“ロボット化”する日本の農業。
生産効率を高める技術の進化がスゴイ
トラクターのロボット化で作業効率を大幅にアップ! ヤンマーは無人ヘリコプターの開発を1980年代から始め、同社だけで250機を超える機体が運用されている。自動運転トラクター「ロボトラ」を開発中で、各地で実証実験を行っている。写真は2台のトラクターを並走または縦走させて、作業効率を2倍以上にする試み
今、自律して作業できる“ロボット”の開発が加速度的に進んでいる。ロボット技術の進化によって、急速に変わりつつあるニッポン産業の現場を追った。
◆ロボットの導入で生産効率を大幅アップ!
農業分野でも生産効率を高めるためのさまざまな技術が生まれている。中でもヤンマーが開発中の自動運転ロボットトラクター「ロボトラ」に注目が集まっている。
~中略~
「日本の生産年齢人口は、この先、減少していくことが確実。その減少を補うためには、移民を受け入れるか、ロボット化を推進するしかありません」
と経済ジャーナリストの片山修氏は言う。そして、国民の間で移民政策のコンセンサスが取りづらい現状では、ロボット化に邁進するのが現実的だ。
「変化する際は、何事にもメリットとデメリットがある。ロボット化に関して言えば、労働効率を上げられる一方で、ハッキングなどでロボットが暴走する危険性などが容易に考えられます」
こうした危険性も考慮し、高度化していくロボットの産業活用を、今後もしっかりと注視していく必要がありそうだ。
原文はこちら
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20160320-34602524-aspa
記事内にもあるように、何事もメリット・デメリットがあります。
アメリカのように広大な農地を少人数で管理し、とにかく効率を重視して生産量を上げる。
このようなやり方であれば、機械化のメリットも大きいかもしれません。
しかし、個人的には、日本の農業にロボット化は向いてないように感じます。
日本の農地自体が狭く、メリットの恩恵が十分に得られないと思います。
ロボットを活用し、農家さんの負担が減るのは良いことです。
しかし、ロボットありきの農業になってしまっては、いかがなものでしょうか?
機械は、どんなにメンテナンスをしていても、壊れるときは壊れてしまいます。
その時にまったく生産できない状況になることが、どんなに大変な事態になるか容易に想像できます。
理想論ではありますが、
日本の生産人口が減っていっている。
その流れを如何に変えるか、如何に若者に農業の大事さをわかってもらうか、如何に生産人口を増やすか。
そんな議論に学生さんのような若い世代を巻き込んでいけるといいなと思います。