あるいはエナメルの目をもつ乙女 プロデュース第2幕
『こどもの一生』
王子小劇場
作:中島らも
脚色・演出:青沼リョウスケ(劇想からまわりえっちゃん)
舞台監督:小川陽子 美術:いとうすずらん
照明:松田桂一 音楽:坂本弦
音響:谷井貞仁(Collage Sound)
音響操作:仲見歩野香
衣装:荒川智都 小道具:定塚由里香
振付:青沼リョウスケ(劇想からまわりえっちゃん)
歌唱/ダンス指導:八角ちゃん
演出助手:金子賢太朗(演人の夜)
稽古場代役:時吉海希(ターリーズ)
サポートスタッフ:西島朱里、八角ちゃん、竹田梓乃、倉貫翔太
宣伝美術:藤尾勘太郎
宣伝撮影/舞台写真:保坂萌
宣伝衣装:石澤希代子(あるいはエナメルの目をもつ乙女)
PV撮影/作成:つかてつお
映像収録/配信:まがたまCinema
制作:吉田千尋(LUCKUP)
企画/製作:石澤希代子(あるいはエナメルの目をもつ乙女)
出演:
STORY
製薬会社社長とその秘書は、瀬戸内海のとある孤島にある医学クリニックを訪れる。そこで行われている精神療法を受ける患者たちはストレスを取り除くため10歳の「こども」に返り、共同生活をすることになるが…【公式サイトより】
石澤希代子さんによる個人ユニット、あるいはエナメルの目をもつ乙女第2弾。石澤さんは2021年、江古田のガールズが本作を上演する際のキャストに名を連ねていたが公演中止となり、それ以来、本作を上演したいと思っていたとのこと。
私が劇場で本作を観るのは2012年版、2022年版に続いて3回目。それ以前のバージョン(古田新太さんが山田役)もテレビで見たことがあるが、いずれも大手製作で有名人が顔を揃えた上演だったのに対し、今回は小劇場。それでもまったく引けを取ることなく、むしろこうした心理スリラー系の作品は小劇場の方がより恐怖が感じられた。
最初と最後に披露される坂本弦さんによるオリジナル曲&ダンスもいい。劇想からまわりえっちゃん『もう一度、僕を孕んで』の劇中曲に続いてハマりそう。笑
キャストではエナメルの前作『フローズン・ビーチ』の演出を務めた助川紗和子さんがとてもよく、ダンスの時の表情がひときわ目を引いた。社長役の高木健さん、山田役のムトコウヨウさんもそれぞれ適役(や、全員適役だったけどね)。
上演時間1時間56分。