個人で糖質制限を始めるのは簡単なのに組織では…… | ブラックジャックの孫 間 黒助 の ガン治療研究ブログ


間 黒助です。




糖質制限は、

実行すること自体は非常に簡単です。

必要な知識は食材に含まれる糖質の量だけあり、

それ以外の知識も努力も不要です。

「今日のランチから白米を食べないようにするかな」

と思い立つだけで始められます。


しかし、

糖質制限食を一般的に家族で摂る朝食や夕食だけでも始めようとすると、

物事はそんなに簡単ではありません。

家族全員の食事をどうしたらいいのか、

という大問題にぶつかるからです。


家族全員に糖質制限について理解してもらおうとすると実に大変です。

むしろ最初は理解してもらえないことが多いはずです。

特に小さな子供がいる場合、

子供に糖質制限をしても大丈夫なのか、

成長期の子供が糖質を摂取しないで成長が妨げられないのか、

とまだ結論が出ていないことが多いです。

場合によっては献立を2種類作る必要さえあります。


そして主婦にとっては、

それまで慣れ親しんだ “ ご飯とおかず ” という方程式が、

通用しなくなってしまうことを意味します。


主食という言葉を忘れてみる 』 に書きましたが、

日本人の食事の基本は、

“ 白米と、白米を美味しく食べるためのおかず ”

という組み合わせであり、それを数百年続けてきました。

まさに日本人の食の原点です。

そういう、

“ 白米を美味しく食べるためのおかず ”

を作るための様々なノウハウが積み重ねられ、

世代を超えて引き継がれてきたのです。


糖質制限は、

そういう数百年の積み重ねを一挙に崩壊させてしまいます。

ある時代、集団を支配する考え方が劇的に変化すること、

これまでの常識が一挙にひっくり返ってしまうような変化のことを、

『 パラダイムシフト 』 と呼びますが、

この糖質制限もパラダイムシフト級の変化であり、

それ故に、

“ 個人で糖質制限を始めるのは簡単だが、集団に糖質制限を導入するのは困難 ”

ということになります。


家庭という社会の最小単位ですら容易ではないのだから、

会社とか地域のような大きな単位になればなるほど、

糖質制限というパラダイムシフトは、

さらに受け入れ困難となるのは当然だと思います。

組織は大きくなるほど保守的になり、

大きな変化を受け入れたがらないものです。

しかし、

変化を受け入れることができる個人は必ず存在します。

常に脳みそのアンテナを伸ばして、

新しい考えや情報をキャッチしようとする人間です。


やがて、

そのような人間の説明を受け入れる人間が次第に増えてきます。

そして、

社会を構成する人間の世代交代により、

“ 社会の常識 ” はいつの間にかひっくり返り、

パラダイムという社会の常識が大転換します。

天動説から地動説へのパラダイムシフトはまさにそれでした。

僕は糖質制限もそれと同様だと確信しています。


現時点では糖質制限はまだごく一部の人間が実行しているだけですが、

僕の知る限り糖質制限を始めた人で、

元の糖質食に逆戻りした人間はほとんどいません。

それは、

糖質制限をすることで体調が良くなり、

体型がスマートになるという効果を実感しているからでしょう。

アトピーが治ったという人も数名います。


そしていったんその絶大な効果を体験してしまうと、

もう元の “ 糖質食生活 ” になんて戻りたくなくなるものです。

いったん痩せられて体調も凄く良いのに、

太った体型に戻りたい人なんていないでしょう。


つまり今後、

糖質制限食をする個人が増えることはあっても、

減ることはないと考えられます。


これは、

1度でも携帯電話を使ってみれば、

もう以前の公衆電話を探して電話をかけていた時代に戻れないのと同じです。


糖質制限は誰でも簡単に痩せられるのがいいところです。

肉、魚、葉野菜などは食べてもOKなので、

ダイエット中の空腹感もなく、元気に痩せられます。

ポイントとなる糖質については下図を見て下さい。









糖質は糖類を含み、

炭水化物は糖質・糖類を含みます。

『 糖質ゼロ 』 とうたった商品なら問題ありませんが、

『 糖類ゼロ 』 の場合は糖質が含まれている場合があることに注意して下さい。


<炭水化物>

炭水化物には糖質の他、食物繊維も含まれます。

炭水化物は血液内のブドウ糖の濃度(血糖値)を上げ、脂肪がつきやすくなる。


<糖質>

米や小麦に含まれるでんぷんなどの糖や糖アルコール(糖質甘味料)、

合成甘味料、糖類を含む。

『 糖質ゼロ 』 とはこの部分がゼロのことです。


<糖類>

単糖類(ブドウ糖や果糖など)と二糖類(砂糖など)を指します。

『 糖類ゼロ 』 とはこの部分がゼロなだけで、糖質がゼロとはなりません。




また、

酒の糖質量は種類によってかなり違います。

ビールや日本酒などの “ 醸造酒 ” には糖質が含まれます。

特にビールはグビグビ飲んでしまうため、

血糖値の上昇 → インスリンの追加分泌 → 肥満の元になりやすいと言えます。


一方、

焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウオツカ、ジンなどの蒸留酒は、

製造過程で糖質がなくなるので安心して飲めます。

コップ1杯程度ならビールも影響はないし、

蒸留酒なら全く問題なしです。


※ 100ml 当たりの数値※








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