娘の絵本、まさかの感動で涙 | 西方見聞録(旧パリレポート)

西方見聞録(旧パリレポート)

2015〜2020年パリ、2020年4月に本帰国しました。帰国後も”これは!”と思うものを探し、レポートしています!!

自分は今

2歳になった娘の子育て真っ只中。

ままごとが大好きなお年頃


最近は言葉をかなり覚えて

私たち(自分と奥さん)とも

会話するようになってきたし、


結構会話の内容も覚えてるので

うっかり変なことは言えません。


そんな娘ですが、

これは子どもが持つ天才的な能力なのか

ちょっと想像を超えた事を言うことがあり

はっ、とさせられる事があります。


その一つで、思わず涙してしまったのが

キングコングの西野亮廣さんが書いた絵本

「えんとつ町のプペル」を

読んであげていた時の事。


2年前に購入したこの本。幼児にはかなり難しい

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※ここからは「えんとつ町のプペル」の

結末に触れるので、

まだ読んでいない方でネタバレが嫌な方は

読むのを中止してください。

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主人公の子と、

ハロウィンの日に突然現れた

ゴミ人間の話ですが


このゴミ人間は

実は亡きお父さんが主人公に会いに来た姿だった

という話。


簡単に書きましたが、

実際読むと話は結構複雑です。


そしてこの本を、

たまに2歳の娘に読んであげるのですが、

するといつも、このゴミ人間が登場するや

「これ、お父さん?」と言って

私を見てくるのです。


上にも書いたように

この絵本は結構深い話で

とても2歳児に理解出来るような

内容ではないのですが

インスピレーションなのでしょうか。


曇りなき眼でまっすぐ自分を見て

「これ、お父さんなの?」と言われると

驚きと同時になぜか涙が出てしまう、、、


子供の持つ、不思議な能力を

感じざるを得ません。

ゴミ人間が、会いに来たお父さんだと分かったシーン


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子供の能力は保育園でも驚かされます。


保育園は夕方18時頃に

親たちが迎えに行くのですが、


園には0歳児から5歳児までがいて

一つの年次に何人も子供がいるので

迎えの時間は親と子供がわさわさして

なかなかカオスなわけです。


同じ年次の子と親は

もちろん名前と顔を認識できるのですが


他の学年となると

子供の顔はわかっても

親の顔は、なかなか結びつきません。


そんな中、

先日、病院に行くため

通り道の公園内を

平日昼間に自転車を走らせていると


前から娘の保育園の

ひとつ上の年次の子たちが

列を組んでお散歩してるではありませんか。


こちらはマスクをしてるし

サンバイザーもかぶっている状態。


一つ上の年次の子たちだー。

かわいいなー😄


と、園児たちとすれ違うや

その瞬間、


「あ!

●●(うちの子の名前)ちゃんの

お父さんだ」


という声が!


え!?!?😳😳😳


自分のこと、認識したん!?!?

3歳児が!?

話したこともないのに??

こちらはマスクと帽子をかぶってるのに!?


もうびっくりしてしまって

しばらく自転車を止めて

園児たちを見てしまいましたが、


つまり、園児たちは

話したこともない

他の学年のお父さんとお母さんも

誰のお父さんかお母さんか

認識してるというわけです!


我々大人たちは

おそらくほとんどの人たちは

他の学年の子と親を一致させることは

できません(ましてや名前まで)


子供の認知能力、すごいものがあります。


※その日、園児が保育士の先生たちに、私が平日昼間に自転車で公園を走っていた、という話をしたそうで、それが先生たちの間で話題になったそうです、、、こわっ!


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ところで、タイトルの

「娘の絵本、まさかの感動で涙」の回収ですが、


これは娘に読んであげる絵本に

結構感動させられて、

読みながら涙を流してしまうことも多々ある、

ということ。


うちの娘の保育園は

「アンジェリカ」という保育園で

絵本がめちゃ充実してることがウリなのですが

(毎週、3冊まで借りられる)


娘は絵本を借りる日は

絵本コーナーに走っていって

めちゃ適当に「これ読みたい!」と

本を選んできます。


その中で、最近借りてきて

感動させられた本が、こちら。

「ザガズー」。変わった名前の本です


「ザガズー じんせいってびっくりつづき」

という名の本です。


何の気無しに娘に読んでいると、、、


これはぜひ手にとって読んで頂きたいので

オチは言えません。


最後、どーーん、と来ます。


そうかーーーーーー、、と。


人生って、そうだよなー、と。



この日娘が持ってきたもう一冊が

こちら。

「まって」。こちらも心がきゅっとします


こちらは「まって」という絵本。

子供を連れて出かける母親。


急いでる母親は、子供の手を引いて

「早く行くよ」と言いますが、

子供は色々なものに注意を引かれて

「まって」と足を止めます。


街を歩く犬に気を引かれたり、

看板のアイスクリームに気を引かれたり

雨が降ってきて雨粒を舐めたり、


そして、最後、

急いで飛び乗ろうとした電車を前に

「早く早く!」と急き立てるお母さんに

子供が「まって」と言って

その指を指した先に見えたものは、、、


という話。


毎日せわしなく、何かに追われて過ごす

大人が忘れてるものは何か。


結論の一枚の絵を見たとき、

おそらく皆さんは「はっ」とさせられるでしょう。


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このように、日々、娘が借りてくる絵本に

「はっ」とさせられる日々。


まさか絵本って

こんな深いものだったなんて、、、


他にも、NHKの「おかあさんといっしょ」や

「みいつけた」という子供番組の

クオリティーの高さに驚かされたり、


それらの番組で流れる歌に

名曲があったりと

びっくりさせられる毎日です。


このような名作に溢れる

子供の本や歌、

しっかり子供と向き合って

親としても一緒に成長できればと

思う次第です。

最近の娘を動画で撮りました!カメラの進化が凄くて、映りがめちゃ良い😅