病棟で問診する際のコツの続きです。
3.場所に配慮する
個室に入院している場合は問題ない
かもしれませんが、大部屋の場合は
周囲の患者さんに全部話を聞かれて
しまいます。病気のことは誰でも聞かれ
たくないものですから、動ける患者さん
の場合は、病棟内のICするスペース
などに場所を変えて話を聞くと良いで
しょう。
また、場所を代えるということは患者
さんが「ちゃんと先生と話が出来た」と
認識してくれるきっかけになります。
特に女性の研修医は看護師さんと
勘違いされていて、十分話をしたはず
なのに、「まだ先生が来てくれていま
せん」なんて言われることが残念ながら
時々あります。こんな時は場所を代えて、
改めて自己紹介して話をすると上手く
いきます。
ただし、患者さんと二人きりになる環境
は可能な限り避けた方が良いでしょう。
たとえ相手が若い女性やこどもでなく
とも、昨今のニュースにもあるように、
患者さんと二人きりになると身の潔白を
証明できないこともありえることは覚えて
おく必要があります。
かといって、全ての患者さんにできる
訳ではないのも現実ですが・・・。