4月30日に感染症の松永先生に
よる今年度最初のレクチャーが
開催されました。
感染症レクチャーのことは、この
ブログでは何度も紹介しています
が、今年で16年目となる当院の
コアなレクチャーの一つです。
J1にとっては感染症の何から手を
付けて良いのが分かる「感染症の
道しるべ」的なレクチャーですし、
J2にとっては症例を経験して苦労
したこと、疑問に感じていたことを
改めて整理できる「噛むほど味わい
深い」レクチャーだと思います。
松永先生のことを紹介すると、
東大医学部を卒業後に在沖縄
米国海軍病院インターン、東大
医学部附属病院内科研修医、
そして茨城県立中央病院内科
研修医を経て、2002年から米国
コロンビア大学関連病院St.Luke’s
-Roosevelt Hospital Center内科
レジデント、2005年からUCLA関連
フェローシッププログラム感染症科
臨床フェローを修了されています。
帰国後は東京医科大学病院感染
制御部を経て、2010年から帝京
大学医学部付属病院の感染制御
部の病院教授としてご活躍の先生
です。
当院には平成21年から感染症
カンファや院内講演会などでお越し
いただいており、現在も年5回の
研修医向けの感染症レクチャーを
お願いしています。
これだけ長い期間に渡って一人の
感染症専門医から教えを受ける
のは、なかなか無いことかもしれま
せん。実際に10年前に松永先生の
レクチャーを受けた先輩ドクターが
院内で一緒に働いていて、筋の
通った文化のようになっているよう
に思います。