まるごとピーチタルト | 型にはまったお菓子なお茶の時間

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主に日々のお茶のお供を記録しているブログです。
レシピの配合はあくまでも「個人的な作りやすさ」と「私好みの味に合わせたもの」になっていますので、レシピそのものよりも、作業する際の理由やポイント自体がお役に立てましたら嬉しく思います!

時期になると楽しみにしている人も多い、今では多くのケーキ屋さんで見かけるようになった季節メニュー、まるごと桃が乗った贅沢なタルト。

初めて見た時に感動したのを覚えています。

同じタルトでも、切ったフルーツを乗せてあるか、まるごとの桃を乗せてあるかだけの違いなのに、インパクト大。

最近は小さなメロンなど他の果物でも同じようにまるごと使ったメニューを見かけるようにもなりました。

コンポートはタルトに乗せず、クリームを詰めて冷やしただけでも特別なスイーツに。

手前は白桃、奥は黄桃のタルトです。



ただ見た目重視のこのタルト、どこを食べても美味しいけれど、最初から最後までタルトとして食べるにはバランスが良くはありません。

卵の残りが出たり、倍量で作ったほうが作りやすいタルト台など、少量で作ろうとすると半端な数字になってしまいますが、ここでは少量でも作ろうと思えば作れるように数値を出しました。

タルト生地や卵白は冷凍保存ができて使い道も多いので、倍量作り、必要な分だけを取り分けて、他のお菓子に使う方法もあります。

また、桃は乗せずにカットして一般的なフルーツタルトにするならば、アーモンドタルトは倍で作っても余らせずに作ること可能。

一般的な桃のタルトとして作りたい場合は、いちごのタルト の配合を参考にどうぞ。



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~材料~


 6cmサイズのタルト台 4個分


 ☆タルト台

   バター 30g

   粉砂糖 20g

   全卵 10g

   アーモンドパウダー 10g
   薄力粉 55g


 ☆アーモンドクリーム

   バター 30g

   砂糖 30g

   全卵 30g

   アーモンドパウダー 30g


 ☆カスタードクリーム

   卵黄 2個分 (30~35g)

   砂糖 40g

   薄力粉 15g

   牛乳 160cc

   バニラのさや 2cm分

   バター 5g


 ☆桃のコンポート

   桃 6個

   水 800cc

   砂糖 120g

   レモンの輪切り 1個分 or レモン汁 30cc
   ワイン 好みで



~作り方~


①上記のタルト生地とアーモンドクリームの材料で、桃の底と同じくらいの大きさのアーモンドタルトを作り、途中冷蔵庫で生地を休ませている間などに桃のコンポートやカスタードクリームを作る

 →作り方はアーモンドタルト レシピ参照

 →写真のタルトには6cmのブリキタルトリング使用


②桃の種をスプーンなどでくりぬき、割らずに1個まるごとコンポートにする

 →作り方は桃のコンポートレシピ 参照、皮も一緒に煮る事で表面がほんのりピンク色に


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③カスタードクリームを作り、冷やしておく


 1.溶いた卵に砂糖と薄力粉を混ぜ、牛乳を少しずつ加えながら溶き伸ばしてバニラビーンズを加え、小鍋に入れて泡だて器か木べらで混ぜながらとろみがつくまで中~強火で加熱し、小麦粉にしっかり火を通す

 →バニラビーンズはさやをしごいて粒を入れ、なければ最後にバニラオイルやエッセンスを加える


 2.バットなどに流し入れて、表面にぴったりとラップを張り付けて冷まし、粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間~冷やして、再度泡だて器でなめらかに混ぜる

 →うまくできていれば、冷やしたあとに生地がつかずにきれいにラップが剥がれる


④桃のコンポートのくりぬいた種の部分のくぼみのシロップを切り、丸口金をつけた絞り袋でカスタードクリームを絞り出し、アーモンドタルトに乗せて冷蔵庫で冷やす



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