私事ですが、最近はどうも体調が悪く、なかなかブログを更新する気になれませんでした。
ですが、ようやく回復したので、ちょっと記事を書いてみます。
2015年6月に、内戦下のシリアに入国後、行方不明となり、その後現地の武装組織「ヌスラ戦線」に身柄を拘束されていることが判明したジャーナリスト安田純平さんの最新映像が、7月7日に共同通信に入手された。
この映像は、「ヌスラ戦線」とつながりのある、あるシリア人男性が6日に自身のFacebookで公開していたもので、男性は「ヌスラ戦線」の代理人からこの映像を受け取ったとのだとか。
これが撮影されたのは、昨年の10月のことらしい。
【KyodoNews】
家族に「会いたい」 安田さんとみられる映像
映像を視た限りでは、安田さんはとても落ち着いており、特に心身を病んでいるような様子はうかがえない。
もともと安田純平さんを拘束したのは、「ヌスラ戦線」ではなかった。
「ヌスラ戦線」の支配地域で活動している、とある“ならず者集団”が、安田さんを捕らえたのだった。
安田さんの関係者からの問い合わせを受けた「ヌスラ戦線」が、その事実を知り、“ならず者集団”を制圧して安田さんの身柄を引き取ったのである。
前述したように、それは2015年6月のことだった。
映像が撮影されたのは2017年10月。丸2年以上、安田さんは生かされ続けていたのである。
私はこの際、断言するが、要するにシリア国内で“ならず者集団”に捕まった安田さんを、「ヌスラ戦線」が救出して保護してくれていたのだ。
「ヌスラ戦線」はこれまでにも何人かの人を拘束しているが、一人として殺したことは無いと言われている。
その点、かのISIL(イスラム国)とはまったく違う。
後藤健二さんと湯川遥菜さんのケースとは違い、安田さんの救出は極めて容易なはずなのだ。
しかし、安倍政権はまったく動こうとしない。
多くの国民が水害で苦しんでいて、死者まで出ているときに、飲み会を開いてドンチャン騒ぎをしているような輩に、期待する方が間違っているということなのだろう。
私には、「ヌスラ戦線」よりも、安倍晋三とその一味の方が、よほど人殺しのテロ集団に見える。
せめてもの気晴らしに、そんな腐った政権を国会で糾弾する山本太郎さんの動画をどうぞ。
ちなみに朝日新聞の報道によれば、現在安田さんを拘束(?)している組織は、「シャーム解放委員会」というのだそうだ。
これは(旧ヌスラ戦線)と付け足されているので、「ヌスラ戦線」が発展・変化した組織か、中の一派が独立した組織か、いずれかだろう。