病棟での問診のコツ(2) | 水戸済生会総合病院 臨床研修ブログ

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病棟で問診する際のコツの続きです。

 

3.場所に配慮する

個室に入院している場合は問題ない

かもしれませんが、大部屋の場合は

周囲の患者さんに全部話を聞かれて

しまいます。病気のことは誰でも聞かれ

たくないものですから、動ける患者さん

の場合は、病棟内のICするスペース

などに場所を変えて話を聞くと良いで

しょう。

 

また、場所を代えるということは患者

さんが「ちゃんと先生と話が出来た」と

認識してくれるきっかけになります。

 

特に女性の研修医は看護師さんと

勘違いされていて、十分話をしたはず

なのに、「まだ先生が来てくれていま

せん」なんて言われることが残念ながら

時々あります。こんな時は場所を代えて、

改めて自己紹介して話をすると上手く

いきます。

 

ただし、患者さんと二人きりになる環境

は可能な限り避けた方が良いでしょう。

たとえ相手が若い女性やこどもでなく

とも、昨今のニュースにもあるように、

患者さんと二人きりになると身の潔白を

証明できないこともありえることは覚えて

おく必要があります。

 

かといって、全ての患者さんにできる

訳ではないのも現実ですが・・・。

 

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