなさそうなので、探してもなかなかな
いですよね。
ところで、フェンダーは今まで何色ぐらいの色の楽器を発売してきたか
知ってますか?
(ジャズベースで全色欲しい)
と、質問してみた自分ですが、例えばブルー系でも ダフネブルー、
ソニックブルー、レイクプラシッドブルー、アイスブルー・・・
などなどに加えてまだまだ増えているから、実は自分もわからないで
す。
ただ、初めて画像のようなポップなカラーを楽器に導入したのは
フェンダーじゃないかな?と思ったりしてます。
たぶん、ネックに不具合が起きれば交換しちゃえばいいじゃん!的な
発想で作られたデタッチャブルネックや、多少チューニングが狂っても
アームでビヨ~ン!ってやるのは付けないわけにはいかないでしょ!
的な、大よそ当時の楽器製作者じゃ考えもしないアイディアは、レオ・
フェンダーが純粋な楽器製作者じゃなかったから生まれたアイディアだ
と思っています。
色についても、カスタムカラーとはいえ、それまで楽器には用いられな
かったポップな色を使えたのも、伝統的な楽器作りに縛られない違う
発想で楽器を作り始めたレオ・フェンダー、あるいはフェンダー社だか
ら出来たことなのかもしれませんね。
↑これが1960年代初頭のフェンダーのカラーチャートみたいなんです
が、自分はバーガンディミストやサーフグリーンはもっと後になってか
ら使われ始めた色だと思っていたんですけど、
それらも含めて、最初からけっこう多くの色が使われていたのが
わかります。
(詳しくはこちらのサイトを見てくださいね↓)
http://fendercolorchart.webatu.com/charts.php
ところで、これらの色の多くはどこから流用されていたのか知って
いますか?
こちらは自分も知っています。もちろん、知っている方の方が多いと思
いますが車ですよね。
みなさんも、街を走っている車を見て「この車の色のベースがあったら
いいなぁ~」とか思ったこともあると思います。
車の画像と並べたのがこれ
(詳しくはこちらを→http://guitarra99.blogspot.jp/2014/04/guitarras-e-carros-e-cores.html)
なんか凄く時代を感じさせる画像ですよね。
そういえば、今この画像を見ていて思い出したんですけど、
当時、黄色いベースが手に入らないからといって、指を咥えていたわ
けじゃなかったんです。
一度オーダーで作ってもらおうとしたことが昔ありました。
しかし、製作途中、塗装の段階になって電話がかかってきて
「黄色いジャズベースは作る気分に自分はなれない」と言われ、
けっきょくチェリーサンバーストのジャズベースに落ち着いたという
事がありました(笑)
(最近よく見かけるシェルピンクもいいですよね)
でも、しばらくそのベースを弾いているうちに、やっぱり黄色がいい!と
思って、そのベースを違う人に黄色にリフィニッシュしてもらいました。
でもでも、
出来上がってきたベースを見て「なんか違う!」と思ったんですよね。
そのとき気がついたのが、Fenderの文字がヘッドにないと黄色は
似合わないってことでした。(自分だけそう思うのかも・・・)
ていうか、チープな塗りつぶしの色になればなるほどFenderじゃ
ないとしっくりこないと感じたんですよね。
それに、この画像(車と並べている画像)を見ていても、あらためて
思ったんですけど、
フェンダーの楽器とフェンダーの色には、古き良き時代のアメリカの色
と空気が詰め込まれているからなんじゃないかなぁ~と・・・
だから、この当時に存在しなかった他のメーカーがこういう色を使うと、
なんだか借り物のような感じがしてしまうんじゃないか?と、当時の
出来上がったベースの違和感を思い出しながら感じました。
(1968年のカタログ)
と、ここまでベースの色に付いて適当なことを書いてきましたが、
中には、ナチュラル以外は買えない!と言う方もけっこういらっしゃ
ると思うんですよね。
なぜなら、塗りつぶしの楽器は木地が見えないから、同じアルダー
やアッシュでも、どんな木が使われているかわからないし、何ピースの
材が使われているかもわからないので、
塗りつぶしはちょっとなぁ~と考える方も多いはずです。
事実、いろんなサイトを見て回ると、アメリカンスタンダードの塗装を
剥がしたら7ピースだったとか、フェンダージャパンの75USも5ピースだ
った、なんて記事も見ますからね(笑)
寄木細工じゃないんだからコスト削減といっても、20万円以上する
楽器にいくらなんでもそれはないんじゃね?と自分も思いますけど、
(飽きないし、いろんな意味で無難なナチュラルもいいですよね)
これもフェンダーらしいといえばフェンダーらしいなぁ~と思うと怒る
気にもならないです。
あっ、でも、これって浮気に似てますよね? 騙し続けられていれ
ば・・・ 永遠にバレなければ・・・ 相手が浮気しているなんて思いませ
んものね?
変に相手を詮索して、スマホなんか覗いたお陰で知らなくていいことま
で知ってしまって・・・ なんていうのに似ている気がします。
今がお互い幸せであれば、何ピースでもいいんじゃないかなぁ~と
思うんですよね。
(今度のイメージカラー上段のソニックグレーもいいかも)
まぁ、誠実なナチュラルを選ぶか、裏に陰があるけど惹かれる
塗りつぶしを選ぶかは、それぞれの恋愛観で判断してください(笑)
あっ、話が長くなって来ちゃってるのとズレて来ちゃったので、
そろそろ、この辺で失礼します。
冒頭でも触れましたが、新年度になり、新社会人になられた方は、
仕事や職場の人間関係に慣れるまでいろいろ大変だと思いますが
、あまり無理せず頑張ってくださいね。
応援してます!
それでは、色が持っている不思議な力は演奏する側にも、観ている
側にも良い影響を与えることを信じて、きょうは失礼します。
では、次回もよろしくお願いします。(↓カプリオレンジも探してます)