「Sleeping Murder(スリーピング・マーダー)」(2006年)10枚+1枚 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

 

原作とは違った「ヒロインめでたし」

 

ジェラルディン・マクイーワン様ミス・マープルを、

ゆるゆると拝見しております。

 

 

ニュージーランドから、結婚後の新居を求めて、

婚約者より一足先にイギリスへやって来たヒロイン。

(原作では新婚。このドラマ版のアレンジ、「ほのぼの」に繋がってて嬉しい☆)

 

 

 

そして、思い描いた通りの、海が見下ろせる、ヒルサイド荘に一目惚れ。

即決する幸福。その次の瞬間、何かが彼女の中で不安を呼び覚ます。

 

 

で、勿論、それが過去の殺人事件へと結びついていき、

事件解決の為に、ミス・マープル登場という運びとなるのであります。

 

 

旅芸人一座が絡む当たり、横溝正史先生も入ってる感じでいいわあ。

草笛光子様が出て来ちゃいそう。

ソフィア・マイルズ様演じるヒロインが、美人なんだけど、

柔らかなふんわりした性格で可愛らしい。衣装も素敵です。

 

 

 
 

 

彼女を案内するよう、上司である婚約者に命令された部下を、

エイダン・マクアードル様が演じられて、これまた柔らかないい感じ。

(単にみどりの好み?ハンサムではないけど穏やか。)

ミス・マープルが、最後に「まだ結婚したわけじゃないわよ」と肩を押し、

彼に、プロポーズさせるラストの、未来への幸福感が、

アガサ・クリスティー様がミス・マープル最後の事件として書かれた当作品。

 

 

映像化作品ならではの晴れ渡った空の下、優しく描かれて嬉しい。

エイダン・マクアードル様は、ポアロ最後の事件「カーテン」にもご出演。

英国の役者冥利に尽きるのではないでしょうか?

 

 

ジェラルディン・チャップリン様がご出演なのも、豪華なキャスティングでした。

+1枚。彼女の脳裏に浮かび上がってくる、絞殺される「若い女」・・・

 

 

どうも、バネッサ・パラディ様を想い出すお顔なのでありました。