星の配置が告げていた2020年の新型コロナによる世界の激変 | MATTのブログ ~ 政治・経済・国際ニュース評論、古代史、言語史など ~

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元新聞記者。 アメリカと日本を中心にニュース分析などを執筆します。

 

 

 

 

 

 

 

 西洋占星術では、その時々の太陽系の惑星の位置と相互関係を見て、地球上のさまざまな現象を解釈し、また予測します。そして、今年2020年の1月12日前後に、33~36年に1度しかない土星と冥王星という二つの凶星のコンジャンクション(合=角度が0度)が山羊座で起こり、地球上に長期にわたり影響を及ぼします。この効力が2019年11月~2020年2月頃まで続きます。この二つの惑星の合が山羊座で起きるのは500年ぶり(1518年以来)です。

 

 土星と冥王星の結合は、地球規模の困難と大変革、抑圧的なパワー(権力)からの解放を示します。まさに、新型コロナウイルスの登場と世界的なパンデミック(大流行)の開始、そしてパンデミックによって引き起こされた大衆の自宅隔離や生活困難、経済活動の停止、政治的な激動と変革がそれにあたります。これが山羊座で起きるため、土星の意味が強化され、大きな抑圧、抑制、困難を伴うことを意味しています。

 

 

 土星と冥王星は、過去には1982年11月に天秤座でコンジャンクションし、第五次中東戦争が勃発しました。今回はそれ以来、38年ぶりです。さらに歴史を振り返ると、土星と冥王星の合が大きな政治的変化に関連していることは明らかです。1914年の蟹座での合では世界を巻き込んだ第一次世界大戦が開始され、1947年の獅子座の合の際は東西冷戦(共産主義陣営との深刻な対立)が始まりました。

 

 一般的に、冥王星は変革の力として働くと考えられています。冥王星の影響は深層的で遅いので、その変化をリアルタイムで把握するのは難しい場合があります。

 

 しかも2020年1月には、冥王星、土星と併せて水星までがコンジャンクションしており、数百年に一度のきわめて重大な変化を表すいわゆる「惑星直列」状態が起きました。これらの星の配列は、商業活動や思想、政治の革命的変化を含んだ激しい出来事、大変化が2020年中に起きることを意味します。

 

 ご存じのとおり、新型コロナウイルスが中国武漢で2019年11月に発生し、2020年1~2月にはこれが世界中に拡散し、世界的なパンデミック(大流行)につながりました。

 

 しかも、2020年の年始から年末にかけては、毎月のように重大な惑星配列が起き、長期にわたって地球上の出来事に影響を及ぼすと予想されます。2019年末の12月26日に山羊座で日食が起こり、3月は木星が土星に追いつき重なり、4月は木星が冥王星と重なります。これらの配置は国家権力や権力者や学術界の権威が困難や激変に見舞われることを意味します。

 

 2020年8月は火星が冥王星と90度、9月は火星が土星と90度、12月には火星と冥王星が90度の凶角をつくります。その結果、世界中の至るところで対立や闘争が発生し、緊張が激しくなります。

 

 結論としては、新型コロナウイルスのパンデミックが今後、一時的に収まるように見えても、第二波、第三波の到来で長期化していくか、あるいは政治・経済的に深く大きな影響を及ぼし、少なくとも今年1年は思いもよらぬ激動と新たな幕あけが起こる可能性が高いでしょう。