IVYからチャンピオンを語る | チャンピオンマニアの視点

チャンピオンマニアの視点

チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

今日はIVY関連の書物「MENS CLUB増刊号」に関してお話したいと思います。

もちろんチャンピオンマニアだけにチャンピオン抜きで

話をするつもりはありません。

かの有名なIVY書「TAKE IVY」の初版本が発売されたのは1965年でした。


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当時、男のファッション誌として一番売れていた「MENS CLUB」ではIVY一色で

その流行から71年、72年、73年、74年、75年と5回にわたって1回/年のペースで別冊のIVY特集号を発刊しています。


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第2集の「IVYCO-OPS」という紙面には

 

「チャンピオンなんでいうメーカーみたいに

全米のコープをみんな引き受けている大会社があって

大量仕入れで格安に作る…」なんで記述や

 

「例のチャンピオン社のトレーナーがズラリと並んでいます。

大人物ばかりでなく、1才用からありますので、兄貴の子供でも買って帰れば喜ばれます。

トレーナーで4、5ドル、Tシャツで3ドルくらいです。」なんていう記述もあります。

当時のレートで約300円/ドルですからスエットで1200~1500円。

Tシャツは900円てことになります。

かなり安いです。うらやましい!

 

また、第3号の巻末の「現地取材よもやま話」というところでは

 

「スポーツユニフォームないしはそれに準じたシャツやパンツの愛用者の多いことです。

卒業年度の数字を染め抜いたシャツを着ている学生やフットボールジャージのように

単に意味のない数字のはいったものを多く見かけます。

これらのナンバードシャツと共に多いのが校名やフラタニティーの頭文字の入った

レタードシャツです。長袖もあれば半袖ものがあり、ツー・トンもあります。」

なんて今までよりもアスレTを着ている人が増えてきているという記述もあります。

 

つまり、東海岸ではこの1973年ころからチャンピオンの需要が高まり

且つ、西海岸では時を同じくしてジョギングブームが到来し

(西海岸のことは近いうちにお話ししたいと思います。)

チャンピオン全盛期が始まっていくのであります。

 

それではこのIVY特集号からアスレT写真をいくつかご紹介します。


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プリンストン大学のボート部の練習風景の1コマ。

んん~文字の書体、袖の雰囲気からチャンピオンかラッセルっぽいかなぁ。

 

 

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ブラウン大学のフットボールのフォーメーション練習風景。

左の2人は確実に88のバータグっぽいです。

 


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ダートマス大学でのTRACK&FIELD練習風景。高校時代のTシャツを着ての練習。

当時は母校のアスレTを着て練習は当たり前だったようです。

これも確実にチャンピオンだな。染込みバータグの100%コットンかな。

こちらがそれと同じもの。


そして

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こちらはブラウン大学の学生。この文字の感じと袖の長さからチャンピオンじゃなさそう。


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このリンガーTも青杢だがネックがバインダーネックになってないのでチャンピオンじゃないかな。