おはようございます。クリニック光のいずみ院長石川眞樹夫です。世界と未来に幸せと笑顔を増やすこと。子ども達の苦しみを取り除くことが私の使命です。
-----------------------
私は、今は主に小児科・アレルギー科の医師として仕事をしていますが、神奈川県で内科・小児科・心療内科医として開業していた頃から、不妊症の食事指導をしていた事もあり、この10年で50人以上の「おめでた」を拝見して来ました。
元々、リーキーガット症候群による体調不良や、便秘症、不妊症、アレルギー症状などで外来に通って下さっていたお母さん達の初回、2回目、3回目の妊娠ですので、妊婦さんには、ご自身の体調を維持して、流産を予防するためにも、生まれて来る赤ちゃんのアトピー性皮膚炎や喘息を予防するためにも食事指導を継続します。その内容の一部をご紹介します。
健康な赤ちゃんに恵まれて、母子共に元気に生活するためにも、具だくさんの味噌汁は役立ちます。
クリニック光のいずみ院長
自然療法医 石川眞樹夫
-----------------------
妊婦さんのアレルギー検査をすると、しばしばトマトのアレルギーが見つかります。
昔から「秋なすは嫁に食わすな」と言われますが、これはナス科の野菜が身体を冷やして、秋なすが不妊症や、流産に繋がることがあるために言われたことわざです。嫁いびりではありません。
クリニック光のいずみでは、妊婦さんには、ナス科の野菜、トマト、ジャガイモ、パプリカ、ピーマン、唐辛子を避けるように指導しています。
一方で、元々リーキーガット症候群や、アトピー性皮膚炎をもつお母さんのお腹の中には、カンジダ菌やアスペルギルス菌といったカビがある程度以上持続的に増殖している事が多く、このカビを減らすことが、生まれて来る赤ちゃんの将来のアレルギーや、アトピー性皮膚炎を予防することに繋がります。
食事療法としては、根菜類、海草類、ジャガイモ以外の芋類をつねに多目に摂ることが食物繊維の補給につながり、ひいては腸内の乳酸菌とビフィズス菌の増加、カビの抑制につながります。
私達日本人には、毎朝、毎晩の味噌汁というすばらしい食生活の習慣があります。この味噌汁に十分な野菜を入れてたべるだけで、妊娠の安定と情緒の安定、生まれてくる子ども達のアレルギーの予防を計ることが出来るのです。毎日の味噌汁を、ぜひ習慣にしてください。