「低炭水化物ダイエット」の落とし穴 | 幸食研究所ブログ

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最近とても耳にする「炭水化物抜きダイエット」「糖質制限ダイエット」

炭水化物以外であれば食べても良いということで、ダイエットの天敵である空腹感を感じることが少なくなります。

炭水化物を食べなければ、体に蓄積されている脂肪が燃焼してエネルギーを作るようになります。

当然、体重は減ります。

しかし、三大栄養素の一つである「炭水化物」を抜いてたり制限したりして、健康に影響はないのでしょうか?

ノルウェーの研究チームが検証を行いました。



低炭水化物ダイエットによる代償とは?1,369人のデータを分析

◆低炭水化物食は健康に良い?調査により次のような結果が得られました。

低脂肪食の参加者と比較し低炭水化物食の参加者に、体重のより大きな減少を認め(加重平均の差 -2.17kg;95%信頼区間-3.36~-0.99kg)[....]、LDLコレステロール値は上昇(加重平均の差0.16mmol/l;95%信頼区間0.003~0.33)した。

低炭水化物食の継続により、低脂肪食よりも体重減量効果はあるが、悪玉コレステロールの値は上昇するという結果でした。

肥満が食事制限で改善できることは魅力的かもしれません。しかしながら、炭水化物はタンパク質や脂質と並び、3大栄養素の一つであり、健康的な生活を送るうえでとても大切な働きがあります。一方、コレステロールの状態を良好に保つことは、心臓病や脳卒中の予防には大切だとも言われていますので、低炭水化物食を取り入れる場合には注意が必要かもしれません。

元記事はこちら
https://medley.life/news/item/56c2f26b2dde4a13008b9491


結果、体重は減るけど悪玉コレステロールが増え、血液がドロドロになってしまい、体内のpHバランスが崩れてしまいます。

血液の流れが悪ければ、様々な健康上のデメリットが発生します。

・脳まで栄養素が回りづらく、集中できなくなる
・疲れやすくなる
・肝臓機能の低下

心臓病や脳卒中だけでなく、普段の生活においてもリスクがあります。

そもそも「炭水化物抜きダイエット」とは、血糖値の上昇を抑えられるところに着目された、糖尿病の方向けのものであります。

当然、健康な人が行えば悪影響が出てしまいます。

炭水化物を摂取しているからこその健康。

忘れないようにしましょう。