パズドラ ダメージ計算をしてみよう | 金八先生「廃れた人と書いて、廃人と読むのです」

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人間は滅んだ方がいいと思っている人のブログ

 とあるパズドラのまとめサイトで、パズドラでどういう覚醒スキルでどういう盤面にしたら火力が出るのかわかってない人が散見できたものがあったので、これはシンプルに考えられるように説明したいなぁ、と思ってこれを書くに至った。
 
 パズドラ初心者でも読みやすいような書き方を心がけるけど、足し算とかけ算ができない人については読みやすさを考慮できない。そこは許してほしい。
 
 まずは勇次郞の火力をテーマにパズドラのダメージ計算に挑戦してみよう。

 この勇次郞で、
 
 この5+2コンボを組んで(リーダースキルの火力倍率は10倍と1.5倍で15倍)、
 
 だいたい2千8百万の火力が出た。
 この2千8百万をダメージ計算から算出してみる。
 
 まぁ、端的に言ってしまえば、計算方法は
5121×(2.5×2.5^2+1+1)
攻撃力   9個繋ぎ消し  無効貫通  3個消し2つ
 
 9個繋ぎ消し倍率の2.5とは、例えばドロップを3つ繋げて消すと攻撃力が1倍。4つ消しすると1.25倍、5個消しすると1.5倍、というように、3つより多く繋げてドロップを消したときの倍率。
 6個消しが1.75倍で、3個消しと3個消しが(1+1)×(1コンボ多い分のコンボ倍率)=2倍以上だから分割した方が火力でるよっていうアレ。
 
青字のものを足し算するというのがポイント。足し算した結果のものをかけ算する。
 
 
 これで盤面による火力が定まり、これに
× 4 × 1.5 × 2.5 × 15
7コンボ強化 80%以上強化 7コンボ倍率 リーダースキル倍率
 このように各倍率をかけていく。ここはかけ算だけなので計算の順番はどうでもいい。
 
ちなみにコンボ倍率
1コン:1倍
2コン:1.25倍
3コン:1.5倍
4コン:1.75倍
5コン:2倍
6コン:2.25倍
7コン:2.5倍
 
 さぁ、では計算してみよう。
 
5121×(2.5×2.5^2+1+1)×4×1.5×2.5×15=20307965.625
 あれ、2千8百万になるはずが2千万にしかなりませんねぇ。
 なんででしょうか。一体何が足りんかったんでしょうかねぇ(syamu)。
 
 
 まぁ、わかりやすいようにわざとドロップ強化を考慮しなかっただけなんですけど。
 ドロップ強化は少し煩雑な概念と化してしまっているので、上記のことを理解しないままこの先を読むことは推奨しません。理解しきれなかったら、何がわからないのかを探してみて。
 探す際に有用だと考えられるのは真上のグーグル電卓の画像。計算式を1本そのまま載せてあるので、それぞれの数値が何の値かわかれば理解したも同然と言える。
 
 
 
 さぁ、ではようこそ上記を理解できた人。ドロップ強化の話に入る。
 
 の前に、ドロップ強化の何が煩雑なのかというと、その計算方法が
 
(強化ドロップ込みで消した各項)×(1+0.06×消した強化ドロップの数)×(1+0.07×ドロップ強化覚醒の数)
 
 というものだからである。
 強化ドロップとドロップ強化を読み分ける必要があるとかこれもうわかんねぇな。
 まぁなんとかわからせようとは考える。
 
 では、そのために上記の式を日本語に置き換えよう。
 まず(強化ドロップ込みで消した各項)について、これは上記で言っていたところの
2.5×2.5^21
 である。
 もう1回この画像を見てもらうと、無効貫通(2.5×2.5^2)と3個消し1つ(1)に強化ドロップが含まれているのがわかる。だから2.5×2.5^21
 
 次に(1+0.06×消した強化ドロップの数)について、これは強化ドロップ1つにつき6%火力が上がると覚えればいい。強化ドロップ1つだけを含めて消した場合は6%上昇、つまり1+0.06=1.06倍。強化ドロップを3つ繋げて消した場合は18%上昇。つまり1+0.06×3=1.18倍。
 上記の盤面の画像で言えば、「2.5×2.5^2×1.18」と「1×1.06
 
 最後の(1+0.07×ドロップ強化覚醒の数)は、これはブラックジャック武器、ブラキディオス武器、リオレウス武器などで付与できるドロップ強化「覚醒」の数×7%と覚えればいい。
 ドロップの数と覚醒の数。これが強化ドロップとドロップ強化の読み分けである。
 
 で、上記のパーティでは闇ドロップ強化覚醒はブラックジャック武器の3つしかないので、1+0.07×3=1.21倍の倍率がかかる。
 以上を踏まえると、
 無効貫通の項は、
2.5×2.5^2×1.18×1.21
 となって、3個消しの項は、
1×1.06×1.21
 となる。よって、
5121×(2.5×2.5^2×1.18×1.21+1×1.06×1.21+1)×4×1.5×2.5×15=28335488.3944
 はい。2千8百万になりましたね。
 でもなんか計算結果が実際の数値より少しだけ低いんだよね。その理由はガチでわかんない。
 ランダンの得点でも1の位は要素が皆無だから0のはずなのに0じゃないとか、よくわかんないけど影響はごく小さいステルス計算式が紛れている様子。何かしらの切り上げ処理かねぇ。
 
 まぁ、とまぁ、こんな感じでパズドラの火力は求まるんすよ。そしてドロップ強化の強さがこれで伝わっただろうか。上記のほんの少しの条件だけで1.18×1.21ニアリーイコール1.4倍もの倍率がかかる。80%以上覚醒がもう1つ加わっているようなもの。
 
 
 さて、ではまた違う計算に触れてみよう。
 今度はハロットンで現実的なものになった、イカ娘やフェス限ゼローグなどに見られる無効貫通+ウェイについて。
 このハロットンの火力を見る。無効貫通1、ウェイ4つ、7コン3つ。
 あとサブにこれでドロップ強化4つ。
 この5+2コンボ盤面を組んだときのハロットンの火力を計算する。コットンにかかるリーダースキルの攻撃倍率は10倍。
 実際のダメージはこれ。1千万くらい。
 
 
 やることは先ほどと同様。ただ単に盤面で決まる倍率の計算方法が(無効貫通の項)+(ウェイの項)になるだけ。
 では上記の例の長ったらしさをすっとばして、いきなり式を書いてしまおう。
3183×(2.5×2.5×1.06×1.28+1.25×1.5^4×1.06×1.28)×8×2.5×10=10864215.6
 やっぱりなんか実際の値より少しだけ小さくなる。
 さっきの勇次郎だと28336520÷28335488.3944≒1.00003で0.003%の誤差。
 このハロットンだと10865040÷10864215.6≒1.00007で0.007%の誤差。
 これが攻略において影響を与えることはまずありえないだろうけど、なんでかズレるのよねぇ。やっぱり切り上げ処理がどっかに隠れてるのか。
 とまぁ、誤差の問題はひとまず置いておいて、このハロットンの例においてポイントなのは、まず1.25×1.5^4というところだろう。
 1.25が4つ消しの倍率で、1.5^4がウェイの倍率。ただそんだけ。
 そして何より大事なポイントが、ウェイの倍率は足し算で倍率が定まる項の中にかかる、ということだろう。無効貫通と一緒にウェイを組んだからと言って、無効貫通の2.5倍とウェイの1.5倍がかけ合わさることはない。足し合わせるのだ。
 
 
 では最後に列について扱ってみよう。
 このパーティに、
 このフレンドで、
ドロップ強化覚醒:9個
列覚醒:15個
リーダースキル攻撃倍率:18×15=270[倍]
 となっている。こんだけドロップ強化と列をガン積みしたら攻略において勇次郎は火力過多で入れる必要がない。(まぁ、実際の攻略においてはフレンドが傘イナだからドロップ強化6つなんだけどさ)
 
 それではダメージ計算式を載せる前に列の計算式を載せよう。まずは日本語で。
 列覚醒による倍率は、覚醒1つにつき15%加算される。そして組んだ列の数だけ加算倍率が乗算される。いやこの言い方わかりづれぇな。
 
[追記]現在は列覚醒1つにつき20%に上方修正されている。以下には15%のときの計算のまま、加筆修正は施していない。
 
 式にすると1+0.15×(列覚醒の数)×(組んだ列の数)。
 つまり、上記のパーティでは1列組むと1+0.15×15=3.25[倍]の倍率が発生する。もはやただのエンハンス。
 2列組めば1+0.15×15×2=5.5[倍]。やべぇな。
  ちなみにドロップ強化覚醒による倍率は1+0.07×9[個]=1.63[倍]。
 
 では計算。
 
死に晒せ!ゴミが!
  と、この5+2コンボ盤面で闇じゃない2コンボのオチコンが加わって9コンボ。
 
 ところで右端を
闇闇
 で組んでれば待ち配置でしたねぇ。落としの考え方がまだ染み着けてないんご。
 
 それはともかく、
  火力はこんな感じ。
 カイオウが7億9千万くらい、幻十朗が15億くらい
 
 ではまず幻十郎から。この幻十郎の火力覚醒は無効貫通3つと80%以上強化1つ。
3846×(2.5×2.5^3×1.54×1.63+1.75×1.36×1.63+1×1.18×1.63)×1.5×3×270×3.25=1577272497.98
×1.5は80%以上強化、×3は9コンボ倍率。
 
 見ての通り、列倍率は最後にかかる。
 いや最後に書いたんだからそりゃ最後にかかってるだろ、という指摘ま正にその通りだけど、この場合の「最後」という意味は、カラフルなカッコの中、つまり足し算をする項で足し算をしきってから列倍率がかかるということで、言い方を変えれば列倍率は全ての攻撃色ドロップにかかっているのと同じなのだ。これがウェイとは違う列の強み。
 無効貫通とウェイ同時で2.5^n×1.5^mとはならないが、無効貫通と列なら2.5^n×列倍率になる。ウェイと列同時でも1.5^n×列倍率になる。
 
 
 次に、この記事を書いてる途中で計算結果と実際の誤差の原因がわかった気がするから、それを確かめる計算をカイオウで試してみる。
・無効貫通の項
 2227×2.5×2.5^2×1.54×1.63≒87347.12⇒87348
・列の項
 2227×1.75×1.36×1.63≒8639.42⇒8640
・3個消しの項
 2227×1×1.18×1.63≒4283.41⇒4284
 
(攻撃力)=87348+8640+4284=100272
(倍率)=(7コンボ強化)×(80%以上強化)×(9コンボ倍率)×(リーダースキル倍率)×(列覚醒倍率)=2×1.5×3×270×3.25=7897.5
 
(攻撃力)×(倍率)=100272×7897.5=79188232.5
 
 あっ、ちげーわ。やっぱ数字小さくなった
 
 うーん、誤差の原因がわからん。
 
 
 まぁ、ともかく、という訳でダメージ計算だった。
 カイオウで行った計算方法はまた別の考え方として捉えてくれればいい。数学的にはカッコの中バラして小数点以下切り上げしただけだし。
 
 ゲームの数学って何の数字をかけ算してるのか足し算してるのかで重要な要素⇒少し値が変わるだけで影響が大きく現れるものってのがわかるので、ゲームの攻略においてダメージ計算式を覚えておくってことはかなり有用。そこまでガチるつもりがないならないで別に構わないけど、中身を理解したら自分の動きで何がどれくらい動くのかが手に取るようにわかって、その感覚はゲームならでは。
 
 一応パズドラに詳しくない人でも算数ができれば理解が可能なようにスクショいっぱい貼ったり数値に色分けしたりしたけど、これで果たして伝わるのか。正直自信がない。
 読みやすさは目下訓練中で目下飽きてる途中なもんで。
 じゃあこれでこの記事おしまい。終わり! 閉廷!