日本に数人?!「花札占い」専門の占い師、古川実樹さん その② | 占星術小説家@酒井日香の占い死ね死ねブログ

さて、数少ない



「花札占い」



の探求者、古川実樹さんと語る、

その②です☆





その①で、んじゃあ、ジャパニーズスピリチュアル、

日本人の手による日本人らしいスピリチュアリティ

とはなんなのだろう、という話になっていくわけですが。




まずは軽く花札の説明を受けました。( ´艸`)




私はこのインタビューのために、

家からなんてことのない任天堂の

花札を持っていったわけですが。






・・・ところで、今では





「ニンテンドー3DS」







「Wⅱ」





などで、すっかり







「ハードデバイス&ゲーム機メーカー」







だと思われている任天堂が実は、

もともとはトランプや花札を作っていた

小さな京都の会社だったと知っている

人はだいぶ少なくなった。





わしが子どもの頃はまだ、任天堂といえば





「トランプメーカー」




のイメージが強く。






家庭用のファミリーコンピューターを

任天堂が作った時は、






「ええ?! だってあそこってただの

花札&トランプの会社でしょ???」






という感じだった。






それが今や






「世界の任天堂」





で、






「Nintendo」







と書いたほうがしっくりくる始末。。。








まぁ、それはどうでもいいんスけど。







花札のルーツは確かなことは言えませんが、

15世紀~16世紀頃にポルトガルから日本に

やってきた





「うんすんかるた」





がルーツなのではないか、と、いうのが

一般的なご意見のようです。。。






この






「うんすんかるた」

(※ かるた、というのは

Card が訛ったものらしい)






には、ハウ(棍棒)・イス(剣)・オール(金貨)・コッフ(杯)

の4つのスートがそれぞれ12枚ずつついていて、

全部で48枚である。







花札も全部で48枚だ。






48枚で一緒、というところが、






「花札」 = 「うんすんかるた」






という説を想起させるのだろう。








ただしうんすんかるたはほぼ、現代の

トランプと同じだが、花札は4つのスートが

12枚ずつ、ということではなくて、12か月

のそれぞれの月に4枚づつ札があって、

スートの概念を4枚の札に置き換え、

12枚を12の月に置き換えたものであるらしい。。。






この





「うんすんかるた」






の数札を10にして、王さまや女王さま

をナイトやキングやペイジといった

コート(宮廷)カードにし、大アルカナ

22枚をくっつけたのがそう。。。






おなじみのタロットカードですね☆







実はタロットカードで遊ぶ





「タロット版ブラックジャック」




「タロット版セブンブリッジ」





みたいなゲームがあるのだが、

それの点数計算の方法や役の

作り方がひっじょーーーーに面白いのだ!!!





タロットで占いなんかもう飽きちゃったし。





わしは個人的には





「タロットカードで遊ぶバクチゲーム」





のほうをなぜ、占い師は研究しない

のかといつももどかしい。





もともと、花札もそうだけどカードなんてぇ

のはバクチのほうが先であって。






占いはバクチの合間に、気晴らしとして

博徒たちがやっていたものなのでは

ないだろうか。





それが今やすっかり






「賭博カード」





の側面は薄れてしまったのだが。。。






タロットの得点の付け方もすんごい

オモシロいのだよ。。。






今度みんなでぜひ、タロットゲームを

やって遊ぼうじゃないか!!!

( ´艸`)







みんなでやり方を復活させて、

タロット遊びや花札、うんすんかるたを

復活させたらゼッタイに占いの意味も

深まると思うし、面白いと思うんだけどなぁ。。。







そんないろんなカード、かるたの

元ネタになった





「うんすんかるた」






なんですけど、実はご本家ポルトガルでも、

イギリスでもフランスでも神聖ローマ帝国でも、

そして日本でも、何度も何度も禁止令が発令されて

いるわけですよ。。。







「これこのかるた遊びはけしからん」






と、御触令(おふれ)が出るたびに、

遊び人や渡世人たちはカードの枚数に

ちょっと別のカードを足すことで






「いや、お奉行さま、このかるたははぁ、

こないだ御触令が出て禁止になったあの

かるたとは違うだんべ。ホレ、枚数が違う

でござろーもん」





みたいな感じで、バージョンアップをどんどん

測るうちに、実はタロットカードは78枚なんて

いう悲惨な枚数に膨れ上がり、そしてトランプの

4つのスートは12の月の4枚ずつのカードに

姿を変えていった。





・・・・・ここら辺の歴史はこちらの本

に詳しく出ておりますので、

ご興味ある方はぜひご一読ください。

↓   ↓    ↓

トランプものがたり (1979年) (岩波新書)/岩波書店
¥346
Amazon.co.jp

そんなわけで、基本48枚の花札

なんでございますが。







古川さんは






「これは面白いでしょ~!!」





といって、ご自分の花札を見せて

くださいました☆






その写真がこれ

↓   ↓   ↓






↑ このカードは、




「金時花」





という種類の花札だそうで、

中国・四国地方に伝わる

独特の花札なんだとか。






「金時」





といえばそう――。





「足柄山の金太郎」





こと、源頼光の家来






「坂田金時」






のことでございます。( ´艸`)

(※ ちなみに銀時はジャンプのマンガ)







この、主に徳島県で盛んであるとされる





「金時花」





には、あきらかに






♪ あっしがらや~まのき~んたろ~





でおなじみの、キンタロさんの絵の札が

入っていて、1枚多いんですって。






徳島かぁ。。。。






軽くウィキで調べたところ、金太郎のモデルの

坂田金時は、岡山県勝田の庄で、村人たちに

慕われてそこで亡くなったとある。





んで、古川さんを花札占いにいざなった

霊能者さんは岡山県にルーツを持つ人で、

岡山で盛んだった花札占い。





坂田金時も足柄山の神奈川県のくそ田舎

から上洛して都人となり、岡山で果てるという、

平安時代にしてはなかなかダイナミックな人生

である。。。





そのキンタロの札だけが1枚多い

金時花。。。






謎だ。

( ´艸`)







そしてこちら

↓   ↓    ↓    ↓




↑ が、





「越後小花」





という、新潟地方に伝わる独特の

花札なんだって。





見るとわかるけど真っ赤な





「なまはげ」






みたいなカードが3枚くらい見えるデショ。。。( ´艸`)






この越後小花は、任天堂謹製の一般的な

花札に比べるとこの赤鬼の札のぶんだけ

枚数が多いんだって。(古川さん・談)





そんで、古川さんがこの





「越後小花」






を買ったとき、そこに同封されていた

解説書には





「この花札を作っている私たちにも、

どうしてこの札がこういうデザインなのか、

なぜ一般的な花札と違う枚数なのかわかりません。

誰かご存じの方がいたら教えてください」





と書かれてあったのだそうな。。。






しかもこちらの写真を見てください。

↓    ↓     ↓



↑ なんか、一瞬、こすれた傷???  

みたいな銀色のスジスジというか、真ん中に

一本銀色の線が入っていますよね。。。






これ、古川さんでも






「なんのためにあるのかわからない」





のだそうな。。。






なので、花札の中でもとりわけ

ミステリアスな





「越後小花」




で、古川さんはいつも占いを

しているという。






新潟というところも

すごく不思議な場所で。






新潟の別名、越後の






「越」






という字は古くは





「高志」






であって、古事記の






「オオクニヌシの妻問い」






で有名なヌナカワヒメを女王に

するコシの国、という帝国が

あったらしいよね。。。( ´艸`)





越後の長い冬、外に出られない

人々がこの越後小花で遊んだり、

賭博をしたり、占いをやったのだろうねぇ。。。





そんな感じで大変にミステリアスな花札。






しかもご当地ごとにさまざまな

ヴァリエーションがあるのだと

知った。





なるほど~!!!

ヽ(゚◇゚ )ノ






そんな感じで






「どれがあんまり良くないカードで、

どれがハッピーなカードなんですか?」





とお尋ねすると、なんと意外にも






↑ とか、





↑ とか、





↑ とかなんだって☆







おもしろーい!!!

≧(´▽`)≦





んで、悪いっぽいのがこっち。

↓   ↓    ↓



↑ とか、




↑ とか、




↑ とか。





ええ???





「菊に杯」





と言えば、コイコイではおなじみ






「花見で1杯」


「月見で1杯」





の、役が作りやすいラッキー札なんですが、

それが意外にも凶暗示!!!






「そうなんです。思いっきりコトブキ、

とか書いてありますけど、このカード

が出ると遊び過ぎとか、浪費し過ぎ

とかで、タロットで言うと悪魔のカード

みたいな感じです」






とのこと。。。( ´艸`)






そんな古川さんに今後の夢を聞いてみた。






「そうですね。やはり、花札のことを

もっともっと調べて、花札占いを究めたい

ですね! そのうえで、せっかく和の中の和、

日本人のココロがこもった花札を扱うのだから、

日本人にとってのスピリチュアルとはなんなのか、

日本人らしさってなんだろうかっていうことも、

考え続けていきたいですね」





と語ってくれた。






思えば、日本の伝統的な美徳は





「謙譲の美徳」



「和を持って尊しとなす」





という精神だ。






人に譲る。






譲りあって、分け合って仲良く生きる。






それが日本人が、大昔から

大切にしてきた日本人らしさ。





どうも、欧米産の派手派手な、

日本に居そうもないエンゼルが

ユニコーン抱きしめてキラキラしている

よーなオラクルカードだの魔女カード

だのはキモチが悪いのだ。。。




ああいうのは、カードがそもそも





「バクチ」






の道具であり、占いはその





「バクチの一種」





なのであって、あくまでも賭博の派生物

というか、占いってけっこうダークなんだよ、

というのを隠してしまうのだ。。。





しかし、日本のスピリチュアルはそれでいいのか。





日本の神様カードでいいのなら

花札占いでもいいはずだ。





うん。






そんな感じで、古川さんといずれ、

浅草にあるという花札製造会社に

レポートに行く約束をしました☆





それはおいおい、お楽しみに☆





古川実樹さんへの鑑定依頼は、

四ツ谷・イエナさんへ問い合わせても良し、

ご本人のHPからでも受け付けています。




ご本人HP

「花札占い師の部屋」

http://kontairichifuni.sakura.ne.jp/index.php?FrontPage






鑑定場所は四ツ谷・イエナでもやっていますし、

古川さんは相模原市・町田市あたりにアクセス

のよい場所にお住まいなので、町田、相模原など

小田急沿線で鑑定中。






料金も安心価格です。




詳しくはぜひお問い合わせを!!






あ、ちなみに占いはものすんごく

当たってました!!!ヘ(゚∀゚*)ノ



おススメです!!



んじゃ☆


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