パチンコを打つ人々(その3)喫煙猿 | パチプロ日報

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好評につきシリーズ第3回をお送りします。



今回のターゲットは「喫煙猿」。



ちょっと言い方は悪いですが、普通に喫煙する人とはっきり区別しておこうという訳でこのように名付けています。



まずはその特徴を見ていくことにしましょう。




朝からガロファイナルを打っていた時のことです。


角台で打っていて、隣の席も空いてる時間の方が多かったので快適な時間を過ごしていました。


夕方になって、仕事帰りと思われる作業服姿の男が隣の台のデータをポチポチ。


おもむろにタバコを上皿に投げ入れキープ。



タバコを吸わない人にとって、隣に喫煙者が来ることは遊戯環境が急激に悪化するだけです。


かといって店内喫煙OKなら止めることはできないので、どうしようもありません。




打ち始めて早速お座り一服(オスイチ)。



このオスイチはよくあることなので、特に気になりません。


タバコの煙も人のいない方に吐き、手に持っているタバコの煙の行き先にもある程度気を使っている様子がうかがえます。


くわえタバコで煙を隣の人の顔面に当てる人に比べれば、どちらかというとマナーの良い喫煙者といえます。



2時間半ほど経ったころでしょうか。


その男に大当たりが訪れました。



ホッと一息ついたのか、シュボッとタバコに火をつけます。


オスイチのあと1時間後に1本吸ったぐらいだったので、そういえば喫煙者だったなと思わせるほど久々にタバコに火をつけたように思えました。



魔戒チャンスに突入し、時短40回転目でガシャーンと大当たり。




シュボッ。



魔戒チャンスといっても連チャンが約束されているわけではないので、とりあえず連チャンしてくれてホッと一息といったところでしょうか。


ここまで特に珍しいこともないので、気になるようなこともありません。




お次はやや深い所で120回転目にガシャーンと大当たり。








シュボッ。









続いて60回転目でまたしても大当たり。

















シュボッ。






!!!!!!








結局、約1時間半もの間に14連チャンとなって時短抜けと同時に換金に行ってしまいました。




その間吸ったタバコの本数は、驚愕の12~13本。



正確に数えていたわけではないですが、ずっと大当たりするごとに火を付けていたように思います。



5連目くらいで、おいおい少しは落ち着けとタバコに火をつけるのを止めたくなりました。




1時間に1本くらいだった人が連チャンするやいなや、ものの1時間半で12,3本。



おそらく仕事中や普段などでも1時間に1本、1日1箱ぐらいだとは思いますが、連チャンと同時に急激にハイペースになる人。



こういう人を、「喫煙猿」と呼ぶことにしておきます。




今回は、何故そうなるのかといった事をそんなに深く考える必要はなさそうです。



パチンコで大当たりしたり激アツ演出が出ると、脳内に興奮作用をもたらすアドレナリン(脳汁)が分泌され、その興奮状態が癖になる、という話があります。



その脳汁が分泌されるときにタバコを吸う事で脳汁ダラダラ状態にしているという事です。



その状態が脳裏にしっかりと焼き付かれ、また味わいたいと打つ金さえあればまた通ってしまうわけです。



このように本能のおもむくままに行動することが動物的であることから、猿にたとえているわけです。




これはパチンコ依存症が確定している人です。



依存症の人に最も多い代表的な特徴であるといえます。





現にこの作業服の男は、それ以降この店でよく見かけるようになりました。


毎回勝ってるようにはみえませんが、来る回数が増えたことは確かです。





一度脳裏に焼きつかれた強烈な印象は、そう簡単には取り除くことはできません。




簡単にできたら依存性などになっていないのです。



パチンコをするとタバコの本数が増えることはよくあることですが、ここまで極端な人もいます。


過剰な煙は周囲の人の迷惑になるだけです。


自分さえ気持ちよければそれでいいのでしょうけど、最低限のマナーは生きる上で必要ですけどね。