バークリー大学にて 1999
僕にとっては多分、僕の偉大な師であるジョンレノンに言及することなしにポピュラーミュージックについて話すことは無理だよ。彼は他のアートの形からの要素も染み込ませたうえでポップミュージックのねじり方やひっくり返し方を定義づけてくれた人なんだ。そして彼はしばしば非常に変わったものであり、なにかとても美しいもの、とても強力なものを作った。そして招かれもしないのにジョンはどんな話題でも自分の出番だと感じて意見を豊富に持っていた。僕はそれに共感していた。
ジョンに関して魅力的なのは彼のユーモアセンスだった。まるで現実みたいじゃないけど、僕は最初、1974年にエリザベステイラーからジョンを紹介してもらったんだ。ミス テイラーは僕に彼女の映画を製作させようとした。
僕らはロスアンゼルズにいた。ある夜、彼女がパーティーを開き、そこでジョンと僕の両方が招待されていた。年上の人間と年下の人間の礼儀作法に従って、僕らは礼儀正しかったよ。僕らには2、3歳の差はあったがロックンロールにおいてはそれは(世代)だった。わかるよね?
ジョンはリヴァプールなまりで(新顔がいるね。)って感じだった。僕は(ジョンレノンだ!なんて言っていいのかわからない。でもビートルズについては話さないでほしいなあ。本当に馬鹿みたいに感じるから)って思ってたよ。
彼は言った。(やあ、デイヴ)。そして僕は言った。(僕はあなたが作った音楽はすべて聞いてますよ。ビートルズ以外はね。)
二晩後、僕らはグラミー賞のバックステージにいた。僕は(シングス)っていう曲でアレサフランクリンにグラミーを渡さなければならなかった。そのショーの前に僕はジョンと話をした。僕は(アメリカは僕がしたことを本当に理解してくれているとは思っていない。僕は誤解されているんだ。)って彼に言った。僕は20代の頃、思ってもいないような状況に居たことを覚えている。
そしてビッグな瞬間が来た。封筒があけてグラミーが発表された。(ウィナーはアレサフランクリン!)アレサは前に出てきて、僕を一瞥すると、トロフィーを僕の手から奪い取って言った。(ありがとう。みなさん。私はデビッドボウイとキスすることさえも出来たのでとても嬉しいです。)そういうと、彼女は僕とはキスをしなかった!!彼女はぐるっと回って、舞台右手から出ていった。僕は舞台左手にすごすごと逃げていった。
ジョンはその時、僕のところに来てくれて、芝居がかったキスと抱擁をして、僕に言った。(ほら、デイブ。アメリカはあなたを愛しています。)
僕らはその後、順調にやっていった。ジョンはグラムロックのことを口紅をつけてロックンロールをやることだと言った。もちろんそれは間違いだが、とてもおかしかった。
70年代の終わりに僕らのグループが休日に香港に旅行していた。ジョンが主夫モードの時だね。ジョンはショーンに世界を見せてあげたかったんだ。そして裏道を探検していた時に子供がジョンに近づいてきて言った。(あなたはジョンレノンですか?)すると彼は言った。(いいや。違うよ。だけど僕も彼の財産には興味があるなあ。)僕はその言葉を良く盗んで使っていたよ。
(あなたはデヴィッドボウイですか?)と言われると(いいや。だけど僕も彼の財産には興味があるなあ。)と言うんだ。それは素晴らしいよ。子供は決まってこう言った。(ああ。ごめん。もちろん違うよね。)そして走っていった。僕は今まで聞いた中でファンを退ける為のセリフとしては一番効果的な言葉だって思った。
(君はひどい奴だ。君は僕の財産に興味があるんだろう?)それがジョンレノンだった。
2000年 ヴォーグファッションアウォードにて
ステラマッカートニーは輝かしく素晴らしい。彼女が両親から受け継いだのはその(賢さ)だ。彼女が音楽をやらなかったのがその証だよ。彼女はその賢さで自分の才能の方向性を理解しているのさ。本当に賢い人間というものはいつだってそうなんだよ。若い女性にとっては(マッカートニー)といえばもはや(ステラマッカートニー)のことなんだ。
みんながそれぞれ自分達の世界で生きているけど、その世界の頂点に立たせるのは決して(才能)ではない。例えば君がポールマッカートニーやジョンレノンと5分間でも話せばその理由をすぐに理解することになるだろう。彼らを世界の頂点に立たせたのは(才能)ではない。その(賢さ)なんだよ。
君もきっと自分の所属する世界で賢い人間に上手く使われているんだろう?
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https://www.youtube.com/watch?v=HivQqTtiHVw
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https://www.youtube.com/watch?v=NZnryZ5rDbs
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https://www.youtube.com/watch?v=VbD_kBJc_gI
ポールマッカートニーのデヴィッドボウイに関するインタビュー
最初にデヴィッドボウイに会った時に大笑いしたんだよ。僕はその時まで彼を知らなかったんだ。彼によく似たデイヴィージョーンズという男が2度ほど僕のところに畏まった顔をしてテープを持ち込んできたことはあったんだけどね。その時、僕は何か感想を言ったと思うよ。その時のことを思い出して、僕らは二人で大笑いしたんだ。
2016 バークス
デヴィッドへの追悼
ポールマッカートニー
雨が降る朝、とても悲しい知らせで目覚めた。デヴィッドは偉大なスターで、僕は彼と過ごした時間を大切に思っている。彼の音楽は、ブリティッシュミュージック史上極めて重要な存在であり、彼が世界中の人々に大きな影響を与えたことを考えると誇らしい。彼の家族にお悔やみ申し上げます。僕は、彼と共有した笑顔の数々を忘れない。彼の星はこの空で永遠に輝き続ける。
リンゴスター
デヴィッドボウイに神のご加護を。ご家族の皆さんに平和と愛を。
トニーヴィスコンティー
彼はいつだってやりたいことをする人でした。そして、自分のやり方で、ベストな方法でやろうとする人でした。彼の死も彼の人生と変わりません。それはアートとしての作品だったのです。私達のために彼は別れの贈り物として『★(ブラックスター)』を作ってくれました。こうなるであろうことは1年前には知っていました。しかし、私は準備ができていなかったのです。彼は桁外れの人物でしたし、愛と生活に溢れていました。彼はわたしたちと共にいてくれるでしょう。ただ、今は泣くときなのです
https://www.youtube.com/watch?v=AGWRpPHYSwA
ジョンと
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ジョンカヴァー
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ビートルズ カヴァー
https://www.youtube.com/watch?v=CSoYvI9t3ug
ポールと共演