PARCO Produce 2021
『ジュリアス・シーザー』
Julius Caesar
【東京公演】
2021年10月10日(日)~31日(日)
PARCO劇場
作:ウィリアム・シェイクスピア
訳:福田恆存 演出:森新太郎
美術:伊藤雅子 照明:佐藤啓 音響:高橋巌
衣裳:西原梨恵 ヘアメイク:河村陽子
アクション指導:渥美博、亀山ゆうみ
演出助手:須藤黄英 舞台監督:林和宏
宣伝:ディップス・プラネット 宣伝美術:東學
宣伝写真:渞忠之
宣伝衣裳:宮本真由美、多田えつ子、青柳美智子、礒谷淳子、松本人美
宣伝ヘアメイク:白石義人、片桐直樹、笹浦洋子、藤原羊二
制作:大迫彩美、足立悠子、今市奈都子 ラインプロデューサー:冨士田卓
プロデューサー:尾形真由美 製作:川瀬賢二
出演:
吉田羊(ブルータス)
松井玲奈(シーザーの部下マーク・アントニー)
松本紀保(ブルータスの友人キャシアス)
シルビア・グラブ(ジュリアス・シーザー)
藤野涼子(ブルータスの妻ポーシャ/シーザーの養子オクテイヴィアス/市民)
三田和代(トレボーニアス/オクテイヴィアスの召使)
久保田磨希(キャスカ/市民)
智順(ディーシアス/市民)
中別府葵(メテラス・シンバ/市民)
小山萌子(シナ/市民)
安澤千草(リゲーリアス/市民)
水野あや(ボビリアス・リーナ/詩人のシナ)
鈴木崇乃(元老院レピダス/シーザーの妻キャルパーニア/市民)
西岡未央(ブルータスの部下ダーデニアス/市民)
清瀬ひかり(ブルータスの部下クライタス/市民)
岡崎さつき(ブルータスの部下ヴォラムニアス/市民)
原口侑季(アントニーの召使/市民)
高丸えみり(占師/ブルータスの小姓ルーシアス)
STORY
共和政末期のローマ、紀元前44年3月15日のジュリアス・シーザー暗殺とその後をめぐる物語。宿敵を破ったシーザーが民衆の歓呼を浴びながら堂々とローマへ凱旋するところから芝居は始まる。護民官や貴族のなかには、今や対抗勢力のなくなったシーザーに危険な野心を感じるものがいた。キャシアスも、その権力が益々強大になり共和政の伝統を破壊することを危ぶんでいた。そして、市民から厚い信望を得ていたブルータスを仲間に引き入れ、シーザーの暗殺を決行する。英雄の死に一度は混乱した市民たちも、直後に行われたブルータスの演説に納得するが、シーザーの腹心だったアントニーが弔辞を述べると、今度は逆に反ブルータスへと翻ってしまい……。【公式サイトより】
シェイクスピアの歴史劇をオールフィメールにて上演。
シェイクスピア作品をオールフィメールで上演するという試みは数年前に柿喰う客がやっていて、本作も『発情ジュリアス・シーザー』というタイトルで上演。ちなみに松井玲奈さんは本作のUstream配信をハイテンション実況をしてファンを戸惑わせていたけど、まさか自分もオールフィメールで出演することになるとは思っていなかっただろうな。
壁は鏡張りになっていて可動式。
衣裳は赤を基調にしていて、男性役だからといって男性らしい服装というわけではない。占師およびブルータスの小姓ルーシアスは白い衣裳だったけど、これは権力闘争に囚われていない、無垢な存在ということだろうか。
そういったビジュアル面は洗練されていたし、オールフィメールという違和感は特になかったけど、これといって惹きつけられるところもないままに終わってしまった。うーん、何が悪いというわけではないんだけど。
上演時間2時間15分。