「酔鯨亭」(高知県高知市) 少人数で気軽に楽しめるミニ皿鉢が魅力的! | 全国のグルメ食べ歩き

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(※訪問時期が11月下旬の時間差更新です。)




今年で40周年を迎えるという、高知市にある人気の郷土料理店。



タタキ料理やクジラ料理、ウツボやどろめといった珍味など、代表的な土佐料理を豊富に取り揃えている他、お昼は定食や丼ものなどを提供しており、居酒屋にも食事にも気軽に利用できるお店。



同じく高知市内の郷土料理の人気店で『司』というお店がありますが、酔鯨亭はこちらの司と同じ会社が経営しているようです。


グループ店は高知の他に大阪や東京にも多数店舗を展開しています。



今回こちらのお店へ訪問した理由というのが、高知の代表的な郷土料理の一つである『皿鉢料理』。



皿鉢料理とは、有田、もしくは九谷等の大皿に、刺身やお寿司、煮物、揚げ物、フルーツなど、高知の山海の幸をふんだんに盛り付けた料理。



皿鉢料理とは料理方法を指した名称ではなく、盛り付けの奔放さ、食べ方のスタイルを表したもの。



皿鉢を大勢で囲み、食べたいものを各自で自由に小皿に取ります。

堅苦しいルールに縛られるのを嫌い、自由を尊重する土佐ならではの料理だそうです。



皿鉢料理は高知の様々な郷土料理店で食べることができますが、大皿で提供されることから基本的には4〜6人くらいで食べるものです。



一度食べて見たかったものの、一人旅が基本の私のような人間とはかなり無縁の料理。

たまに友人数人と食べ歩きに行くことはありますが、それでも2〜3人が多いです。



しかしこちらのお店では、皿鉢料理を気軽に楽しめるよう、2〜4人向けのミニ皿鉢料理というのを提供しています。



今回高知に3人で行く予定だったので、これはちょうど良いサイズと思い、こちらのお店で初めての皿鉢料理をいただくことにしました。




お店ははりまや橋のすぐ近くにあり、はりまや橋駅やデンテツターミナルビル前駅から徒歩1〜2分の距離。



今回は皿鉢料理が要予約のため、食べログのネット予約を利用し、一週間ほど前から予約しておきました。

簡単に予約できたのでかなり便利でした。



この日は祝日、18時からの予約での訪問。

店内はそこまで混雑はなかった印象。



メニューはカツオのたたきなど様々な郷土料理を取り揃えていますが、特にクジラ料理はかなりバリエーション豊富。


一覧は公式ホームページに掲載されていたので撮影はしていません。



今回は3人でミニ皿鉢と、皿鉢には含まれていない高知の名物料理を追加で注文しました。

【ミニ皿鉢】1皿6000円(税別)


こちらは1皿あたりの値段なので、人数によって変わりません。

ミニとは言いつつも、様々な料理が大皿に豪快に盛り付けられており、圧巻のビジュアル。



料理内訳は、カツオのたたき、刺身(タイ、シマアジ)、どろめ(生しらす)、花クジラ、さえずり、四方竹の煮物、クジラの串カツ、クジラの竜田揚げ、あおさのりの天ぷら、川エビの唐揚げ、焼き鯖棒寿司、貝類(サザエ、バイ貝、チャンバラ貝)、トマト。



どれも美味しそうなので、何から食べようか本当に迷います。

一皿の料理なのに、まるでビュッフェにでも来たかのような、そんなワクワク感がありました。笑



やはり美味しいのがカツオのたたき。

塩がすでにかかっているのでニンニクと一緒にそのままいただきます。



藁焼きで作るカツオのたたきは驚くほど香ばしく、厚切りで食べ応えがあるのも高知ならでは。

やはり高知のカツオのたたきは美味しすぎます。



焼き鯖寿司は香ばしい風味も広がり、脂の乗りも良い感じですが、皮がパリッとしていて食感の良さに驚き。

これもまた最高です。



クジラの揚げ物は脂っこさが無く少し硬めの肉質ですが、肉の味わいは濃厚。



花くじらは尾の部分を薄くスライスし、茹でて真っ白くチリチリに加工したもの。

ぷるっとコラーゲン質で淡白な味わい。



さえずりはクジラの舌で、脂肪分が多いため何時間も茹でるそうです。

だからなのか脂っこい感じはなく、結構あっさりとしていました。



香り高いあおさのりの天ぷら、殻の食感も楽しいパリパリの川エビの唐揚げ、シャキシャキ食感の四方竹、濃いめの味付けで身の締まった貝類、どれも美味しかったです。



【ゴリ唐揚】700円(税別)


四万十産のゴリの唐揚げ。

ゴリは淡水域に住むハゼ科の魚のことを言い、体長は2〜3センチほど。

以前高知で食べた時から大好きです。



小さくても味は立派にハゼという感じ、そしてハゼは唐揚げでも天ぷらで食べても本当に美味しいです。



【マンボウの天ぷら】600円(税別)


こちらは身ではなく腸を天ぷらにしているそうです。

食感はイカに近いそうですが、なんだかイカよりもミノに近いような、結構硬めに感じました。



しかしこれはこれで美味しかったです。

ただマンボウは身が特に好きなので、身の天ぷらも欲しかったなと思います。笑



特にミニ皿鉢には大満足。

3人で分けても結構食べ応えありますし、2人ならこれだけでも十分すぎるボリューム。

この値段で色々食べれるなら、6000円は安いくらいに感じます。



こういう郷土料理店に来ると、高知は本当に美味しいものが沢山あるなと実感します。

また美味しいもの食べに、高知行きたいですね。


ご馳走様でした!




酔鯨亭

050-5869-8361

高知県高知市南はりまや町1-17-25 

https://tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39000016/